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プロソディーシャドーイングとは、「音声」の復唱に特化したシャドーイングのことです。そもそもシャドーイングとは何かというと、元々は構音障害のある方のトレーニングとして考案され、その後は通訳者のトレーニングとしても使われているものです。聞こえてきた音声をそのまま意味を考えずに、音声をまねることに特化して音声を追いかけるように（シャドー・影）真似て復唱する学習法です。
一般的にはシャドーイングには2種類あると言われ、1つがこの音声のみを復唱する「プロソディーシャドーイング」で、もう一つは「意味」を捉えて考えながらする「コンテンツ・シャドーイング」です。但し、私のトレーニング法ではいわゆるトップ・シャドーイングと言われる方法、予め文章の意味を理解した上でシャドーイングをすることを勧めています。また単にやみくもにシャドーイングすると、もしも発音がカタカナ英語の場合にはそのカタカナ発音を固めてしまうことにもなり、かえって発音の壁というハードルを作ってしまうことにもなりかねません。
ですので私が進める「プロソディーシャドーイング」は、以下のステップを踏んでもらっています。

1. 発音の矯正（英語50音（音素・発音記号）子音27音／母音23音）
2. 単語の発音練習
3. 短文の練習（マザーグース等）
4. 長文の練習（リエゾン・リンキング・脱落の習得）
5. プロソディートレーニング

最後のプロソディートレーニングでは、以下のステップでトレーニングします。

1. 口が自動的に正確な発音で英文を言えるまで繰り返し音読する
2. 英文が使われている場面をイメージしながら繰り返し音読する
3. 英文をまるで日本語で言っているかのように感情とリンクしならが繰り返し音読する

このステップを踏んで音読、いわばプロソディーを含んで、繰り返し音読することで、英文を実際の会話で使えるものとして習得することができるようになります。

ちなみに、プロソディーという言葉は、いくつか解釈があり、議論が分かれるところですが、私の長年の発音矯正の経験から言うと、プロソディーの定義は以下のようになります。
　　　　　　　　　　　　　　　強弱（アクセント）
プロソディー（prosody)：　　　高低（イントネーション）
　　　　　　　　　　　　　　　長短（リズム）
単語のアクセントとしての「強弱」、文の高低としての「高低」、リズムとしての「長短」、これらが、実際の英文の読みの中では同時に発生することがしばしばで、これがプロソディーとして「強く・高く・長く」発音されるようになり、それをプロソディーといいます。

これにより話し手の感情の表現は、このプロソディーという音の変化で表現されてプレゼンなどで効果を発揮します。
シャドーイングも発音が正しければ、スピーキング、リスニングに絶大な効果があります。

プロソディシャドーイングとは、「音声」の復唱に特化したシャドーイングのことです。

プロソディシャドーイングとはどんな方法ですか？またどんな効果がありますか？

INTERMEDIATE

プロソディシャドーイングとは？

英語をできる限り効率よく習得することが、多くの人の願いかと思います。私も英語を学習していた時には、毎日どうやったら効率よく学べるのか考えていました。

仕事が忙しい中で、時間をかけずに英語を効率的に学ぶためには、テーマを絞ることが重用です。ある程度基本的な語彙と文法が話せることを前提にした場合、目的を絞り優先順位をつけ、優先度の低いものは手を付けないことが第一歩です。

例えば、社内で定期的に海外拠点と英語でのミーティングがあるとします。そこで英語プレゼンを上達させたいか、英語での質疑応答に答えられるようにしたいのか、英語での議論をできるようにしたいのかで準備する方法は大きく変わります。

1. 英語プレゼンの場合
事前準備ができるという点では対策は取りやすい内容です。まず社内の英語資料の中で使える言い回しを覚え、プレゼン用フレーズのネタを集めをしましょう。次に相手側の求める内容に構成を作ります。構成を作る際のポイントは「なぜ？」に対しての回答にフォーカスするか、「どうやって？」の回答にフォーカスするかどちらを求めているのか事前にリサーチすると良いです。よくあるのがアメリカ圏の方と話す場合には、理論の説明よりどうやって応用するかをじっくり討議しますが、ドイツやフランスなどはその理論がそもそも正しいものなのかをしっかり詰めておきたいとミーティングの目的が暗黙的に異なっていることがあります。そのため、プレゼンの構成が相手のニーズを満たせていないと、英語が流暢でもプロジェクトの進捗をうまくだすことができません。


