フォニックスアプリで英語の基礎力を底上げ!大人向けおすすめ7選
英語学習のプロの意見 : 2
「カタカナ発音から抜け出せない」
「英語のスペルが覚えられない」
「英語がなかなか聞き取れるようにならない」
そんな悩みをお持ちの方におすすめしたいのがフォニックスです。今までフォニックスを学習したことのない方に向けて、フォニックスの具体的な勉強法や、大人の方にこそ手に取っていただきたいアプリをご紹介します。
フォニックスは学校では教わりませんが、大人の学び直しにはぴったりの学習法です。フォニックスを習ったことがない方は、今からでもフォニックスを取り入れて、一段階上のレベルを目指しましょう!
この記事に登場する英語学習のプロ
Hiro
アメリカの大学でピアノを専攻。音楽よりも英語に魅了され、帰国後は英会話・塾(英語・現国・古典)の講師、外国人秘書、外国人経営者補佐として働く。現在はカナダで牧師の妻として奉仕をしながら、フリーランスの翻訳家、ライターとして活動中。大学生と高校生、セントバーナードの愛犬ハチの3児の母としても奮闘中。
Yuuコーチ
日本生まれ。オーストラリア University of New South Wales 経済学専攻、卒業。英会話スクール勤務を経て、現在は英語公用語のグローバルなIT企業で働いています。子どもから大人まで英会話、文法、勉強方法などの指導経験あり。英検®1級、TOEIC®980点取得。猫を4匹飼っています。
フォニックスとは?
フォニックスとは、アルファベットの文字が持つ発音とスペリングのルールを学べる学習法です。ネイティブの子どもたちが就学前後に学ぶもので、彼らが母国語(英語)を学ぶにあたって一番の基礎となる学習です。日本に置き換えれば小学1年生が習うひらがなやカタカナのようなものだと言えるかもしれません。
フォニックスではA~Zのアルファベットが持つ音だけではなく、複数の母音や子音が結びついてそれぞれの音を形成します。また、同じスペルでも単語によって違う発音になるものもあります。
(例:headとseaでは、eaのスペルが共通するものの発音が違う)
中には複雑なルールもありますが、学習を重ねることできちんと身につけられます。
大人がフォニックスを学習する効果・メリット
「大人が今さらフォニックスを学んで効果があるのか」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、今までフォニックスに触れてこなかった大人の英語学習者にこそ、いち早く取り入れていただきたい学習法です。
日本の学校での英語の授業は、英語の「音」の学習よりも、読み書きや暗記が主体で行われてきました。そのため、英語ならではの発音を知らない方は多いです。大人の学習者がフォニックスを知ることで得られるメリットはたくさんありますので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。
以下が、大人がフォニックスを学習することで期待できる効果です。
- カタカナ発音の改善
- リスニング力の向上
- スペリング能力の向上
- リーディング力の向上
カタカナ発音の改善
フォニックスの学習を通してアルファベット一つ一つの音を正しく聞き分け、口の形や息の出し方を意識して発音できるようになるので、カタカナ英語ではない、相手に伝わりやすい英語が話せるようになります。
フォニックスを知ることで、カタカナ読みを介することなく英語の「音」を覚えられるので、発音もぐっと英語らしくなりますよ。
今まで英語の読みがなをカタカナで書いていた方も、フォニックスを覚えることで読みがなに頼ることなく発音する力がつきます。自分で発音してみることで、自身の発音がどうあるべきかを耳で確かめることもできるようになります。
リスニング力の向上
ネイティブの音声を聞いて自分でも発音することで、頭の中に英語特有の音がインプットされていきます。自分で正しく発音ができる音を脳が認識し、その結果、日本語にない音も聞こえるようになります。フォニックスの学習を通して、ネイティブの英語を聞いて正しく理解する基礎力がつきます。
リーディング力の向上
スペルと発音の基本的なルールが身につくと、今まで出てきたことがない単語の発音を推測することも容易になり、発音の仕方を調べなくても正確に読めるようになります。その結果読む速度も上がり、全体的なリーディング力向上につながり、さらにレベルの高い英文を読む基礎がつきます。
スペリング能力の向上
フォニックスを習得することにより、発音とスペルとの規則性がわかり、スペルミスが激減します。耳で聞いてスペルを予測する力もつきますので、聞いた英語を何も見ずに書き取れるようになります。
大人に効果的なフォニックスの勉強法
大人がフォニックスを効果的に学習するには、子ども向けの学習方法とは少し異なるアプローチが必要です。
小さな子どもは読み書きの力は低いですが、聞く能力が優れているため、フォニックスでも「聞く→話す→読む→書く」の順序で学習を進めます。大人も基本的には「聞く→話す」のプロセスを重視するものの、読み書き能力がすでに備わっているため、その利点を生かしてさらに効率的に学習を進めましょう。
以下に、大人向けのフォニックス学習のポイントと具体的な勉強法をご紹介します。
