アルファベットの発音はフォニックスで学べる!基本から勉強方法まで
英語学習のプロの意見 : 3
・アルファベットの発音がうまくできない
・大人になった今、学び直そうと考えている
・フォニックスの基本や勉強方法について知りたい
日本語にはない発音があったり、アルファベットによっては舌や唇の使い方が複雑だったりと、英語の発音をマスターするために苦労をしている方も多いかもしれません。
特に新しく出会った単語の発音をその都度覚えていると、いろいろなパターンがあるため「難しい」と感じてしまいますよね。
英語の発音への理解を深めたいなら、「フォニックス」を学習してみるのもおすすめです。
アルファベットが持つ「音」や組み合わせによる発音ルールなどが理解できるため、新しく読み方を覚えるハードルも下がり、発音の質も良くなっていくでしょう。
この記事ではフォニックスの基本や勉強方法、大人にもおすすめの教材やサービスをまとめています。
「よりネイティブに近い発音ができるように勉強したい」という方はぜひ最後まで目を通してくださいね。
この記事に登場する英語学習のプロ
Shin
TOEIC®︎985、英検®︎1級、TOEFL®︎108。純日本人ながら、大人になってからの日本における自学自習で英語力を磨く。その後、大学受験予備校講師、英検®︎講師、TOEIC®︎講師、TOEFL®︎講師等、英語に関するあらゆる試験を指導する講師職に就く。
Chihoコーチ
英語は中1からスタート。日本で大学を卒業後、米国にて国際教育学修士課程修了。メーカー、ロサンゼルスの教育機関勤務を経て英語講師・コーチとして、子供から社会人まで指導する。TESOL保持。娘2人も英語学習中。
Harunaコーチ
アメリカの大学で教育学部修士課程を修了。アメリカの保育園と小学校での勤務経験あり。現在は、日本で英会話講師と英語コーチをしている。英検®1級、TOEIC®990点取得。子育て中で、バイリンガル育児に奮闘中。
アルファベットの発音マスターのカギ「フォニックス」とは
フォニックスとは、英語圏で子どもがアルファベットの読み書きを学ぶ際に使われる学習方法です。
学習を通して、アルファベットの文字が持つ「音(発音)」と「スペルの関係」を理解することができます。
例えば、アルファベットのA(エイ)が持つ基本的な音(発音)は「ア」ですが、単語によって読み方が変わりますよね。
・cat(キャット)の時のaは「ア」という音
・cake(ケイク)の時のa「エイ」という音
フォニックスを学ぶことで「どのような時に読み方が変わるのか」などの音の変化についても理解しやすくなりますよ。
大人が発音を改善したい時などにもおすすめの勉強方法のひとつです。
フォニックスとアルファベット読みの違い
フォニックスを学習する際に、「アルファベットの読み方との違いがわからない」と感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
ABC(エイビーシー)などのアルファベット読みは、アルファベットが持つ「名前」だと認識すると区別がしやすいです。
アルファベット読みは、例えば次のようなシーンで使われます。
・英語の授業で全てのアルファベットの種類を覚える時
・アルファベットのスペルを正確に伝えたい時
一方でフォニックスでは、実際に単語の中でどのように発音されるかを学びます。
例えば、dogを例にアルファベット読みとフォニックスで読んだ場合の違いをまとめると次のとおりです。
【dogの読み方の違いの例】
・アルファベット読みの場合...dog(ディーオージィ)
・フォニックスの場合...dog(ドォグ)
まずは大人がフォニックスを学ぶメリットについて、次項から一緒に確認していきましょう。
アルファベットの発音が理解できるだけではない | フォニックスを学ぶメリット4選
フォニックスを学習することで単語の中でのアルファベットの正しい読み方を理解できるようになるだけではなく、次のようなメリットもあります。
- より伝わる発音ができるようになる
- 英語を聞き取れるようになる
- 英単語の読み方が予想できるようになる
- 発音を聞いてスペルを予想できるようになる
ネイティブの発音の仕方が理解できるだけではなく、英語学習をする際や実際のコミュニケーション時にも役立つフォニックスの知識。