2. 質疑応答の場合
こちらも基本的には事前準備を行える領域です。プレゼンを作成した後に、FAQを作ることをおすすめします。ちゃんと内容を聞いていれば必ず質問は発生します。なので事前にどのような質問がでるのか精査しその答えを英語で準備しておけばよいです。ここで質疑応答をする内容の聞き流しなどがちょうどあれば行き帰りの電車でも学べるのですが、なかなかちょうどよいコンテンツはなさそうですね。

3. 英語討議の場合
こちらが最も難易度が高い内容です。議論の内容を的確に理解するリスニングと素早く返答する瞬発力のあるスピーキングが求められます。まず、語彙については仕事で使う産業や分野の英語記事を探しそこから学習するのが良いです。リスニングは既に知っている単語でも言葉同士が繋がる事で聞き取れない可能性が高いので、音読で未知の音を認識することが重用です。スピーキングについては、FAQで準備した内容をしっかり話せるように準備するのが近道です。その他はうまく切り抜けるフレーズだけは覚えておくと良いです。


仕事が忙しい中で、時間をかけずに英語を効率的に学ぶためには、テーマを絞ることが重要です。

英語学習として効果があるのは「理解できるインプット」であると言われています。
 
なので、理解できる英語の「聞き流し」であれば、英語力はどんどん伸びていきます。（実際に僕も毎日オーディオブックで洋書を聴いていますが、新しい表現などをたくさん吸収できています！）
 
ですが、英語を理解しないで、何となく聴いているだけの状態になっているとしたら、注意が必要です。繰り返しになりますが、理解できていない英語を聞き続けていても、英語力は向上しないからです。
 
ですので、スキマ時間を活用して効率的に英語を学ぶためにも、必ず「理解できる英語」を選ぶようにしてください！
 
具体的には、語彙制限本 (Graded Readers) などを活用することをおすすめします。語彙制限本とは、学習者の英語レベルに合わせた単語だけで書かれた本のことです。日本の出版社では、IBCパブリッシングのラダーシリーズなどが有名です。書店の英語学習コーナーにも数多く揃えられていることが多いので、ぜひそれらの本の中から、ご自身のレベルにあった楽しめそうな素材を選んでみて下さい！

語彙制限本を活用して「理解できるインプット」を心がけましょう！

最近は様々なアプリやサイトから英語の音源に触れられるようになっているので、通勤時間をうまく学習に活用できると効率的ですね！しかし、「聞き流し」は要注意です。
最近、娘がK-POPにはまり家では韓国語の歌や番組が流れているのですが、この数ヶ月で私が覚えた韓国語は2つ3つです。毎日聞いているのに、なぜか。意味を理解せずに聞いても、音が右から左へ流れていってしまうためです。これでは、なかなか聞いたものが身につきません。

「耳学習」にはポイントが3つあります。

①        自分のレベルに合ったものを選ぶ
レベルとしては、文章を見たら8割くらい自力で理解できるものがオススメです。また、継続するためにも、少しでも興味のある内容を選べるといいですね。

②        内容をしっかり理解したもので<a href='/listening'>リスニング</a>する
耳学習を始めるには下準備が重要です。いきなり聞き流すのではなく、しっかり英文のスクリプトを読み込み、分からない単語や表現がなくなるまで確認しましょう。単語を調べ、構文を捉えて自分でも何度か音読を繰り返してから、初めて耳学習に入ります。

③        できればシャドーイングを
シャドーイングの効果の一つに再現しようと音源に集中することが挙げられます。聞き流しではどうしても音も意味も流れていってしまうので、シャドーイングをしようと集中して耳を傾けてみましょう。電車の中で声に出すのは難しいと思いますが、声を出す必要はなくマンブリング（ブツブツ小声で口だけ動かす）で十分です。今の時期はマスクをしているので、口が動いていても隠せますね！

