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超上級者でいらっしゃるということで、恐らくTOEICの読解で400～450以上は取得され、かつIELTSの読解において8～9点を目標とされていると（あくまでも）推測しお話させて頂きます。

TOEIC対策とどの部分を変えるべきか？という件ですが、現在質問者さんがどのような学習をされているのか、また「TOEICの読解対策」を質問者さんがどう定義されていらっしゃるかが分かりませんのであくまでも一般論になりますが、TOEIC以上に幅広いトピックと語彙にどう対応するかがポイントになってくると思います。

そこで、IELTS頻出トピックの長文問題集等を入手され、ビジネス以外の様々な題材の長文問題を解くだけでなく、文章中で理解できなかった英文を隅々までつぶしていき、100%理解できるまで精読し、またそれらの長文を声に出して読まれることをお勧め致します。最終的には「全文を黙読し、全ての英文が目に入ってきた順番でスムーズに意味が取れる」レベルにまで高めていかれることを推奨しております。

単語については長文に登場したものを全て覚えていくと登場頻度の少ないものを暗記することになり非効率と思いますし、スコア9点あっても知らない単語が登場することは多々ありますので、むしろ頻出英単語集のようなものを使われることをお勧め致します。

またご質問者さんも現在のレベルに到達される上で、TOEICの解き方のテクニック的な部分だけでなく、本質的に読解力を上げてこられたご経験をお持ちだと思います（小手先のテクニックだけで超上級までは到達されないと思いますので）。ですので、今まで質問者さんがご自分で効果があったと感じられる読解学習方法を、IELTSの本番レベルに近い素材（TOEICのようにビジネスだけでなく様々なトピックかつTOEICより長い長文）でそのまま学習されるということも考えられます。

・・・今回のアドバイスの背景として、既に何度かIELTSを受験されているがスコアが停滞されているとのことで、恐らくですが形式慣れやテクニックといった部分では無く、ご質問者さんがおっしゃるように「単語レベルや文章自体の難しさ」など本質的な読解力改善の余地があるのではないかと仮定して書かせて頂きました。IELTS読解での高得点を目指す上では、限られた時間の中で、思い込みや主観を排除した、精度の高い読み取りができているかどうかを試されています。そこはテクニックで解決する部分では無く膨大な英語の読解経験を基にした実力が必要なのではと考えております。

※質問者さんのご状況に合わないようでしたらご容赦ください。

読解問題を解くだけでなく、IELTS頻出語彙の暗記、頻出トピックの様々な長文を読みそれらを音読するなど地道な取り組みをお勧め致します。

TOEICのリーディング対策と比較して、どの部分を変えるべきでしょうか？

UPPER_ADVANCED

TOEICのリーディングはできても、IELTSが難しい

IELTSのスピーキングテストでは、特にPart 3において、普段あまり考えたことのないようなトピックや、考え方や価値観次第でどのような回答もあり得そうな問題を出されることがあります。これは、わざと難しい問題を投げかけ、そのような状況において受験者がどのように切り抜けるかを見ている、と言われます。

向こうがが意図的にそのような出題をしているのですから、答えに窮するのはごく自然なことだといえます。試験官も、受験者がスラスラと答えられないであろうことは分かっていますし、完璧な回答が出来なかったからといって大幅に点数を下げられることもありません。したがって対処法の第一は、「答えに詰まって当然」と考えて、自分を心理的に落ち着かせることです。そのうえで、「頑張って答えようとしている」姿勢を見せることです。

その努力の一環として、Um…やLet me see…などの、いわゆるフィラー（埋め草）を使うのも一つの手です。あるいはThat’s really a difficult question for me, but… I don’t have a definite answer for that question, but one thing I can say is…などのように、自分が答えに窮していることを認めたうえで、何らかの回答を導き出そうとしていることを伝えるのもよいでしょう。

また、自分が実際に体験したことではないことや、普段の自分の考えとは違うことを述べることは全く問題ありません。IELTSは英語力を測る試験であり、受験者の思想信条を尋ねる試験ではありません。受験者が話していることが本心かどうかや、真実であるかどうかは、試験官には知りようがないのです。

