2023年5月10日

更新:2023年5月25日

英語のスピーキングを伸ばすには?効果的な練習法とおすすめアプリも紹介

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「オンライン英会話に挫折し、独学でスピーキングを伸ばせる方法を知りたい」 「英語の読み書きはできるけど、スピーキングでも自信を持ちたい」 こういった悩みを抱えていませんか。

英語を話せるようになるには、効果的な練習法を理解することが大切です。その方法は、なぜスピーキングが上達しないのか、自分の苦手な分野をはっきりさせることで見えてきます。 

今回のテーマは、スピーキングが伸びない原因と対策です。5つの原因を挙げながら、独学でできるスピーキング練習法やおすすめアプリを紹介します。

 うまく話せないモヤモヤを解消し、流暢にスピーキングができるようになりたい人に向けて、今日から自習できるノウハウをまとめたので、ぜひご活用ください。

英語のスピーキングを伸ばす3ステップ

英語のスピーキングを伸ばす3ステップを解説します。

上達しない人は、なんとなく気になった練習法や世間で流行っているトレーニングを試しがちです。しかし、効果を感じられる途中で挫折することも珍しくないでしょう。

3つのステップに沿って練習を続けると、自信を持ってスピーキングができるようになります。

得意な分野でアウトプットができるかを確認する

【スピークバディ英語学習Q&A】「スピーキング力アップのためコツ」Harueコーチの回答

「まずは、得意な分野で正確性、表現の幅、構成を意識したアウトプットできるか確認を。言えない表現は独学の場合、英文記事をネット等で調べ、そこから使える表現をストックし、応用する。」

まず自分が得意な分野で、どのくらいスムーズに英語でアウトプットできるのかを確認してみましょう。確認する際は、好きなことや馴染み深いことを独り言で話してみてください。

アウトプットは録音することを推奨します。日本語で話すときに比べてどのくらい言いたいことをスムーズに話せているのかチェックします。

その際にうまく表現できなかった箇所があれば、言いたかった表現に近いものをインターネットで探してみましょう。1パターンの表現のみでなく、いくつかの表現をストックするのがポイントです。そうすると、時と場合によって使い分けられる表現が増え、語彙力の向上にもつながります。

課題を見つけ、効果的な練習法を取り入れる

スピーキングに必要な能力は知識、発音、アプトプット力に大きくわけられます。その中で、苦手な分野を見つけてみましょう

具体的に課題を発見する方法を紹介します。

~ ケース① ~

■対象:自己紹介や自分の得意分野でも単語やフレーズがわからず言葉に詰まる人
■苦手分野:基礎知識が不足している可能性があります

~ ケース② ~

■対象:会話の際に発音が違うため正しく伝わらなかったり、相手によく聞き返されたりする人
■苦手分野:口や舌の動かし方、発声・発音のしかたに課題がありそうです

~ ケース③ ~

■対象:会話では瞬時に文章を組み立てられない人
■苦手分野:アウトプット力が不足している可能性があります(原因が1つとは限らず、単語・フレーズの知識不足も兼ねているかもしれません) 

このように自分の課題を把握すると、学習すべき内容が明確になります。漠然としていた苦手な分野が具体的になることで、克服したいモチベーションも上がりやすくなります

相手と円滑に話せる即興力を磨く

会話に必要な基礎単語とフレーズをインプットしたら、実践を意識したトレーニングを取り入れてください。

人と円滑にコミュニケーションを取るためには、瞬時にフレーズを思い出したり、知っている単語をつなぎ合わせて文章を作ったりする、即興力が欠かせません。そのためにはリアルなシチュエーションを意識したスピーキングの練習が大切です。

「実践練習できる相手がいない」「独り言英語をやってみたいけどハードルが高い」人はアプリを活用してみてください。

アプリを活用すると、強化したい分野を重点的にトレーニングできます。相手に気をつかうこともなければ、失敗して恥ずかしいと思うこともありません。

おすすめのアプリを後述するので、アプリを活用してスピーキングを伸ばしたい人はぜひ読み進めてください。

英語のスピーキングが上達しない5つの原因

英語のスピーキングが上達しない5つの原因を解説します。スピーキングが伸びない理由は1つとは限りません。自分に当てはまる課題がいくつあるか確認してみてください。

①英語の基礎力がない

以下の経験がある人は、英語の基礎力が足りていない可能性があります。

「英会話レッスンで先生が言っていることがまったくわからなかった」

「レッスン中に自分の言いたいことを半分も話せなかった」

スムーズに会話を続けるには、基礎的な英単語・文法の知識の習得が不可欠です。しばらく英語学習から離れている人は基礎力が衰えているかもしれません。 

必修の語彙を覚えているか自信がない人は、まず独学で基礎力を鍛えてください。土台の知識がないまま英会話スクールに入会しても、思うように話せないままレッスンが終わってしまうでしょう。

