子どもが英語を学ぶとどんな反応がありますか

Question

現在子どもを英会話教室に通わせていますが、金銭的な負担もあるため、どのくらい効果があるのか知りたいです。 幼い子どもに英語を勉強させた時に、上達に合わせてどのような反応や行動が表れるのか、教えていただくことはできますか？

Harunaコーチ · Accepted Answer

子どもに英会話を教えていて、いつも感じるのは、おうちで普段全く英語を聞く機会がなく、週に一回の英会話教室でのみ英語学習をされている方と、週に一回の英会話教室に通い、さらに、おうちでも教室で使っているＣＤを毎日聞いて復習しているお子さんの英語のレベルや上達度に大きな差があることです。

質問者さんのおっしゃる通り、英会話教室に通わせることは金銭的にも負担がかかることです。そのため、それを無駄にしないためにもおうちでの努力は欠かせません。週に一回英会話教室で英語を聞くだけでは効果はあまりありません。子どもの記憶力はすごく良くて一瞬で覚えられるのですが、忘れるのも一瞬です。

一週間もすれば一週間前に学習したことなんて全て忘れてしまっています。そうなると、毎週先生も同じことを繰り返し教えなければいけなくなり、なかなか知識を増やして行くことができません。

それに比べ、1週間、毎日5分でも10分でもいいので学習したことを復習していたお子さんは、一週間後にもしっかり以前習ったことを覚えているので、学習がより効率的にそして効果的になります。

上達に合わせてどのような反応があるかというご質問なのですが、英語がたくさんインプットされれば、少しずつ英語のアウトプットが見られるようになると思います。ただ聞くだけではなく、ＣＤと一緒にリピートして、声に出して学習するようにすると、お子さんも自信を持って英語を発話できるようになって来られると思います。また小さいお子さんは何も考えず、聞いた通りに発音されるので、発音もきれいになると思いますので、ぜひ聞いてみてあげて下さい。

英語のインプットについては、毎日英語を耳にすることは大切なのですが、お子さんが理解できないような英語のテレビ番組を見てもあまり効果は期待できないと私は個人的に思っています。

なので、聞く内容は、もし英会話教室に通われているのであれば、そこで習った内容のＣＤを毎日繰り返し聞いて覚えて行くのがいいと思います。もしそういったものがなければ、簡単な絵本の読み聞かせや、お子さんの英語力に合った英語のテレビ番組を見るのも良いと思いますよ。子どもは同じことの繰り返しでも全く苦に感じないので、何度でも同じ内容を聞いていう練習をしてみて下さい。

Harue · Answer

ご質問ありがとうございます。英会話教室の効果ってとても気になるところですよね。「幼い子」ということですので、幼児期のお子さんという前提でお話しさせていただきますね。

親子同室の場合（主に〜1歳児）は、ママやパパがいることでの「安心感」の中で楽しく英語に触れていきます。歌や手遊びで英語の音やリズムに慣れさせたり、お教室によってはフラッシュカードなどを使い脳を刺激させ（単語を覚えるのが目的というよりも）その単語に合わせた絵を見せることで、イメージすることに慣れさせ、英語を習得しやすい脳を育てる取り組みをしてくれるところもあります。

先述にありますように”英語を通して”、”英語に触れながら”、おうちの方がいることでの安心感や楽しさを獲得していけることがその後の英語との付き合い方において重要となってきます。その後年齢が上がるにつれ、ゲームなどのアクティビティや、動作、色、形、動物といったその時期のお子さんが興味を持ちやすい（または既に興味を持っている）事柄を題材に、簡単な文と共に遊びながら英語に触れるお教室が多いように感じます。

右脳（イメージで情報を処理することが得意）が優位に働いている幼児期に、適時触れていく英語は負担なく身についてきます。ご家庭や幼保園で日本語でされているようなものがそのまま英語に置き換わる場合が多いので、日常生活の中でも取り入れやすいですね。そのため咄嗟に出る言葉が犬を見たらdog、美味しい時はyummyなんてこともよくあります＾＾

幼児期にお教室に通った場合、こういう反応や行動が多く見られるのですが、週1、2回の習い事としての英語をしっかりと未来につなげるためには、ご家庭での小さな取り組みがレッスンをより効果的なものと変化させます。

また同時におうちの方ご自身がお子さんの英語への変化に気づきやすいので、上達ぶりやうまくできなかった様子が見られたとしてもそれを受け止めてあげながら英語に向き合えるというのも利点かと思います。英語を習得していく過程で、心を育てていくことも大切です。ご参考になりましたら幸いです。"

林 智代乃 · Answer

『費用対効果』は、とっても気になる部分ですよね。
お金は無限ではなく有限ですからなおのことです。

さて、この『費用対効果』という部分を考えていく場合、大切な事は『何を目的として利用するのか』というところです。
例えば、外でお友達と英語に触れる時間を設ける事で『英語に触れる環境がある事は当たり前』という【当たり前化】を狙う為に英会話教室を利用するという事もあるでしょう。

当たり前化を狙っていく為のツールとして英語教室を使っていけば、『英語に触れる環境があるのは自分だけ』という思いを抱きにくいかも知れません。
また、『アウトプットの場』として日々のご家庭での関わりとの相乗効果を狙って英会話教室を利用される方もいらっしゃると思います。
…とこのように描く目的によって得られる効果は変わってきますが、『英語を勉強させる為』という目的であった場合、お教室の形態にもよるところが大きいとは思います。

その為、一概に「こういう様子がある」という風にお伝えする事は難しいですが、ただ『読める』『書ける』などが出来ていくのではなく、『自分を表現するツール』として『自分の言葉として』英語が使えるようになっていく姿があるのが好ましいものではあります。
その為の手段として、読まされるのではなく自ら手にとって英語の本を読む…など英語がツールとして存在していったりがある感じですね。

上達に合わせての反応…というご質問からのお応えとしては、『英語がその子自身の中に選択肢として自然と存在している』という反応や行動が成長と共にレベルアップして現れていく様子があると、長い目で見た時に本当に生きた英語となっていく…という感じです。

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