- 26文字の音を覚える
- 音素をつなげて単語を読む
- 二重母音や二文字子音を覚える
- 連続子音を覚える
- 音素から単語・文章へと発展させる
1. 26文字の音を覚える
まずはアルファベット26文字の音をインプットします。英語には有声音(実際に声を出す音)と無声音(息だけ出す音)があり、カタカナでは表せない発音を持つ音がたくさんあります。さらに、英語の母音は独特の口の開け方をし、日本語にはない音を複数持ちます。
日本語はほぼすべての音が子音と母音の組み合わせで発音されるため、ほぼ有声音だけで構成された言葉と言えます。そのため、日本人は無声音の発音にあまり馴染みがありません。
A~Zまでの基本の発音の仕方を耳で聞いて、有声音と無声音を意識しながら発音練習をしましょう。
2. 音素をつなげて単語を読む
26文字の基本の音がインプットできたら、3文字程度の単語を正しい発音で読む練習をしましょう。
フォニックスは「音の足し算」をすることによって、正しい発音で読む力がついていきます。まずはbox, tapなど、子音+母音+子音の3文字単語を、音をつなげながら発音し読んでみましょう。
ここでポイントとなるのは、一音一音をゆっくり発音しながら徐々にスピードを上げ、それぞれの音素をつなげていき、単語として読めるようにすることです。
声を出す音か、息だけ出す音か、有声音と無声音の違いも意識しながら発音すると、英語らしいきれいな音になります。
3文字の単語は知識としてすでに読めるものが多いかと思いますが、カタカナ発音にならないよう意識して発音してみましょう。
二重母音や二文字子音を覚える
続いて、二重母音と二文字子音の知識を深めましょう。二重母音と二文字子音とは、二つの文字が重なって一つの別の音を作り出すフォニックスのルールです。
- 二重母音:ou, ai, ea, oaなど
二重母音を持つ単語の例:soup, rain, sea, boatなど
- 二文字子音:ch, sh, ck, thなど
二文字子音を持つ単語の例:lunch, show, duck, thankなど
3. 連続子音を覚える
連続子音とは、それぞれ一つずつの音をもつ文字を連続して素早く発音するルールです。初めに覚えた26文字の音を思い出しながら、一息で一気に発音しましょう。
ここでの注意点も、カタカナ読みにならないようにすることです。日本語では子音の間に母音を挟みますが、英語の連続子音の場合は、母音を間に含めずに発音します。
- 連続子音:str, sp, pr, slなど
連続子音を持つ単語の例:street, splash, printer, slideなど
音素から単語・文章へと発展させる
英語らしい発音がインプットできたら、それぞれの音素から単語、単語から意味のかたまり(チャンク)、そして文章に発展させて発話してみましょう。チャンクや文章では、単語同士がくっついたり、弱く読んだりといった音声変化を起こします。
英語は一つ一つの単語をはっきりと発音しない言語です。そのため、単語単位ではなく、チャンクや文章単位で意味が理解できるようにトレーニングすることが大切です。
フォニックスで基本的な発音のルールが身につき、単語レベルで発音したり読んだりすることに慣れたら、徐々に文章レベルで発話できるように練習することで、より実践に近い形で話せるようになります。
大人のフォニックス学習にアプリをおすすめする理由
大人がフォニックスを学ぶには、アプリでの学習が最適です。その理由を以下に説明します。
- 一方通行ではない学習が可能
- 場所を選ばずスキマ時間でも学習できる
- 即時フィードバック機能
一方通行ではない学習が可能
フォニックスのアプリでは、問題に答えたり、実際に発音したりすることで学習を進めていきます。動画や本とは違い、受け身ではなく主体的に学習に取り組む必要があります。アプリでの学習により、単に知識を吸収するだけではなく、その知識を使って実践する力をつけましょう。
フォニックスは英語四技能のすべての基礎であり、英語のリスニング能力や発音、そして最終的にはスピーキング力の向上に直結します。積極的に学習に取り組むことにより、より効率的、かつ高い学習効果が期待できます。
場所を選ばずスキマ時間でも学習できる
アプリを使えば、場所を選ばずにフォニックスの学習が可能です。通勤中や昼休み、自宅など、スキマ時間でも手軽に学習できるため、多忙な大人でも短い時間で使えるツールとなります。
即時フィードバック機能
アプリでは正誤がすぐにフィードバックされます。間違った箇所は繰り返し聞いて復習することで、非常に早いサイクルで学習を進められます。
テンポよく学習できるため、なかなか時間が取れない大人の方でも効率よくフォニックスの学習ができます。自分の発音や理解度をすぐにチェックできるため、モチベーションを維持しながら、自分にとってどのような学習が必要か、今後の学習方針を把握しやすくなるでしょう。
大人におすすめのフォニックスアプリ【無料アプリ中心に紹介】
フォニックスの学習アプリは子ども向けに設計されているものが多いですが、その中でも大人も楽しんで学べるアプリ、基礎から学んで発展学習できるアプリを7つ選びました。
- Khan Academy Kids: Learning!