もちろん本当のことのほうが話しやすいということはあるでしょう。しかし前述のように難しいトピックが出ますから、「創作」や仮の話をしなければならないこともあります。そのことに罪の意識を感じる必要はありません。もし気になるようであれば、「私自身はそうした状況を経験したことはありませんが、もし私がその立場だったら…」のように前置きをすればよいでしょう。

仮の話をするということは、仮定法を用いることになり、自分の表現力を示す見せ場にもなります。そのためには、そもそも仮定法が使えるようになっていないといけません。スピーキングの点数を上げてくれるのは、構文を組み立て、多彩な文法表現をできるだけ正確に使える能力、そして語彙力や論理性です。そうした力こそが困ったときの助けになってくれますので、その点を忘れず日々の学習に取り組んでください。

フィラーも、「本当のことではない」話をするのも有効です。しかしもっと必要なのは実力です。

IELTSのスピーキングは、「正解」を試験官は求めている訳ではないため、ご質問のような空想・仮定の話をしても全く問題ありません。空白になって何も答えなかったり、「あー」「うー」と言った答えにつまる時間をなるべく少なくすることが最優先です。「実際には行っていないところについて（行ったことがあるという設定で）話す」というような空想の話で空白を埋める弱点があるとすれば、空想であるが故、必然的に話の一貫性を保つことや、話をふくらまし続けるのが困難になってしまう可能性がある点です。
よって、「なぜ答えられないのか」を正直に答える、というのも有効です。例えば「あなたの国ではどのような人が有名になりますか？」といった質問だった場合、大半の受験者は、その実際の答えを知る由もないはずです。「スポーツ選手であろうか…または芸能人だろうか…いや、そもそも芸能人って英語でなんて言うんだろう…」などと悩んで答えに詰まるような事態を最も避けたいですし、逆に'I'm not entirely sure, but entrepreneurs, maybe?'（「完全な確信はありませんが、実業家ですかね？」）というような出だしではじめ、その後は「少なくとも昔と比べれば有名な実業家が増えたように思います。理由は不明ですが、起業が法的により簡単になったのかもしれないですね。」とか、「でも実際のところは私は有名人にあまり関心がないので、わからないです。テレビも持っていませんし、自分の興味のある記事しかスマートフォンで読まないので、社会の他の人が何に興味があるのか、あまり知りません。」でも構いません。実際に調べてみて、例えばそのような起業をしやすくする法改正などがなかった、という理由で減点になる、というようなことはあり得ませんので、その辺りは心配する必要はありません。
もう1つご質問にあったフィラーももちろん有効ですが、それよりもこのように、正直に「本当の正解が分からない理由」を答えている方が自然ですし、他の受験者と被る可能性も低いので、おすすめです。逆にフィラーはどうしても（IELTSの嫌う）「暗記感」がでてしまう場合も少なくないため、使いすぎには注意が必要です。

質問の「正しい解答」「本当の解答」が求められているわけではないため、架空の答えで対抗することは問題ありません。フィラーも有効ですが、少し注意が必要です。

この場合はフィラーを使って考える間をつないだり、自分が本当に行っていない/考えていない事を話してしまってもよいでしょうか？

IELTSのスピーキングで答えに詰まる質問にどう対応したらいい？

言葉に詰まってしまう、という問題に一発で対処できる完全な解決策は残念ながらないように思いますが、普段の勉強の際からできることはあるはずです。

その例の1つは、語順への意識です。英語の語順は、日本語の語順とは大幅に異なりますが、例えばリーディングを勉強する際、なるべく日本語の語順に直さず（きれいな日本語に和訳せず）に読めるように心がけたいです。英語の語順で情報が処理できるようになれば、リスニングで長いセンテンスや、大量の情報を処理しなくてはならない際にも有利です。　

英語の語順で情報を処理することに普段から慣れていけば、必然的に喋る際に言葉が出てこなくて詰まる、という瞬間も減るはずです。　
またもう一点重要なのは、「流暢さ」と「早く喋る」ということをイコールと勘違いされる方は少なくありません。IELTSのスピーキングが問いているのは、いかに限られた時間内に大量の情報を発信できるか、ではありませんので、ゆっくり喋っても構いません。