それぞれのメリットについて簡単に紹介していきますね。
①より伝わる発音ができるようになる
フォニックス学習のメリットの1つ目が、より相手に伝わる発音ができるようになることです。
フォニックスではアルファベット一つひとつが持つ基本的な音を、じっくりと学べます。
音はもちろん、その音を出すための舌や口の動かし方、アクセントについても学べるため、よりネイティブらしい発音ができるようになります。
相手にも伝わりやすく、自信を持って自分の思いを言葉にできる英語力を身に付けたい方は、早い段階で学習したい内容だといえるでしょう。
②英語を聞き取れるようになる
2つ目に紹介するフォニックスを学ぶメリットは、英語のリスニングの精度が上がるということです。
理由は自分が正しく発音できなかったり、正しい音声を認識していなかったりすると、聞き取ることが難しいからです。
フォニックスを学習して、アルファベットごとや単語の正確な発音ができるようになると、聞き取れる内容も増えていきますよ。
自分が話す時だけではなく、聞く時にも役立つのがフォニックスを学習する魅力のひとつです。
③英単語の読み方が予想できるようになる
初めて見る英単語に出会った時、読み方が予想できるようになることもフォニックスを学習するメリットになります。
フォニックスを学ぶと、アルファベットごとの正しい発音やスペルと発音の関係性などのルールを把握できます。
そのため、新出単語に出会ったら、スペルを見て読み方が予想できることが増えるでしょう。
リーディングの際も「この単語の読み方がわからない」とつまずくことが減り、スムーズに読み進められることが増えるかもしれません。
④発音を聞いてスペルを予想できるようになる
最後に紹介するフォニックス学習のメリットは、発音を聞いてスペルが予想できるようになることです。
それぞれのアルファベットが持つ発音や組み合せによる音を知っていると、音声を聞いただけで正しいスペルを綴れる可能性も上がります。
例えば、「シュ」という音が「sh」というスペルであるという知識があれば、「clash」「selfish」などの単語が聞こえただけでもスペルを書きとる難易度は下がるでしょう。
発音を聞いてスペルを予想できれば、文字としても記憶できるため覚えやすくなったり、単語の意味をスペルで検索する際にも役立ったりします。
【フォニックスの学習方法】アルファベットの発音に悩まなくなるための5ステップ
次に、フォニックスを勉強したい大人に向けておすすめの学習ステップを紹介していきます。/
- アルファベットごとの基本的な発音を覚える
- フォニックスの基本ルールを学ぶ
- 音と文字のつながりを意識して発音する
- 音声変化・アクセントについて学ぶ
- お手本の音声を聞いて何度も練習をする
初めてフォニックス学習に取り組む場合は、参考書などを開いて「こんなに覚えることがあるのか」と驚くかもしれません。
しかし、今まで抱えていた発音の疑問が解消される楽しさや、学習をした後に発音に悩むことが減る嬉しさなどが待っているので、ぜひ時間をとって取り組んでみてくださいね。
①アルファベットごとの基本的な発音を覚える
フォニックスを学習するなら、まずはアルファベットごとの基本的な発音の確認から始めるのがおすすめです。
学校でフォニックスを学んでいない場合は、アルファベット読みやローマ字読みに囚われて、発音が難しく感じている方も多いかもしれません。
このタイミングで基本的な発音の復習にとりかかりましょう。
アルファベットごとの基本的な音は次のとおりです。
【カタカナ付きフォニックスの基本表】
・A :「ア」と「エ」の中間音
・B: 「ブ」
・C: 「ク」
・D: 「ドゥ」
・E: 「エ」
・F: 「フ」
・G: 「グ」
・H: 「ハ」
・I: 「イ」
・J: 「ジュ」
・K: 「ク」
・L: 「ル」
・M: 「ム」
・N: 「ヌ」
・O: 「オ」または「ア」
・P: 「プ」
・Q: 「クゥ」
・R: 「ル」
・S: 「ス」
・T: 「ト」
・U: 「ア」
・V: 「ヴ」
・W: 「ウ」
・X: 「クス」
・Y: 「ヤ」
・Z: 「ズ」
後ほどおすすめの学習教材やサービスを紹介するので、実際に音声を聞き、声に出して練習してみてくださいね。
②フォニックスの基本ルールを学ぶ
基本的なアルファベットの発音を把握したら、次はフォニックスの基本ルールを学習します。