②英語を声に出す練習が足りていない

スピーキングを伸ばすには、英語を声に出す練習が欠かせません。1年以上英語学習を続けてもスピーキングがなかなか伸びない人は、学習がインプットに偏っていないか振り返ってみてください。 

単語・文法の知識だけ増やしても、英語を声に出す練習を普段からしていなければ、実践で瞬時に言いたいことが出てきません。

スピーキングを上達させるには、学んだ単語やフレーズがすぐに口から出てくるようになるまで、何度もアウトプットするのが大切です。スポーツや楽器の演奏と同じく、知識だけ詰め込んでも実践力は鍛えられません。 

インプット中心の学習をしていて、スピーキングが苦手な人は学習スケジュールにアウトプットする時間を必ず入れましょう。効果的なアウトプット法を後述するので、ぜひ参考にしてください。

③英語を話す心理的壁を乗り越えられていない

過去に単語を間違えて笑われたり、発音が間違っていて恥ずかしい思いをしたりしたのが原因で、スピーキングに自信を持てない人もいるでしょう。

「ネイティブのように完璧に話さなければ!」という意識が強い人は「言い間違える=恥」だと捉えがちです。それが心理的な壁となり「頭では言いたいことが思い浮かぶのに、口に出せない...」という状況に陥っているのかもしれません。

英語は意思疎通の手段のひとつです。プロの通訳は別ですが、多くのシチュエーションで英語を完璧に話すことは求められていません。相手が言っていることは理解できるのに、言いたいことがなかなか思うように話せない人は、自分の中にいつの間にか心理的な壁ができていないか振り返ってみましょう。

④発音のルールを理解していない

英語の発音にはルールがあります。アルファベットと発音の間に一定のルールがあり、ルールの知識があれば、知らない単語でもスペルを見れば、どういった発音をするのか推測できます。 

発音のルールを理解していない人は、スムーズに単語や英文を読めても発音はわからないことが多々あります。 

単語や文法の学習に意識が向き、発音のルールに学習時間を割く人は少ないかもしれません。しかし、英語には日本語にはない音がいくつかある上、特有のリズムやイントネーションも存在します

スピーキングを鍛えるには基礎的な発音のルールを押さえ、伝わる英語を磨くことが大切です。

⑤瞬時に文章を組み立てる力がない

相手と円滑に会話を進めるには、脳内で英文を瞬時に組み立てる力が欠かせません

時間をかければ文章をつくれるのに会話ではテンポよく口から出てこない人は、話す内容を日本語で考えているのかもしれません。会話のスピードについていくには、頭の中で英語の語順に沿って言いたいことを整理していく力が必要です。

たとえば、英語は主語のあとに動詞、そのあとに目的語がきます。

  • SVO(主語→動詞→目的語)

日本語は目的語と動詞の順番が逆です。

  • SOV(主語→目的語→動詞)

英語の語順に沿って瞬時に文章を組み立てるには、トレーニングが必要です。記事の後半で瞬発力を鍛えるのに適したアプリを紹介します。ぜひ参考にしてください。

英語のスピーキングのおすすめ練習法

スピーキングが上達しない原因別に、おすすめの練習法を紹介します。これまでの練習法では効果を実感できなかった人はぜひ参考にしてみてください。

①英語の基礎力がない人向け

スピーキングに必要な英語の基礎力がない人は、中学1〜2年生レベルの英単語と文法の復習から始めてください。

自分が言いたいことを的確に表現するには、基礎的な単語と文法の知識が欠かせません。中学生レベルの英語の知識があれば、簡単な日常会話で意思疎通に困ることはないでしょう。