通勤時間は集中して学習に取り組めるいいタイミングです。正しい学習方法で有効活用していきましょう！

聞き流してしまうと効果は半減！しっかり意味を理解したもので学習していきましょう！

聞き流しは英語の上達に役立つのでしょうか？

電車で英語聞き流しは役に立ちますか？

フランス語訛りの英語は英語圏ではおしゃれなイメージを持たれていることが多く、ドラマや映画にもしばしば登場します。

聞き取れるようになるためには、やはり基本はフランス訛りの英語をたくさん聞く、ということだと思います。

映画やYouTube動画で、英語の字幕をつけた状態でフランス人の英語を繰り返し聴き、フランス人の発音のクセを、通常の英語の音声変化を捉えるのと同じ要領で掴んでいくことが何よりも有効だと思います。

フランス人の英語は、以下の音に特に大きな特徴があります。

●Rの音：フランス語のR音は英語のR音と大きく異なり、喉の奥を震わせるような音を出しますので、フランス語のRのまま発音されることがよくあります。
●THの音：フランス語には英語のTHの音がないので、しばしばZの音で代用されます。
●Hの音：フランス語ではHは無音なので、たとえば、hospitalはオスピタルのように発音する人が多いです。

●母音：母音が短めに発音されます。たとえば、heat は英語では”ヒーt”という感じですが、フランス語ではHが無音なので落ちて、さらに母音が短く発音され、”いt”のように聞こえることがよくあります。

また、フランス人はBBCで話されているようなイギリス英語を学んできていることが多いようですので英語を学習するときにはイギリス英語で学習するのがオススメです。

フランス語と英語の違いに注目しながら、フランス人の個性を掴んでいきましょう！

訛りがある英語は聞き取りづらいですよね。

フランス人の英語が聞き取れないということですが、やはりフランス人の英語をたくさん聞くのが手っ取り早いと思います。

YouTubeで、フランスの有名人の英語インタビューを見るのがおすすめです。たとえばフランスのマクロン大統領の英語のインタビューであれば、Youtubeの検索バーで"Macron" 、"interview" 、"English"などと英語で入力して探すと見つかると思います。フランス人のサッカー選手や俳優などの英語インタビューも同じようにして探すと出てくるのではないでしょうか。

動画を見る際、英語字幕をオンにして聞くと話者が何と言っているか分かるのでさらに効果アップが望めます。

また一般的なリスニング対策で用いるような英語圏スピーカーの音声を使ってオーバーラッピングやシャドーイングの練習をするのもよいと思います。基本的なリスニング力を最大限に高めておけば、相手が訛っていても類推しやすくなります。

また、相手の発した英単語を知らなくて聞けとれていない可能性もあるかもしれません。単語学習も日頃からコツコツ行っていくとよいと思いますよ。

フランス人の英語をたくさん聞くようにしましょう。

私も仕事でインドやフランス語圏、スペイン語圏の方と英語でやりとりすることが多くあります。非常に強い訛りがある方で、意思決定を促す必用のある重要人物などであると、相手の主張を無視するわけにもいかず、対応が必要となってくるかと思います。

私がとった具体的な対策は以下です。

①訛りの強い方とのディスカッション経験量を増やす：
単純に会話の時間を延ばせばいいわけではありません。ビジネス上のディスカッションをするにあたり、ミーティングの準備をGoogle docなど事前に共有できる/ミーティング本番でリアルタイムに議事を記載できる状態でディスカッションの経験をしていきます。

そうすることで、もし聞き間違えた内容のメモを取った場合には、相手が指摘してくれる機会が増え、同時に相手の訛りの理解を深めることができます。
このようにして、個人特有の話の癖や訛りのパターンの理解を深めていくと、段々慣れていきます。

②相手の言語の理解を深める：
このやり方は余裕があるときに行うorたまたま知ったときにメモしておくレベルにすると良いと思います。相手の国の言語をしっかり理解する時間はビジネスパーソンにはないと思いますので。

例えば、私が過去ツイッターからのメモした情報で「スペイン語圏の英語でSpecialなどSから始まる単語の頭になぜかeを付けエスペシャルと発音してしまう理由は、スペイン語にはSで始まり次に子音の単語が存在しないためどうしてもそう発音してしまう」などをたまたま知って、メモしておくなど。

もちろんちゃんと理解を深めるためにその国の文法や語彙、発音の理解を深めていけばその国独特の英語訛りの理解が深まると思います。

訛りの強い英語に慣れるには、経験量を増やすことと、相手の言語の理解を深める必要があります。

訛りの強い英語になれるにはどのような学習を行えば良いでしょうか？

フランス語訛りのある外国人のリスニング

ご質問ありがとうございます！
スピークバディのアプリで上級プログラムに入られたのですね。
お忙しい中、他アプリも使って毎日英語に触れられているのは素晴らしいと思います！