のちほど詳しく説明しますが、例えば次のようなものがあります。
・スペルによっては基本の音ではない発音になる
・読まないアルファベットがある
具体的には、先ほども例として紹介した「cake(ケイク)」の場合、aを「ア」と読まずに「エイ」と読みますよね。
変化の規則性を知ることで、今までのように一つひとつの単語ごとに発音を暗記する必要がなくなり、楽に覚えられるようになりますよ。
③音と文字のつながりを意識して発音する
フォニックスについての基本を学んだら、実際に発音をする練習をしていきましょう。
音と文字のつながりを意識して、アルファベットの基本的な音を組み合わせて読んでみます。
例えば、bigの場合は、b「ブ」・i「イ」・g「グ」の音で構成されているので、繋げて読むと「ビィグ」になりますよね。
また、同じパターンの単語を集めて発音してみるのもおすすめです。
例えば、「i(イ)」の発音を練習したい場合、次のような単語を声に出して読んでみることで「i」を「イ」と発音する単語をまとめて覚えやすくなるでしょう。
・big
・sit
・city
・trip
④音声変化・アクセントについて学ぶ
「よりネイティブの発音に近づきたい」と感じるなら、音声変化やアクセントについて学ぶことも欠かせません。
音声変化とは、ネイティブスピーカーが自然なスピードで英語を話す際に起こる音の変化のことを指し、例えば次のようなものがあります。
- 2つの単語の音が繋がる「連結」
- 2つの音が影響しあって新たな音に変化する「同化」
- 音が省略されたり、かすかに発音される「脱落」
同時に、単語のどこを強調して読むかの「アクセント」について学ぶことで、英語話者に伝わりやすい発音ができるようになります。
音声変化やアクセントについてもっと知りたい方は、次の記事にも目を通してみてくださいね。
英語の音声変化がわかればリスニング力に差がつく!5つのルールを覚えよう
英語ネイティブが発音しない音とは?スペルと一致しない音の覚え方を解説
⑤お手本の音声を聞いて何度も練習をする
アルファベットの発音に悩まなくなるための最後の学習ステップは、お手本の音声を聞いて何度も練習することです。
フォニックスを学習する際、カタカナで読み方が記載されていることがありますが、カタカナ表示には限界があります。
そのため、自分で同じような発音ができるようになるまで、何度も聞いて練習を重ねることが大切。
日常で英語を聞く時間を増やしたり、定期的に自分の発音が伝わるか音声入力やChatGPTなどのAIとのやりとりなどで確認をしたりするのもおすすめです。
次項からは覚えておくと発音練習をする際に助かるフォニックスの基本ルールをいくつか紹介していきます。
アルファベットの発音が変化する?!フォニックスで覚えておきたいポイント
アルファベットの基本的な発音を覚えて、発音練習にチャレンジしていると、「予想の発音と全く違う」と感じることがあるかもしれません。
フォニックスにはいくつかのルールがあり、それを理解することで単語ごとの発音を覚える際の違和感も減っていきますよ。
今回紹介するフォニックスを学ぶ際に覚えておきたいポイントは次の3つです。
- 母音の音の変化
- サイレントe
- 発音しないアルファベット
それぞれについて簡単に紹介していきますね。
①母音の音の変化
最初に紹介するフォニックスのルールとして、母音の音声変化があります。
「work」と「walk」の発音は注意したい音声変化のひとつで、覚える際に戸惑ったことがある方も多いのではないでしょうか。
aの基本的な音は「ア」で、oの音は「オ」なのですが、「w」とくっついた時には逆さまになるというルールがあります。
そのため、「work」は「ウォーク」ではなく「ワーク」、「walk」は「ワーク」ではなく「ウォーク」になります。
別の例として「y」があります。
「y」の基本的な音は「ユ」や「ヤ」ですが、skyの時のように「アィ」と読まれることもありますよね。
このように組み合わせによって発音が変わったり、イメージとは違う音になったりするアルファベットを事前に把握しておくことがおすすめです。
②サイレントE
次に紹介するのは「サイレントE」と呼ばれるフォニックスのルールです。
サイレントEとは、最後がeで終わる単語の時に適用される次のようなルールを指します。