基礎力が足りていない人はアウトプットより、まずインプットが大切です。中学英語を学べる教材を何度も復習し、基礎知識を頭に定着させてください。

また、単語を学ぶ際はフレーズとセットで覚えるのがおすすめです。以下に例を紹介します。

  • 単語:important (大切な)
  • フレーズ1:「It's important to study English everyday.」(英語を毎日勉強するのが大切です。)
  • フレーズ2:「Getting enough sleep is important to stay healthy.」(健康を維持するには十分な睡眠をとることが大切です。)

1つの単語につき、2~3のフレーズをセットで覚えると表現力の向上に役立ちます。

②英語を声に出す練習が足りていない

【スピークバディ英語学習Q&A】「シャドーイングのやり方とは?」谷口 恵子コーチの回答

「準備段階のステップを踏んで、最後にシャドーイングをするのがおすすめです。」

英語を声に出す練習が足りていない人は、1人でできるシャドーイングが適しています。シャドーイングとは、音声を聞いてすぐに復唱する練習方法です。

いきなりシャドーイングを始めるのではなく、準備段階の学習から徐々にシャドーイングに移行していく方法が効果的です。

そうすることで単語力、理解能力、発音の正確さを同時に磨けます。以下におすすめの学習ステップを紹介します。

  1. リスニング(音声を聞く)
  2. ディクテーション(音声を聞いて書き取る)
  3. 黙読理解(英文を読んで意味を理解する)
  4. 音読(英文を声に出して読む)
  5. リピーティング(音声を小間切れに聞き、真似して発声する)
  6. オーバーラッピング(音声と同時に話す)
  7. シャドーイング(音声を聞いて後を追いかける) 

このトレーニングに使用する音声は30秒ほどの教材がおすすめです。「少し難しい」と感じるレベルの教材を使ってください。難しすぎる教材だとストレスに感じ、挫折してしまうことも考えられます。

音声を一度聞いて、半分くらい内容がわかればちょうどいいレベルです。上記の7ステップを1週間ほどかけて丁寧におこなってください。

③英語を話す心理的壁を乗り越えられていない

英語を話す心理的壁を乗り越えられていない人は、以下2つの練習法がおすすめです。

  • AIと会話練習をする
  • ノンネイティブと会話練習をする
     

AIと会話練習をする

対面での英会話に抵抗を感じる人には、AIと会話練習ができるアプリがおすすめです。「間違ったら恥ずかしい」「人と英語で話すのは緊張する」人はとくに、まずAIと会話練習してみてください。AIと会話練習を重ねることで英語に慣れていき、徐々に心理的な壁が取り払われていくでしょう。

ノンネイティブと会話練習をする

ネイティブと会話する際にとくに緊張する人は、ノンネイティブと練習する機会を増やしてみてください。ノンネイティブ同士であれば、お互い間違えることや言葉に詰まることもあります。

そのため、過度にプレッシャーを感じることなく会話練習ができるのがメリットです。初心者のうちからネイティブと話す機会を増やしても、会話スピードが早かったり、聞き取れない単語が多かったりして、圧倒されてしまいがちです。

この結果、ますます英語を話すのが億劫になることもあるでしょう。ノンネイティブとの会話では聞き返したり、わからない表現を相手に気軽に聞けたりするため、多くの人にとって会話のハードルが下がるでしょう

④発音のルールを理解していない人向け

英語でスムーズにコミュニケーションを取るには、英語特有の発音ルールを理解するのが大切です。 

発音のルールを学んだことがない人は、まず音声変化を学びましょう。音声変化とは、単語の音がくっつくことで音が変わることを指します。音声変化を理解すると英語のリズムやイントネーションが身に付き、自然な発音で話せるようになるでしょう。

