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メヌケ

2023年8月9日

英語レベル:入門

TOEIC上がりません

【お悩みの背景】

社内の昇進に向けて 目標750に向けて 1年間TOEICを勉強していますが 1年前に取得したスコア650から上がりません。 昨年、個人コーチング(3ヶ月)を利用してみましたが、全くスコアが上がらず、 コーチング終了した3ヶ月後 コーチング料を支払って 同じコーチに相談しました。 結果、コーチから『私のレッスンにこなしていてスコアが上がらないのは識字障害じゃないのか』と言われてショックを受けました。 勉強時間は平日2時間.休日4時間を1年前から継続しており、 TOEICも毎月受けております。 勉強時間およびテスト慣れには問題ないと思います。

【お悩み本文】

この場合、TOEICを諦めるべきでしょうか?

英語のプロからの回答

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ココがポイント

一度基礎からやり直すことで抜け漏れをなくしていきましょう


メヌケさん、ご相談ありがとうございます。

相談文を拝見して、同じ英語コーチとしてまず、お詫び申し上げたい気持ちでいっぱいになりました。

信頼されていたコーチからの言葉に、どれだけショックを受けられたか想像するのもつらいです。

どうぞその言葉はここに捨てていってくださいね。

そんなことはただの詭弁で、その英語コーチの自己保身にすぎませんから。

さて、650点からスコアが上がらないとのことですね。

メヌケさんの学習量やテストの受験数には何の問題もなく、むしろここまで継続して努力されていることが素晴らしいです。

でも、1年前からスコアが変わらないのは、もどかしいですよね。

私自身も長年TOEICを受け続けてきたのでスランプは何度も経験しました。

学習時間を取れているのにスコアが上がらないのは、私自身と英語コーチとしてこれまで見てきた学習者さんの傾向を見ると

①模試や演習問題中心の学習

②復習ができていない

③文法や単語を何となくで覚えている

パターンが実は多いです。

①②はセットになっているのですが、模試を受けて間違えた問題の解説を読み、わかった気になって、次の模試を受ける、というサイクルをまわしていると、試験には慣れますが、英語力が十分につかないのです。

模試を受けたら、答え合わせをし、解説を読んだ後、以下も取り入れましょう。

・知らない単語は調べる

・聞き取れなかった部分は、音声と英文を聞き比べ、その後、お手本をまねて発音練習

・Part5の文法問題はすべて、回答の理由が口頭で説明できるか確認する→何となく解いていたら、説明できません。

・Part6.7の英文はすべて精読して、音読練習もできると◎

一からきっちりやり直して、模試は徹底的に暗記するくらいまで復習しましょう。

③の単語の場合、品詞もセットで、単語を見聞きした瞬間に意味がパッと思い浮かぶ状態を目指しましょう。

文法はPart5同様で、口頭で説明できるくらい腹落ちさせていないと、理解したとは言えません。

何となく正解した問題を放置してませんか?

そうした問題は、形式が変わると正解できない場合がほとんどです。

必ず、すべてチェックして、抜け漏れをなくしていきましょう。

模試を10回分受けてこれで次のテストは大丈夫、と思って受けた試験で、まったくスコアが上がらなかった経験があります。

一方で、文法と単語を総ざらいし、一つの模試を徹底的にやりこむことを続けた結果、スランプから抜けることができました。

最後に、落合博満監督の言葉です。

「精神的なスランプからはなかなか抜け出すことができない。根本的な原因は食事や睡眠のような基本的なことにあるのに、
それ以外のところから原因を探してしまうんだ」

勇気を出して基本に立ち戻ってみると道が開けると思いますよ。

ここまで頑張ってこられたのですから大丈夫です。

頑張ってくださいね。

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Mokoコーチにメッセージを伝えましょう!

ココがポイント

まだ諦めるのはもったいない。ティーチング的なアプローチが効果的な可能性有。


昇進という素晴らしいチャンスがあり、学習時間もしっかり確保できていらっしゃるので、伺った情報のみでの私の判断としてはまだ諦めるのはもったいないように感じます。

ショックをお受けになったそのコーチの発言は、どのような文脈であったとしても違和感がありますので、適切なコーチングができる技量が無かった可能性もあります。ただ、TOEICコーチと名乗る以上、スクール所属であれフリーであれカリキュラムは大差ないはずです。それを実施させるモチベーション喚起が腕の見せどころですが、学習時間は十分取れていて確認テストもスコアは取れているのでしょう。以上のことから、コーチングがカバーできない「ティーチング的なフォローが必要である」という可能性がありそうです。

例えばコーチングでは「文法理解はテキスト解説を読んでおいて」という手法が取られがちで、特に650をすでに持っている方にはその傾向が強くなります。「真に理解しているか丸暗記か」の見極めはテストでは判断しづらく、形上は確認テストの結果は出ているが実は理解が不十分ということも起こり得ます。この解決のためには、一度対面かオンラインでこちらの表情を見ながらティーチングをしてくれる、所謂「授業」を受けることが突破口になるかもしれません。

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Shinにメッセージを伝えましょう!

ココがポイント

語彙力UP、リーディングの速読力UPを試みるのがいいかもしれません


コーチングで結果が出なかったからって、識字障害とまで言われるなんて、ひどいですね。コーチングスタイルがご自身に合っていなかったのかもしれませんし、手法がずれていたのかもしれません。

例えば英語は、文法は得意だけど話すのは全くダメ、という人もいれば、全く英語自体は分からないけど洋楽が好きでハマってたら英語がスムーズに話せるようになった、みたいな人もいるわけです。

つまり、人それぞれのアプローチ法もありますし、今の時点でどこを伸ばさなければいけないかも人によって、そのタイミングによっても違います。

650点の内訳にもよりますが、比較的スコアへの影響力が強いのはリーディングです。というよりは、速読力です。

というのもそもそもスコアがとりにくいのは、最後まで解けずに最後は適当に黒塗りしてしまうという人が圧倒的に多いからです。

この「適当」が「確信」を持って回答できるようになれば、スコアが上がるのは見えますよね。

なので、まずは速読力を付けるトレーニングをするのがいいかと思います。スラッシュリーディング、サイトトランスレーションという読解法を身につけ、英語を2度読みしないようにするというのが一つと、あとは読む際に知らない単語だらけでは正答率が下がるので、語彙力はありすぎて困ることはないのでしっかり増やしていきましょう。

TOEICを諦めなくてはいけない、なんてぜひ、思わないでくださいね。

参考になれば幸いです。

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