- 最後のeは発音しない
- その前の母音はアルファベットの読み方になる
例えば、「take」の場合はeで終わるのでeは発音しません。
aはアルファベット読みになるため「エィ」と発音され、「テイク」となります。
サイレントEの読み方が当てはまる単語をいくつかピックアップしたので、ぜひ声に出して確認してみてくださいね。
・same
・cake
・life
・time
・use
・complete
・home
・note
③発音しないアルファベット
アルファベットのスペルを見て、「この文字は発音しないのだろうか」と疑問に思ったことはありませんか。
例えば、「light」や「night」の「gh」は発音しないアルファベットのひとつです。
発音しないアルファベットがスペルの中にある理由は、昔は発音されていたものが残っているから。
事前に発音しない文字を覚えておけば、練習をする際に戸惑うことも減っていくでしょう。
発音しないアルファベットとして、例えば次のようなものがあります。
【発音しないアルファベット例】
・knの「k」...knee、knife、knowなど
・mb で終わる単語の 「b」...climb、bombなど
・語尾がgnで終わる時の「g」...design、foreign、campaignなど
発音への不安も含めて、英語学習に関する悩みを明確にしたいなら「AIカウンセラーに英語相談」
一人で英語学習をしていると、「このままの学習方法で良いのだろうか」「自分に合う発音矯正の方法は何だろうか」などと悩んでしまうこともあるでしょう。
自分が抱える英語の勉強に関する悩みを明確にしたいなら、株式会社スピークバディが運営する「AIカウンセラーに英語相談」を活用してみるのもおすすめです。
AIカウンセラーからの英語学習に関する質問に答えていくと悩みが言語化されるので、どのような学習をすべきかの解決策も見つけやすくなるでしょう。
明確になった悩みをWEB上で投稿すると英語学習のプロから解決策が届くので、「自分で最適な発音学習の方法が選べるか不安」という方も安心して勉強に取り組めるようになるはず!
無料で利用できるので、自分をより理解するために活用するのもおすすめです。
次からはフォニックス学習におすすめの教材やサービスを紹介していきます。
アルファベットの発音をマスター!フォニックス学習におすすめの教材・サービス
いざ「アルファベットの発音をマスターするためにフォニックスの学習を始めよう」と意気込んでも、教材やサービスが多すぎてどれを選ぶべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
ここからは、大人のフォニックス学習にも最適な教材やサービスを紹介していきます。
体系的に学びたい方は本や参考書を、手軽に始めたい方はYouTubeやアプリを選ぶなど、自分のニーズに合うものから試してみてくださいね。
まずはおすすめの本・参考書から一緒にチェックしていきましょう。
体系的に学びたい方向け | フォニックス・発音学習におすすめの本・参考書
「基礎から順番に学びたい」という場合は、本や参考書を使って勉強を始めるのがおすすめです。
「どこから始めたら良いのだろう」と迷う必要もなく、1ページ1ページ進めていけば必要な知識が体系的に身についていきますよ。
発音改善のためにフォニックスを学ぶなら、ネイティブの音声も聞ける本や教材を選びましょう。
今回紹介するのは次の2冊です。
- あいうえおフォニックス
- 英語耳
それぞれの特徴について簡単に紹介していきますね。
①あいうえおフォニックス
1つ目に紹介するフォニックスを学ぶためにおすすめの本・参考書は、「あいうえおフォニックス 英語の母音をひらがな5つで完全攻略!」です。
日本人に理解しやすいひらがな5文字でフォニックスが学べる内容になっているため、学習へのハードルが高いと感じている方も取り組みやすいでしょう。
単語ごとにイラストがあったり、可愛いキャラクターたちと学んだりできるので、フォニックス学習が楽しい時間だと感じられるかもしれません。
スマートフォンのQRコードを使うとYouTubeの発音動画が流れるので、モデル音声も手軽に確認できますよ。
②英語耳
フォニックスを学んで、リスニング力も鍛えたいという場合は「英語耳」もチェックしてみてください。