音声変化には、おもに以下の5つのルールがあります。

  1. リンキング(連結)
     単語の最後の音と、次の単語の最初の音が連結すること。
     
  2. リダクション(脱落)
     本来発音する音が発音されない現象。
     
  3. アシミレーション(同化)
     2つの音が繋がり、別の音に変化すること。
     
  4. フラップT(ラ行化)
     tやdの音が「ら行」の音に変化すること。おもにアメリカ英語で頻繁に発生する。
     
  5. 弱形
    be動詞、冠詞、助詞、代名詞、前置詞などが弱く短く発音されること。

音声変化をはじめとした発音の学習法を、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。 

関連記事:英語の発音を良くするには?基本の発音ルールとトレーニング方法

⑤瞬時に文章を組み立てる力がない

【スピークバディ英語学習Q&A】「会話の中で、とっさに英語が出てこない」Takuya_Sコーチの回答

「返答の型を集中して練習し、使える状態を目指すことがよいと思います。

瞬時に頭の中で言いたいことを整理し、スムーズに英語で言うのは簡単ではありません。話したいことをまとめるのに、考える時間がかかる人もいるでしょう。

その場合は、会話をつなげる返答フレーズをいくつか覚えてみてください。これらのフレーズでつなげているうちに、自分が言いたいことを頭の中で整理できたり、知っている単語を思い出せたりします。

以下、返答フレーズの例を紹介します。

  • Yes/Noが答えになる質問の返答

パターン1:Yeah, what about you?「うん、あなたは?」
パターン2:Yes, but sometime I xxx.「はい、ですがたまにxxxです」

  • Whyで始まる質問を受け、明確な返答が思い浮かばない時

パターン1:I'm not sure but xxx.「わからないけど、xxx」
パターン2:Let me think about this for a second.「ちょっと考えさせて」

途中で諦めずに話せるよう、会話をつなげるフレーズをうまく活用してみてください。

英語のスピーキング練習におすすめのアプリ

英語のスピーキング練習におすすめのアプリを紹介します。スピーキングが伸びない原因別に、効果的に練習できるアプリを紹介します。

無料で利用開始ができるサービスを中心に厳選しました。自分にぴったりのアプリをぜひ見つけてください。

①英語の基礎力がない人向け「Duolingo」

「Duolingo」は世界中で使われている人気の外国語学習アプリです。

初心者は英語の基礎学習から始められ、少しずつステップアップできるようにカリキュラムが組まれていますゲーム感覚で楽しみながら単語や文法を学べるのが魅力です。

このアプリは、アカウント登録なしで使用可能です。しかし、無料でアカウント登録をすると下記2つの機能が追加で使えるようになります。

  • レッスンの進捗状況の保存
  • 他ユーザーと学習を競い合えるランキングへの参加
     
特長単語・文法・リスニング・スピーキングクイズ
対応機種iOSAndroid
価格無料。有料版もあり(1,100円~/月額)

②英語を声に出す練習が足りていない「シャドーイング - 最短で英語が上達するスピーキング学習アプリ」

「シャドーイング - 最短で英語が上達するスピーキング学習アプリ」は、ネイティブの音声でシャドーイングトレーニングができるアプリです。

シャドーイングの際に、正しく発音できた単語は緑、できなかった単語は赤で表示されます。自分の発音の改善点が一目でわかるのが特長です

知らない単語は辞書機能で意味を検索できます。多くの単語を知らない初心者でも、スムーズにシャドーイングにチャレンジできるでしょう。

特長発音判定機能
対応機種iOS
価格無料。有料版もあり(480円/月額)

③英語を話す心理的壁を乗り越えられていない「英会話リスニング」

「英会話リスニング」は旅行・留学・ビジネスなど、1,460の幅広いシチュエーションで使えるフレーズが学べるアプリです。

ネイティブ講師がフレーズのニュアンスや、別の言い回しなどを豆知識として解説してくれるのが特長です。

ネイティブの英語音声をまとめて再生できる「フレーズ聞き流し」機能も搭載されています。リスニング学習もあわせておこない人におすすめです。

このアプリを活用し使えるフレーズを覚えておくと、実践でより自信を持って話せるようになるでしょう。

特長リスニング機能、ネイティブ講師の解説
対応機種iOSAndroid
価格無料

④発音のルールを理解していない人向け「Elsa Speak」 

「Elsa Speak」 は発音トレーニングに特化したアプリです。

ネイティブの発音と比較し、どのくらい正しい発音ができているのかをパーセンテージで教えてくれます。また、AIが音素レベルで発音を分解し、発音矯正に役立つヒントを教えてくれるのが魅力です。

無料でも使用できますが、レッスン数が限られています。より幅広く学びたい人は、1600以上のレッスンが用意されている有料版がおすすめです。

特長AIによる発音判定
対応機種iOSAndroid

⑤瞬時に文章を組み立てる力がない「TALKING Marathon®

「TALKING Marathon®」は、会話の瞬発力を鍛えられるアプリです。

アプリに表示された質問に6秒以内に返答するトレーニングを通じて、会話力と瞬発力を磨いていきます。1レッスンは5分ほどで終了するため、忙しい人も挑戦しやすいでしょう。