- トド英語
- 英語発音トレーニング
- 英語発音速成攻略
- Starfall Learn to Read
- AGO Phonics Sound Pad
- Phonics Genius
Khan Academy Kids: Learning!
・画像引用:App Store
Khan Academy Kids: Learning!は、フォニックスはもちろん、英語の本や算数のアクティビティが楽しめるアプリです。
Readingのコーナーではフォニックスを重点的に学びます。各スペルの発音の仕方や、スペルとイラストのマッチング、音声を聞いて正しい単語を選ぶなどのアクティビティを行います。一般的なフォニックスアプリに出てくるようなありふれた単語ではなく、少しマイナーな単語を取り上げており、語彙力アップにも効果的です。
かわいいデザインながら、一つあたりの単元のボリュームがあり、一度の学習で多くのことを学べます。広告も表示されないため、集中して学習できるのも大きなメリットです。子ども向けに設計されたアプリではありますが、アプリ内の音声や指示はすべて英語のため、大人でもリスニング力を上げながら進められます。
- 無料(広告なし)
- 発音の仕方やフォニックスをゲーム感覚で学べる
- 英語の本も豊富で、ネイティブの音声での読み上げ機能あり
トド英語
・画像引用:App Store
トド英語は、アメリカのシリコンバレーに本社を置くEnuma(エヌマ)のカリキュラムチームが企画・開発しており、「聞く・書く・読む・話す」の四技能をバランスよく鍛えられる英語アプリです。
フォニックスを強化できるコンテンツも豊富で、基本的な26文字のフォニックスだけでなく、2音3音の組み合わせで新しくできる音も含め45のフォニックスのレッスンがあります。
AI Speaking Labのコーナーでは、お手本の音声の後に発音すると、AIが学習者の発音を4段階で評価します。Level1からLevel4までのフォニックスに分かれており、Level1は" B ", " K "," G "などの単子音、Level2以上になると2文字の子音や母音の組み合わせのフォニックスを学べます。
実際に声に出して発音し、発音をチェックしてもらうことで正しい発音とフォニックスルールの両方が身につきます。
英語学習に効果的な電子書籍や動画も大変多く、大人も満足できる学習ボリュームと言えます。
- 7日間無料
- フォニックスで習った発音はAIが4段階で評価
- 英語の本や動画などのコンテンツが豊富
英語発音トレーニング
・画像引用:App Store
英語発音トレーニングは、それぞれの音素ごとの発音の仕方をテキストで解説し、日本人が苦手なLやR、THの音について各レッスンで取り上げています。
練習問題は初級と上級から選べ、ターゲットの発音を含んだ単語や文章を読み上げると、発音を自動で採点してくれます。読み上げた文章は録音もされるため、お手本の音声と聞き比べることでフォニックスをより強化できるでしょう。
母音・子音の発音の仕方以外にも、アクセントのつけ方、弱く読む音、つながる音などのレッスンも豊富なので、フォニックスに加えて英語の音声変化の基礎についても合わせて学べます。
- 無料(広告あり)
- 母音・子音の基本的な発音・音声変化について学べる
- 発音はアプリが自動で採点
英語発音速成攻略
・画像引用:App Store
英語発音速成攻略は、母音、子音、複合音(複数のアルファベットが組み合わさって形成される音)を体系的に学べるアプリです。各ルールごとに、お手本の音声と発音記号、イラストでわかりやすく発音の仕方を学べます。
音声だけを聞き、単語のスペルをタイピングするディクテーションも可能で、聞き取った音声が正しく理解できているか、スペルが正しいかをテストできます。
アプリの一部は無料で使え、すべてのコンテンツにアクセスするには有料となります。
- 一部無料
- 習ったフォニックスの理解度をディクテーションでテストできる
- 発音記号も合わせて覚えられる
Starfall Learn to Read
・画像引用:App Store
Starfall Learn to Readは、主に母音のフォニックスを例文とともに練習できるアプリです。母音を含むフォニックスには、短く発音する音、伸ばす音、" r "と組み合わせて発音する音など、多くのフォニックスのルールがあります。