例えばイギリスの政治家で、「オーダーー！」のセリフで名物議長でもあったジョン・バーコウ氏は、スピーチなどでは特に顕著ですが、普通のインタビューでも、全く早口ではありません。ゆっくり、きっちり、はっきり喋っています。ただそれを「流暢ではない」と評価することはありません。彼はむしろ、大半の（英語を母語とする）人間が「非常に流暢に喋る」と考えるはずです。　

定義は様々ありますが、例えばCambridgeのアメリカ英語版での定義がこの点をよく示しています。Fluentの定義として、'able to speak a language easily and well'（難なくかつ上手に言語を使うことができる）としている通り、話す「スピード」はそもそも考慮の対象に入っていません。　

無理に速く話そうとすれば、誰でも（母国語だったとしても）アイディアの処理が追いつかなくなり、言葉に詰まります。

Part 1から3まで、終始一貫したペースであれば、「時間稼ぎでわざと遅くしゃべっている」と評価される可能性も低いはずですので、あえて落ち着いて、きっちり発音して喋ってみる、というのも一案です。

急がば回れの精神で、英語の語順での情報処理力を磨きましょう。また同時に、「流暢」イコール「早口」ではない点に留意。

言葉に詰まってしまうとき、よくありますよね。スピーキングの採点をされている、という緊張するような場面だと、いつもよりさらに言葉がでてこない！というパニックに陥ってしまうかもしれません。

沈黙を避けるために、うまい間の埋め方としては「Filler Word」というものがあります。

文字通り、間をFill(埋める）言葉のことで、具体的には、「Well(えーっと）」、「You know（ほら）」、「Let me see（そうだなぁ）」などがよく使われますね。

これらを使いこなせるレベルまでしっかりと覚えると、このフィラーワードを発言しているその瞬間に、次に話すべき単語を頭の中で見つけて、言葉に詰まっているという印象を与えることなく話し続けることができるようになります。

ただし、フィラーワードを使いすぎては相手にとって聞きにくい内容となり減点対象となってしまうので注意が必要です。話す速度を少し落としてみる、緊張をしないように、練習の回数を増やす、など他の対策と合わせて試験に臨んでください！

「フィラーワード」を覚えて、その間に次の言葉を考えよう！

言葉に詰まっていると思われないような、何かうまい間の埋め方はないでしょうか？

ADVANCED

IELTSスピーキングの間の埋め方は？

リーディングは毎回3パッセージ出題されますが、その3つに均等に時間を割かない、というのが一番簡単な戦略かと思います。
各パッセージのでだしには、You should spend 20 minutes...という文言がありますが、shouldとなっている通り、絶対に20分ずつ均等に3パッセージに時間を費やさなくてはいけない、という訳では全くありませんので、例えばパッセージ1 / 2 / 3にそれぞれ26分、24分、10分などで取り組むイメージです。
ここで重要なのは、自身の目標スコアと正答数の関係です。IELTSはペーパーの難易度によっても若干変動するため、あくまでも目安ではありますが、例えば高得点の1つのラインである、リーディングで7.0というスコアを想定すると、必要な最低正答数は40問中30問です。リーディングは通常パッセージ1と2から13問ずつ、パッセージ3から14問出題されるため、最初の2パッセージからしっかり正解できれば、最後のパッセージは5、6問当たっていれば目標スコアに届くということになります。
先ほどのシナリオだと、最終パッセージには10分しかかけていませんが、各パッセージには基本的に選択式の部分があり、確率論として、正解が全く分からない状態で選んでも、全問不正解になる確率はかなり低いこともあり、この5問前後当てる、というのは、短時間でも慣れれば十分可能なはずです。
後はどのパッセージに注力するかですが、IELTSでは、パッセージは後ろにいくにつれて難易度があがる傾向がありますので、1と2に注力するのが王道です。ただし、実際にはパッセージ2と3は毎回明らかに2の方が簡単、ということもないため、ご自身のご専門なども考慮にいれ、パッセージを一瞬読んだり、または自身の得意な問題形式がより多く出題されている方を選ぶなどしてもいいでしょう。

自身の目標とするスコアと必要正答数を把握した上で、注力するパッセージとそうでないものをはっきりメリハリをつけて取り組む、というのが一番簡単な戦略です。

できるだけ高スコアを取るにあたって、戦略的にリーディングを解くには何を気をつけるべきでしょうか。

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