このアプリは他に比べ、月額費用が4,378円と高めです。しかし、2週間の無料トライアルが付いています。気になる人はまず、無料トライアルで使い心地を確かめてみてください。

特長6秒レスポンストレーニング
対応機種iOSAndroid

関連記事:スピーキングが上達する!無料の英会話アプリ6選&おすすめのAIアプリ

英語のスピーキングを鍛えるメリット

英語のスピーキングを鍛える3つのメリットを解説します。スピーキング練習の目的を見失ってしまった人はぜひ読み進めてみてください。

世界中の人とコミュニケーションを取れる

英語のスピーキングを鍛える大きなメリットのひとつは、世界中の人とコミュニケーションを取れることです。 

メールやチャットでも海外の人と交流できますが、会話のほうがより多くの情報を一度で交換できます。相手との親交も深められるでしょう。

スピーキングができると、海外旅行先で出会った人や日本で出会った英語話者とも友達になれるチャンスが増えます。

「海外の人と話したいけど、機会がない」人は無料の言語交換アプリ「Tandem」を活用してみてください。

このアプリでは、海外に住んでいる言語交換パートナーを探せます。1対1で会話するため、グループレッスンや大人数が参加する英会話イベントが苦手な人にもおすすめです。

仕事や転職・就職活動に活かせる

スピーキングを鍛えると、仕事で新しいポジションに挑戦できる機会が増えるだけでなく、転職活動にも活かせます。学生の場合は、就職活動で応募できる会社の数が増えます。 

最近は外資系のみでなく、英語を公用語にする日本企業もあります。また、TOEICのスコアだけに頼らず、スピーキングテストを導入する企業も出始めています

英語の筆記試験で高得点を取るだけでは、仕事で多くのチャンスを掴むのが難しくなるかもしれません。仕事で英語を活かしたい人は、高いスピーキング力が欠かせないでしょう。

資格取得やスピーキングテスト対策ができる

スピーキングを鍛えておくと、英語関連の資格やスピーキングテストにも有利です。資格やテストを受ける際は対策用の勉強も必要です。

しかし、普段からスピーキングを鍛えておくと、より少ない学習時間と努力で資格やテストにチャレンジできます。資格試験やテストの受験をモチベーションにし、スピーキング練習に励むのも有効です。

資格・テストにはおもに以下の種類があります。 

  • TOEIC
    リスニング力とリーディング力を測る「L&R TEST」と、スピーキング力とライティング力を測る「S&W TEST」があります。
     
  • 英検(実用英語技能検定)
    5級〜1級までの7段階の試験があります。3級以上は1次試験合格者のみ、2次試験でスピーキングテストが受けられます。 
  • TOEFL
    英語圏の大学で学ぶための英語力を測るテストです。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を測ります。

基礎力がある人も資格やテストを通じて、さらにスピーキングを鍛えられるでしょう。

英語のスピーキングを上達させる近道

英語のスピーキングを上達させる近道を解説します。

ここでは「課題を他人に見つけてもらう」と「客観的に自分のレベルを把握する」の2つの近道を紹介します。

課題を他人に見つけてもらう

「スピーキングを鍛えたいけど、現時点での課題が自分ではよくわからない」という人もいるでしょう。その場合は、他の人にフィードバックやアドバイスを求めるのが上達の近道です。

英会話講師・英会話コーチからフィードバックをもらう

英会話スクールを利用している人は、レッスンごとにフィードバックを講師に頼みましょう

小さな間違いであれば、指摘しない講師もいます。そのため「発音の間違いがあれば都度教えて欲しい」「文法が間違っていたら小さなミスも指摘して欲しい」など、あらかじめ伝えておくといいでしょう。

英会話スクールには、単発レッスンが利用できるスクールもあります。現在英会話スクールを利用していない人は、単発レッスンを活用し講師からフィードバックをもらうのもいいでしょう。