arとerなど、日本人には区別が難しい発音も、音声を聞きながら練習することで身につけることができます。大人でも楽しめるミニゲームつきで、フォニックスと合わせて単語も覚えられます。
- 無料
- 主に母音のフォニックスを強化できる
- アルファベット26文字の音を覚えたい方はStarfall ABCsもおすすめ
AGO Phonics Sound Pad
・画像引用:App Store
AGO Phonics Sound Padは、400の英単語と140の音素の読み方を聞いて覚えられるアプリです。0~5までの6段階のレベル設定があり、基本的な音素はもちろん、他のアプリにはない細かいルールも網羅されており、あらゆるパターンのフォニックスのルールを学べます。
それぞれの音をタッチするとお手本の音声が流れ、各ルールが一覧で確認でき、そのスペルを使った単語も音声つきで聞くことができます。フォニックスの音素を聞いて覚えることに加えて、他のアプリなどで学んだフォニックスの確認、テストとして使うのにも便利です。
- 無料
- 140の音素を含み、細かいルールも学べる
Phonics Genius
・画像引用:App Store
Phonics Geniusは、6,000語以上がフォニックスのルールごとに200以上のグループに分けられており、あらゆる発音のルールをカバーしています。学習したい単語を自分で追加することもOK。自分の発音を録音し、ネイティブのお手本と照らし合わせることもできます。Phonics Geniusは買い切り型の100円です。
- 有料(100円)
- 自分の発音を録音できる
- 覚えたい単語を登録できる
大人がフォニックスの学習成果を最大化するためのコツ・注意点
次に、大人がフォニックスの学習成果を最大化するために知っておきたいこと、効果的なことを解説します。
- フォニックスのルールには例外もある
- 発音記号も覚える
- たくさんのコンテンツで量をこなし反復練習する
- 録音やフィードバック機能を活用する
- アウトプットする
フォニックスのルールには例外もある
フォニックスは発音とスペルのルールがわかる学習ではありますが、言葉である以上、例外はあります。フォニックスのルールで読めるようになる単語は7割ほどで、残りの3割はルールが通用しないと言われています。
例外としては、「黙字・サイレントレター」を含む単語が挙げられます。黙字・サイレントレターとは、スペルは存在するのに実際に発音しない文字のことです。黙字を含む単語は意外と多く、時に英語学習者を混乱させる存在です。
黙字を含む単語の例としては、knowの" k "やhourの" h "、shouldの" l "など、身近な単語にも多く含まれています。これらの単語は、正しい発音とスペリングを照らし合わせながら覚える必要があります。
発音しない英語については、以下の記事で詳しく取り上げています。
参考記事:英語ネイティブが発音しない音とは?スペルと一致しない音の覚え方を解説 - スピークバディ英語学習Q&A
発音記号も覚える
フォニックスは実際に音を聞いて発音しながら学習するものですが、合わせて発音記号も覚えると効果的です。発音記号は、英語の音声を視覚的に表現してくれるので、文字だけでは捉えられない細かな発音の違いを学ぶのにも適しています。
また、英語では単語のアクセント(強勢)が重要な役割を持ちます。発音記号はアクセントも示してくれるため、英語のリズム感をつかむ助けとなります。
以下の記事では発音記号を学べるアプリや、表示してくれるアプリを紹介しています。
関連記事:英語の発音練習におすすめの発音記号付きアプリ8選【無料・初心者向け多数】
たくさんのコンテンツで量をこなし反復練習する
フォニックスを習得するには、ルールを暗記するだけではなく、多くのお手本を聞いたり、実際に発音したりして、頭と体に覚えさせることが必要です。たくさんのコンテンツで音を聞き、多くの単語や文を読むことによって、音と文字の関連性を覚えていきます。
英語の音声を流しながらテキストを読んだり、お手本の音声を聞いてリピーティングや音読を行うなど、耳・目・口をフル活用させて練習しましょう。
英語を正しく発音するには、反復練習を通し、正しい口の開け方、口周りの筋肉の使い方を体に覚えさせましょう。そうすることで、正しい音声パターンを定着させるのに役立ちます。
録音やフィードバック機能を活用する