ご質問の「一度のヒアリングで聞き取れるようになるための学習方法」について私なりに回答させていただきます。

世の中には「聞き流し」を勧める教材もあるかもしれませんが、英語の発音やイントネーションの仕組みを理解せずにひたすら聞いても、なかなか効果は出ないものです。

スピークバディをお使いなので、レッスンの「リスニング」を使って精聴するのがおすすめです。
精聴とは、量より質の学習法で、英語を1文1文丁寧に聞く学習方法です。
スピークバディの「リスニング」では、一度全部再生した後は、好きなセリフをタップすることで、一文ずつ何度も繰り返し聞くことができます。次のポイントを抑えて、聞き取れない部分や聞けても理解できない部分を潰すように何度も繰り返し聞いてみてください！

【精聴のポイント】
・英文と聞こえる音を一致させる
・単語や文法の意味を正しく理解する
・「1文ずつ」何度も繰り返し聞いて練習しましょう
・音読やシャドーイングで、完コピできるくらいまで声に出す練習をする

【精聴の効果】
・カタカナ発音がとれて、英語独特の音声変化が理解できる
・リスニング時の語彙力や文法を強化できる
・あいまいな理解をなくすことで、リスニングの精度が上がる

時間はかかるし、一度にたくさんはできないですが、必ず効果は出ます！
聞き取れなかった部分が聞き取れるようになるのは、気持ちいいですよ。

今後とも応援しています。また英語学習方法で不明な点が出たらお気軽にご質問ください！

英語のリスニング力アップには「音声変化」の仕組みを理解することが大切です。1文ずつ丁寧に聞く、精聴がおすすめです！

リスニングは単に繰り返し聴くだけでは、「壁」があり、上達には限界があります。
リスニングを向上させる方法には、３つの方法があります。

1. 発音の矯正と音読のトレーニング
2. 早い英語を長時間聴き続ける
3. 語彙力（単語・イディオム）を強化する

これら３つの要素を螺旋的に同時に学習していくことで、リスニングは飛躍的に向上させることが可能です。

特に重要なのが、「発音」です。

かつて大手証券会社の社内派遣留学の方の指導をしている際、TOEFL®︎の点数、特にリスニングの点数を上げるために、激しくシャドーイングをしていましたが、ある時点でTOEFL®︎のリスニングの点数が頭打ちになりどんなにシャドーイングをしても伸びなくなってしまいました。その原因は、その人の「発音の壁」で、自身の発音のレベル以上の聞き取りはできない状態になってしまっていたのです。その方には一旦シャドーイングをやめていただき、かわりに一つ一つの英語の最小単位の音「音素」つまりは「発音記号」レベルの音の発音の矯正から初めていただき、その後、単語レベル、短文、長文と発音矯正のステップに従ってトレーニングをしていきました。その間、英検を基準とした語彙の強化、および<a href='https://www.npr.org/' target='_blank'>NPR</a>・<a href='https://www.bbc.com/' target='_blank'>BBC</a>などのながらリスニングを並行して実施。その結果、ある日ポーンとTOEFL®︎のMBAの基準点軽く超えてクリアーすることができました。

上記、３つのリスニング向上のステップを是非試してみて下さい。

リスニングは繰り返し聞くだけでは、上達に「壁」があります。

ご質問ありがとうございます。将来的に英語を使うボランティアをされたいとのことで、ご自身で英語学習に取り組まれているなんて素敵ですね！

リスニング力を向上させたいと「聞く」学習をメインにされる方が多くいらっしゃいます。勿論それも大切な学習のうちの一つですが、「話す」学習にシフトしてみるのはどうでしょう。
一見するとあまり関係のないように感じられるかもしれませんが、自分の口から出すことができる英語の音は、必ず自分の耳からも入ってくるようになります。発音練習は、英語の発音がよくなるだけではなく、リスニング力の飛躍的な向上にも繋がりますよ。

具体的には、「リスニングハッカー」という無料のアプリを使って、単語と単語の音のつながりや音の脱落といった音声変化を学ぶことがおすすめです。まずは聞いて、次は実際にそっくりそのまま同じ音が出せるようになるまで何度でも聞く→発音する、を繰り返し練習しましょう。