プロから具体的な課題や改善点を教えてもらい、優先的に学習すべき分野を把握するのが上達の近道です。

ネイティブの友人からアドバイスをもらう

英会話イベントやパーティで知り合った友人、または言語交換パートナーにフィードバックをもらうのも一案です。

「早く上達したいから、間違っていたら教えて欲しい」と丁寧に頼むと、協力してくれる人が見つかるでしょう。言語交換パートナーの場合は、ぜひあなたも相手の上達を積極的にサポートしてください。

お互いに言語を学習中の相手なら、気兼ねなく間違いを教えあえるでしょう。

客観的に自分のレベルを把握する

早く上達するには、自分のスピーキングレベルを把握するのが大切です。そうすることで、集中的に鍛える分野が明確になります。以下、具体的な方法を紹介します。

オンラインテストを受ける

客観的に自分のレベルを把握するのには、オンラインのスピーキングテストを受けるのがおすすめです。会話の相手がいないオンラインテストは、自分の好きな時に受けられるのが魅力です。

自分のレベルを可視化できるとともに、課題が明確になり学習目標を設定しやすくなります。オンラインで受けられるスピーキングテストを以下で紹介します。 

有料:VERSANT English Speaking Test  5,500円(税込)

無料:  PROGOS (アプリのみ無料。ブラウザは550円(税込)/1回) 

英語のスピーキングに関するQ&A 

英語のスピーキングに関するよくある質問にお答えします。とくに初心者でわからないことが多い人はぜひ読み進めてください。

英語のスピーキング練習でおすすめの本・参考書は? 

本や参考書を使ってスピーキングを伸ばしたい人は「ネイティブが使っている たった30メソッドで英語が好きになる!」がおすすめです。この本では、「そういえばこれ、英語で何て言うんだろう?」と気になる日常フレーズが「読んで」「聞いて」「解いて」楽しく学べます

ネイティブが使っている たった30メソッドで英語が好きになる! 

英語のスピーキング練習でおすすめのサイトは? 

パソコンでスピーキング練習をしたい人におすすめなのが、東京外国語大学が運営している語学学習サイト「東京外国語大学言語モジュール」です。 ネイティブが実演している動画を観ながら、シチュエーション別に自然な会話フレーズが学べます。語彙と発音のポイントなども掲載されているため、辞書を使わずに学習できるのが魅力です。

英語のスピーキングで独り言のやり方を知りたい

【スピークバディ英語学習Q&A】「独り言で英語のスピーキング力は伸びますか?」竹村 和浩コーチの回答

「「英語の独り言」で会話力は伸ばせます。それには一定の方法があります。」

独り言の前に、覚えたいフレーズを参考書やインターネットから探してください。自分でフレーズをつくっても構いません。

効果的な独り言のやり方は、以下の3ステップを参考にしてください。

1. フレーズを「口が自動的に言えるまで」繰り返し音読する。
2. フレーズが使われている場面を「イメージしながら」繰り返し音読する。
3. まるで日本語で言っているかのように「感情とリンク」しながらフレーズを繰り返し音読する。 

初心者は短いフレーズから始めてください慣れてきたら長めのフレーズにも挑戦してみましょう

AIと英会話ができるスピークバディでスピーキングを伸ばそう

スピーキングを伸ばすにはまず、なぜこれまでスピーキングが伸びなかったのかの原因を解明します。そして、原因にあわせた効果的な練習法を取り入れるのが効果的です。

アプリを活用すると独学でも効果的にスピーキング練習に取り組めます。アプリでスピーキングを含めた総合的な英語力を伸ばしたい人には「スピークバディ」がおすすめです。

「スピークバディ」では、レベル・シチュエーション別に、AIと楽しくスピーキング練習ができるのが魅力です。AIとフリートークもできるため、実践的な練習にもつながります

また、レッスンを始める前に簡単なスピーキングテストを受けると、AIがあなたのスピーキング力を10段階で判定してくれます。自分のレベルが客観的にわかるため「どこから始めたらいいかわからない」と迷うこともありません。さらにAIが発音のフィードバックをくれるため、自分では気付きにくい発音の改善点がすぐにわかります。

主軸はスピーキング練習ですが、単語やリスニングなどのインプット学習もできます。総合的な英語力を鍛えたい人にも最適なアプリです。恥ずかしさからこれまで対面でスピーキング練習することに心理的な壁があった人や、発音を鍛えてスピーキング力を磨きたい人はぜひ一度試してみてください。
 


 

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