「英語耳」は、「カタカナ英語で聞き取ろうとしてリスニングができない」という悩みを解決するために、アルファベットの正しい発音を学べる本・参考書です。
英語が聞き取れない理由から子音や母音、音声変化、著者のおすすめの学習方法などについて詳しくまとめられています。
ネットダウンロードにも対応したCDが付属しており、CDがなくても音声が聴けるため、場所を選ばずに耳のトレーニングができる点も嬉しいです。
英語が聞き取れないことがフォニックス学習のきっかけになっているなら、最初に試してみるのも良いかもしれません。
動画で学びたい方向け | フォニックス・発音学習におすすめのYouTubeチャンネル
動画で手軽にフォニックスを学びたいなら、YouTubeを活用してみるのもひとつの方法です。
動く映像や音声を確認しながら学習できるので、発音練習にも向いています。
レッスン内容や講師の雰囲気なども加味して、自分に合うチャンネルを選んでみてください。
今回紹介するYouTubeチャンネルは次の2つです。
- あいうえおフォニックス
- NextepちぐさのYouTube英会話教室
それぞれのチャンネルの特徴は次のとおりです。
①あいうえおフォニックス
先ほどおすすめの本で紹介した「あいうえおフォニックス」には、YouTubeチャンネルもあります。
フォニックスの説明がわかりやすくされていたり、動画内でリピート練習もしやすい構成になっていたりするので、しっかり理解してから発音練習をすることができます。
1本1本の動画は2分以下で終わるものばかりなので、隙間時間にちょっとした学習習慣として取り入れやすい点も嬉しいです。
動画をチェックする際は、「母音の発音」「子音の発音」などの再生リストから見てみてくださいね。
②NextepちぐさのYouTube英会話教室
「NextepちぐさのYouTube英会話教室」というチャンネルの「【一瞬で発音上達!】完全保存版『新!大人のフォニックス』」では、56分でフォニックスの基本が学べるので「短期間でまとめて学びたい」という方にもおすすめ。
模型なども使いながら、人の口のリアルな動きなども詳しく解説されています。
筋肉や息遣いについての理解も深まるので、「よりネイティブらしい発音を身につけたい」という方にはチェックしてみてほしい動画のひとつです。
隙間時間でも使いやすい | フォニックス・発音学習におすすめのアプリ
最後にフォニックスが無料で学習できるアプリを紹介します。
アプリ学習の魅力は、スマホで手軽に取り組める点やフィードバックが得られるところです。
フォニックス・発音学習におすすめのアプリは次のとおり。
- AGO Phonics Sound Pad
- 英語発音トレーニング
それぞれのアプリの特徴について、簡単に紹介していきますね。
①AGO Phonics Sound Pad
各アルファベットの発音表がほしいなら、「AGO Phonics Sound Pad」を試してみてください。
アルファベットが持つ基本の音から確認できるので、フォニックス学習をスタートする時や学習中に復習したい時に役立ちます。
レベルごとに表になった音声が聞け、次のように分けられているので学習の進み具合に合わせて使える点も嬉しいです。
・アルファベットごとの音
・文字が連続した時の音
②英語発音トレーニング
「英語発音トレーニング」は、基本のフォニックス学習ができることに加えて、発音チェックの機能もあるアプリです。
ターゲットとなるフォニックスが含まれる英文が用意されており、発声練習をすることで正しく発音できているかをアプリが判定してくれます。
例えば、「a」の発音を学ぶ手順は次のようになっています。
1. 口の開け方や音の出し方のポイントを理解する
2. 単語のお手本を聞く
3. 文章の中でフォニックスを練習する
4. 自分の発音をアプリに判定してもらう
自分の発音を聞き返すことも可能なので、改善すべき点を見つける際にも役立つでしょう。
その他にもフォニックス学習に活用できるアプリは多くあります。
他にももっと知りたい方は次の記事にも目を通してみてくださいね。
フォニックスアプリで英語の基礎力を底上げ!大人向けおすすめ7選
フォニックスや発音学習についてよくある質問
最後にフォニックスや発音学習についてよくある質問をまとめました。
- フォニックスを大人が学ぶのは遅すぎますか?