毎日コツコツと英語学習を続けていって、将来の夢を叶えるためにどうか頑張ってくださいね！

リスニング力を向上させるためには「発音練習」をしてみてはいかがでしょう。

リスニングをしっかりお勉強されていて、もう上級のプログラムをされているということなので、基本的な英語のスキルはお持ちと考えたうえで回答させていただきます。

リスニングが聞こえない原因は、大きく分けて３つあります。
1つ目は表現に馴染みがないことです。上級の教材ともなると、出てくる表現はわざとややこしいものも増えるので、語彙力も問われます。あとは熟語も頻出するので、両方網羅しておく必要があります。

2つ目は音の変化、いわゆるリンケージ、リエゾンといったものがご自身で出来ていない事が挙げられると考えます。自分の口からリンケージをかけて英語が言えている場合は脳がリンケージを理解しているので、リンケージがかかった英語も聞き取りやすくなりますが、理解だけしていて発せない場合、馴染みがついたとは言えないので、そこで引っかかってしまいます。

3つ目は音の飛びです。英語は強弱のイントネーションが激しく、弱の部分はぐしゃっと潰れていて聞き取るのがしんどいのですが、この弱の部分に慣れていないと音が聞き取りにくいんですよね。

なので、表現不足なら表現習得、リンケージが言えないならリンケージを練習、音飛びに弱い場合はシャドーイングなどして英語の癖を習得していくことがリスニング力UPにつながってきます。頑張ってくださいね。

リスニングができない理由は大きく分けて３つあると考えてみましょう

リスニングの教材で上級に入られるまで頑張ってこられたこと素晴らしいと思います。
でもここに来て壁を感じていらっしゃるのですね。
対策は色々ありますが、まずはご自身が聞き取れない原因を探ってみましょう。

音が４，5回聞いて概要がわかるということですので、なぜ聞き取れないのか確認が先決です。
ディクテーションで聞き取れない原因を探るのもおすすめです。

やり方は初見の文章を聞いて、紙に英文を書き取るのです。
最初は普通のスピードで、難しければゆっくりのスピードでも大丈夫です。
1行につき3回も聞けば十分でしょう。
そこで聞き取れなかった部分と英文の原稿を確認して聞き取れない理由を探してみてください。

原因別に対策をまとめてみると以下のようになります。

◆文字起こし出来ない場合
　　‐単語を知らない：その場で暗記、スペルを忘れていた場合も同じ
　　‐音声変化を知らない：二つ以上の単語が連結したり、音が脱落するルールを学ぶ

◆音が聞き取れても意味理解が追い付かない、聞こえてきた順に文章を理解できていない
　　‐単語の自動化（単語を見聞きして1秒以内に意味が思い浮かぶ状態）を目指す
　　‐英語原稿の精読をして、文の構成を学習
　　‐文頭から区切りごとに文の意味をとる訓練「スラッシュリーディング」が◎

◆その他
　　‐知らない単語があるとフリーズする：細部でなく全体像を聞き取る意識を持つ
　　‐固有名詞の聞き取りに苦戦：固有名詞の聞き取りは雑でOK。固有名詞と分かっていて
　　　他の名詞と区別がつけば大丈夫。
　　‐集中力が続かない：「シャドーイング」などで英語を集中して聞く訓練をする

ディクテーションで聞き取れない理由が明らかになれば、ピンポイントで必要な対策が取れると思います。
集中して英文を聞く訓練には、シャドーイングが非常にお勧めです。
ただ聞くよりも、より集中力を使いますし、新しく習った音声変化を定着させるためにもお手本と全く同じ発音を意識して声に出すようにしてみましょう。

シャドーイングは歩きながらなど、日々の生活の中でも気軽に取り入れられる学習法なのでお忙しい方の学習にも丁度良いと思います。
ご参考になれば幸いです。


ディクテーションで聞き取れない理由をあぶり出してみましょう

これまでも他の教材などで聞き取れない箇所は何度も繰り返し聴いてきましたず、どうも効果がないように思います。
一度のヒアリングで聞き取れるようになるにはどのような点に注意して学習したら良いのでしょうか？
現状では1日1時間といった時間を英語にかけるのは難しいので、コツコツ毎日少ない時間で、期間はかかっても良いので、何か良いやり方があれば、ご教示をお願いします。

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