英語リーディングのスピードが遅く、中々上達しません。。。

Question

仕事で海外の最新情報を手に入れる必要もあり、普段から英字新聞を読んだりして、リーディングの上達に励んでいます。ただやはり思ったよりも読むスピードが上がらず、中々勉強の成果が出ていないかもと悩んでいます。 英語リーディングのスピードを上げ、上達させるコツはありますか？中々上達しないため、たくさん読むだけの勉強だと、リーディングの勉強法として間違っているのかもと感じています。

竹村 和浩 · Accepted Answer

リーディングのスピードを上げるには「速度」のコツを身につけると良いでしょう。
「速読」にはいくつかの方法がありますが、ここでは、文型と5W1Hを意識した「速読」の方法をご紹介します。

まず、英文の内容を把握するには、中学で習った「5文型」を意識することが大切です。
どんな複雑な英文でも動詞の種類によって、5つの文型（sentence pattern）に集約されます。
ですから、長文を読む際には、Find the verb!「動詞を探せ！」 が鉄則です。英文で「動詞」が見つかれば、英語の文型の基本は、どんなに複雑になったとしても、S＋V＋O＋Cですから、Vの前は必ず、S＝主語で、Vの後は、V＝動詞の種類（完全自動詞・不完全自動詞・他動詞・授与動詞・不完全他動詞）によってV（動詞）の後の文の構造は決まっています。
そうすると動詞を見つけた時点で、主語が何で、動詞の後に何がくるかが予想できます。
こうして、動詞を文中で見つけ、文の構造を掴みながら、文意を把握していくと文全体の構造が把握できる点で早く意味をとらえることが可能になります。この文型で文意を把握する方法に慣れれば、たとえいくつか単語がわからなかったとしても、大まかな意味は掴むことができる点で優れています。

次に、5W1Hを意識した「速読」法ですが、長文問題では、設問での問いは、ほぼ、5W1H、つまり、When （いつ）、Where（どこで）、Who（誰が）、What（何を）Why（なぜ）How（どのように）について問われるわけですから、英文を読みながら、常に、この点を押さえることを強く意識して大意を掴んでいけば、単語がわからなくても、設問には答えることが容易になります。

また、英検などの資格試験のテクニックとして、まず長文を読む前に設問をあらかじめ読んでてから、長文を読めば、問われれている箇所に集中して意識的に読める点で、効率を上げることができます。

他にも「速読」の方法はありますが、上記2つをご紹介いたします。

河野 太一 · Answer

英語リーディングのスピードに関しては、まず２つのことをチェックする必要があります。それは、
１）        単語力は十分か
２）        文法力は十分か
です。

当たり前のことですが、未知単語が多いのではスピードは上がりません。分からない単語に遭遇するたびに立ち止まり、考えてしまうからです。文全体の意味が分かりにくくなることもあり、それによってもスピードが落ちます。

単語に関しては、ただ「知っている」だけではなく「どこまで深く頭の中に定着しているか」も考えなくてはなりません。単語を見て、しばし考え、ようやく日本語訳が頭に浮かぶ、という程度ではスピードは遅くなります。見た瞬間にパッと意味が思い浮かぶぐらいでないといけませんし、日本語訳よりも先にイメージが湧く、という風になれば理想です。

ではそのような単語力をどのように手に入れればよいかというと、まずは単語集ということになるでしょう。しかし単語集は単語定着への入り口に過ぎませんので、単語集を終わった後は英文を何度も繰り返し読んだり、大量に読むことが必要になります。

また、英文を読んでいるときは誰しも英文の構造を解析しています（ネイティブもやっています）。この解析速度が速く、かつ正確でないといけません。そのためには英文法の十分な知識が必要です。この点に不安があるようであれば英文法の参考書や問題集をやるとよいでしょう。それで一定以上の文法知識が身に付いたら、今度はそれを読解の中でどのように運用するかを学ぶべく、英文解釈系の参考書に何冊か取り組むとよいでしょう。

このようにして単語・文法力が充実したにも関わらず、まだ読むスピードが遅いとすれば、単純に読んでいる量が少ない可能性があります。また、日本語に訳しながら読む癖が抜けていない可能性もあります。これに対処するには大量の英語を日本語に訳さず読むことが必要です。素材としては何を読んでもよいのですが、大量に読む必要性を考えると、新聞や雑誌、ウェブサイトなどよりも一般の書籍のほうがお勧めです。英語学習者で、英語の本を日常的に読んでいる人は少ないものです。毎日少しずつでもよいので、日常的に英語の本を読むようにしないと、スピードも含めた本当のリーディング力は身に付きにくいといえるでしょう。

Monicoコーチ · Answer

英文速読って本当に伸びにくいししんどいですよね。
速読が遅い原因としては、英語を目から情報を仕入れて脳で理解する「処理速度」が遅いということ、あとは「２度読みしている」ということが考えられます。
前者であれば、英語に触れる量を増やし、慣らしていくしかありません。あとは語彙力をつけることで負担が減るので、語彙力も強化することはオススメです。
ただ、2つ目の「二度読みしている」場合は、英語の語順で読めるようになることが大切になります。
元々学生時代は「英語は後ろから前に意味がかかっているよ」なんて習ったこともあるかと思うのですが、それで読んでしまうと、前から読んだ後もう一度後ろから読み直すので「二度読み」すなわち「二度手間」がかかってしまうんですね。
これをやめるには「サイトトランスレーション」または「スラッシュリーディング」と呼ばれる、英語を英語の語順で読み、そのまま一発で理解する訓練が有効です。
最近ではYoutubeで「サイトトランスレーション」と入れるだけで、多数サイトトランスレーションの方法の動画が見つかるので、是非参考にしてみてくださいね。

Mokoコーチ · Answer

お仕事で英語を使って情報収集をされる必要があるのですね。
どういったお仕事か分かりかねますが、ある程度必要な情報のジャンルというのは決まっていると思います。

なので、英字新聞もすごく有効なのですが、その中でもお仕事に関わりある内容を中心に日々読むようにされるのがいいと思います。
テーマを絞っておくことで使われる表現や単語の強化に繋がりますから。

そしてそれがすでにできていらっしゃる場合、文の読み方を確認してみましょう。
英字新聞が読めるレベルであれば、頭からの読み下し文はできていらっしゃると思いますが、万が一、後ろから英文を返り読みしていたり、英語を英語で理解していない場合はスラッシュリーディングで区切りごとに英文を理解する方法をお試しください。

その上で、早く読むための方法として、読解力を鍛える必要があると思います。
精読し終わった文章を発音や意味は考えずにとにかくスピードだけを意識して早く読む訓練が一つの方法としてあると思います。
目を動かす速さを鍛えることで、速読力をつける事が出来ますよ。
たくさん読むのでなく、一つずつの英文をきっちり精読して、スピーディに読めるようになるまで繰り返しスピード重視の音読を繰り返すことが大事です。

また、普段読む際は、1行1行丁寧に訳さないこともポイントだと思います。
翻訳などするわけでは無いので、極端な話、段落ごとに書かれている内容が要約できるくらいに理解できていれば時短につながると思いますよ。

音読に関しては量より質を意識してみてくださいね。

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