- どうしたらネイティブの発音に近づけることができるでしょうか?
- 発音を改善する学習方法は他にもありますか?
それぞれの質問への回答として、英語学習のプロの意見も載せてあります。
気になるものがあれば、学習前にぜひチェックしてみてくださいね。
フォニックスを大人が学ぶのは遅すぎますか?
「大人になってから発音矯正は可能なのか」と疑問に思ったことがある方も多いかもしれません。
ネイティブスピーカーと遜色ないレベルになるのは難しいかもしれませんが、大人が学び直すことで発音を矯正することは可能です。
独学だけではなく、自分の発音を判定してくれるサービスを活用することで、伝わる発音が身についていくでしょう。
大人になってからの発音矯正について英語学習のプロのおすすめの教材や勉強方法なども、次のQ&Aで詳しく紹介しています。
Shin
どうしたらネイティブの発音に近づけることができるでしょうか?
ネイティブの発音により近づけたい場合は、次の点を意識して学習に取り組んでみてください。
1. 日本語にない母音と子音を正しい口の形、舌の位置で発音できているか確認する
2. 音声変化を学ぶ
3. 字幕やスクリプト付きのネイティブの会話やスピーチなどをたくさん聴いて、オーバーラッピングを行う
これらの内容を学習に取り入れることで、今より自分の発音に自信が持てるようになりますよ。
次のQ&Aでは、英語学習のプロの詳しい回答も確認できます。
Chihoコーチ
発音を改善する学習方法は他にもありますか?
最後に、フォニックス学習以外に発音を改善するための学習方法を紹介します。
発音矯正のためには、ネイティブの話す音声を使った「シャドーイング練習」も効果的です。
文字は見ずに、音に集中して聞こえてくる音と同じ音を声に出す練習をしましょう。
より詳しい内容については、次のQ&Aを合わせて読んでみてくださいね。
Harunaコーチ
フォニックスを学ぶことでアルファベットの発音に自信が持てるように
今回は「フォニックスを学んで、発音矯正がしたい」「自信を持って各アルファベットの発音ができるようになりたい」という方向けに、フォニックスの学習ステップや基本ルール、おすすめの教材を紹介しました。
基本的な読み方やルールなどが理解できるフォニックス学習は、よりネイティブに伝わる英語が話せるようになるための大切なステップです。
勉強をするまでは腰が重いかもしれませんが、パターンが掴めれば、将来的には一つひとつの単語の発音を覚えるよりも英語学習が楽になる可能性も高いですよ。
YouTubeやアプリなど無料でも始められるので、自分に合いそうな教材を使ってフォニックス学習をぜひスタートしてみてくださいね。
最後にフォニックスを学習する際の5ステップをまとめておきます。
- アルファベットごとの基本的な発音を覚える
- フォニックスの基本ルールを学ぶ
- 音と文字のつながりを意識して発音する
- 音声変化・アクセントについて学ぶ
- お手本の音声を聞いて何度も練習をする
執筆者=ゆりな