未就学児の英語の勉強は1日何時間ぐらいがベスト？

Question

子どもの学習時間について。子どもの集中力が続くかどうかもありますが、最適な時間が知りたいです。 未就学児が英語を勉強する場合、一日にどのくらい学習するのがおすすめですか？

林 智代乃 · Accepted Answer

未就学児のお子さんの取り組みのポイントで1番大事な事というのが実は、『あえて学ぶ時間を作らない』というところになります。
これはこどもの脳の成長発達に関係していきます。

未就学の時期くらいまでの脳は右脳が活発に働いている時期で、6歳を過ぎる辺りから私たち大人と同じような活動をしていきます。
『小さな子はいつの間にか覚えているものが多々ある』という様子を見せてくれる事が多くあると思うのですが、これは右脳の活動よるものだったりするんですね。

というのも右脳は、『無意識のうちに身に付ける』という事を得意としています。

逆を言うと、『意識的に学ぶという事が少し苦手』なんですね。
『意識的に学ぶ』というのは、「さぁ、今日はこれをしよう！」といった感じに与えられたものに意識を向けて取り組む…というスタイル。

もちろんそれで身に付けていく事もあるのですが、未就学のお子さんの持ち合わせている発達を活かした関わりではないので、身に付くまで時間が掛かるのです。
実際、その時は覚えたような様子を見せても本人のものとして刻まれている事は少なかったりします。

『英語ある子育て』となると英語のかけ流しをしていく事を先ず推奨される事が多いと思いますが、小さな時のかけ流しの必要性はこの『無意識のうちに耳にしていた音源を自分のものにしていく事が得意だから』なんですね。
（注；かけ流しは未就学時期だけでなく小学生以降も必要になってきます。この時のかけ流しでは、また別の効果を狙って必要になっていく感じです。）

…という事で、かけ流しを先ずはしていって頂けたらと思います。
このかけ流しですが、『1日90分』は理想だったりしますが、『1日10分』とかでも全然OKです。
大事なことは『時間数』よりも『毎日続ける』ということ。
人の脳は毎日続けていく事で『自分に必要な情報だ』と認識しどんどん吸収していくので、その状態を作る事を先ずは大切にしていって頂けたらと思います。

そこからスタートされていくうちに段々と取り組めるものやお子さんと一緒に取り組みたいものが自ずと出てきます＾＾
このペースを作っていく事が『1日何時間…』と考えて取り組まれるよりも細く長くそしてしっかり根付いていく英語ある子育てになりますからね！
英語環境ある子育ては15年計画です。
この15年を考えた時、大切な事は『小さく積み重ねていく』という事です。
『子育ては急がば回れ』。
「こんなんで大丈夫かなぁ？」でも、お互いにとって無理ない関わりであれば、それは長く続けていける取り組みとなりますので、大丈夫です。

むしろ、そこが小学生以降でも続けていける取り組みとなります。
英語力は親が付けさせていくのではなく、こども自身が掴み取っていくものですから、その橋渡しとなる時間を未就学時期は付けていってもらえたらと思います。

Keiコーチ · Answer

積極的に英語教育に取り組んでいらっしゃるんですね！素晴らしいです！

お子様一人ひとりに個性がありますから、最適な学習時間も異なってくると思うのですが、大体30分から1時間くらいではないかなと思います。

「楽しく」集中して英語学習が出来る時間を探ってみてください。この時期に一番大切なのは英語を好きになることなので、お子様にとって、勉強する時間ではなく「楽しむ」時間である必要があります。

嫌いになってうことは避けなければならないので、少しでも退屈そうにしていたり集中力が切れてしまったときは潔く学習を切り上げてしまう方が良いと思います。

それとは別に、他の活動中に英語の童謡をBGMで流したり、お風呂のクレヨンでアルファベットを書く練習をしたり、スーパーで野菜や果物の英語名を覚えたり、普段の生活の中で英語に触れる時間を散りばめて行くと学習効果が出やすいですよ。

Harue · Answer

ご質問ありがとうございます！小さなお子さんへの英語への触れさせ方でポイントとなるのは、おうちの方が『お勉強』と捉えず、あくまでも普段されるような遊びと同様に位置付けたり、日常に溶け込むような環境を作ってあげることだと思っています。

ただ、今やおうち英語のマストとも言える英語歌などの音源による掛け流しは、英語を習得しやすい耳を育て、文法のリズムを体得するために必要なものと考えます。（無意識に耳に入るくらいの小さな音量で１日約９０分。お子さんが何か別の遊びに夢中になっている時でも、細切れにしても行えます）

また、これに加えおうちの方ご自身もお子さんへの関わりをきっかけに英語に触れることができる場合、本当にごく簡単なフレーズでのやりとり、色、形を一緒に言ってみる、お子さんの興味のある分野の絵本を読む、英語のワークに取り組むなどと、親子時間を楽しむことをお勧めします。（絵本・ワークについては、英語そのものの理解を過度に求めることをしないのもポイントです）

そうすることで、脳はリラックスした状態で、お子さんにとってはそれが心の安定や楽しい時間となります。また。言葉を吸収する発達時期でもあることから、英語をどんどん吸収していきます。

ですので、1日どのくらいの学習、というのはご家庭によって英語で触れさせたい事柄が遊びや生活の中でどのくらいの量であるかによって違ってきますね。おうちの方がストレスなく、お子さんがもっと英語でも楽しめると思った時にその量を増やしていくこともできますので。

そういった幼児期の関わりが、お子さんが成長し、大きくなる過程で、自らがやりたいこと、学びたいことを見つけた時に、英語をツールとして選び取る力にもつながってきます。ぜひ、お子さんの英語力は長期計画であることも忘れずに関わっていってくださいね。

ご参考にしていただけますと幸いです。

カテゴリ一覧

未就学児の英語の勉強は1日何時間ぐらいがベスト？

英語のプロからの回答

未就学児の英語の勉強は1日何時間ぐらいがベスト？

英語のプロからの回答