上述のように、フォニックスで学んだ音を繰り返し発音することは大切ですが、口に出しながら聞こえる音と、実際の音は違います。そのため、やみくもに発音練習するだけではなく、録音して自分の発音を聞き、客観的に振り返ることがポイントです。
お手本と比べて違っているようであれば、もう一度練習しましょう。スマホの音声認識機能や音声文字入力機能などを使い、自分の発音した単語がどのように認識されるか試してみるのも良いですね。
また、アプリの中にはAIが発音を判定してフィードバックする機能を持つものがあります。これらの機能を活用することで、より自然で正確な発音を習得するのに役立ちますよ。
以下のQ&Aでは、AI英会話スピークバディを発音矯正のツールとしても推奨しています。
Hiro
アウトプットする
単語から文章で発話することに慣れてきたら、スピーキング練習でアウトプットしましょう。
スピーキングといっても、いきなり英語の先生や外国人と話す勇気がない方も多いでしょう。そんな方にはAIと自主練を重ねることをおすすめします。今のAIの技術はとても高く、こちらが話した内容を理解し、適切な言葉を返してくれます。AIが相手であればわからない表現を繰り返し聞けるのはもちろん、話すときに間違えてもノーダメージですよね。
AIを相手に気のすむまで発話練習することで、自信を持って英語を話せるようになりますよ。
英語のプロも、AIを活用した発音練習を推奨しています。
Yuuコーチ
大人のフォニックス学習FAQ
続いて、大人のフォニックス学習に関してのFAQを掲載します。
- アプリを選ぶ基準は?
- 学習時間はどれくらい必要?
- アプリ以外でフォニックスを補強する方法は?
アプリを選ぶ基準は?
すべてのフォニックスアプリにはネイティブの音声がついており、直感的に操作できるものが多いですが、子ども向けに設計されているアプリの中には大人にとっては冗長に感じられるものがあるかもしれません。
アプリを選ぶ際は、
- シンプルな設計で音の学習にフォーカスしている
- フォニックスだけ重点的に学習できる
- 採点やフィードバックしてくれる
- 英語学習に関する動画や電子書籍にもアクセスできる
など、学習目的や好みに合わせて試してみることをおすすめします。
学習時間はどれくらい必要?
フォニックスを習得するための学習時間には個人差がありますが、継続的な学習と復習が鍵となります。まずは1~2週間、毎日15分程度集中して、正確な音と口の動かし方を練習しましょう。
毎日少しの時間を使ってコンスタントに学習することで、日本語の発音で凝り固まった口周りの筋肉や発音を矯正できるようになるでしょう。その後、学習した内容を実生活で使ってみる機会を作ることも大切です。
アプリ以外でフォニックスを補強する方法は?
アプリ以外でフォニックスを練習する際におすすめなのは以下です。
- 絵本
- YouTube動画
初級者向けの英語の本や絵本は、シンプルで繰り返し使われる単語が多いので、フォニックスの練習にもぴったりです。紹介したアプリの中にも絵本が読めるものがあるのでそれらを活用したり、書店や図書館などで探してみるのも良いでしょう。
YouTubeの動画では、それぞれの発音の口の開け方、舌の位置を示してくれたり、一つ一つの音の発音の仕方を丁寧に解説しているチャンネルなどがありますので、好みや目的に合わせて探してみてください。
大人こそアプリでフォニックスをマスターしよう
フォニックスを学ぶ際は、英語特有の発音の仕方や口の動かし方を覚えることを意識し、自然に発音できるようになるまで繰り返し練習することがポイントです。カタカナ発音から卒業し、より自然な発音を目指すとともに、聞き取れる英語、自分から読める英語を増やしていきましょう。
フォニックスは英語学習の基礎ですが、フォニックスを覚えること自体が目的ではありません。実際の会話や音読など、さまざまな方法を組み合わせて英語をインプット・アウトプットし、四技能を高めていきましょう。
AI英会話スピークバディは、多彩なAIキャラクターと豊富な場面設定で、実践的な英会話スキルを身につけられるアプリです。学習者の発音を発音記号レベルで分析し、どのように聞こえているかを表示したり、苦手な発音をAIが把握し、発音レッスンとして提供したりする機能も充実しています。
フォニックスで鍛えた発音をさらにブラッシュアップするのに最適なツールとなりますので、試してみたいと思った方はこの機会に無料体験をお試しください。
執筆者=アソミ