スマホやタブレット端末を使わない英語学習方法は？

Question

小学生の子どもに英語学習を促したいのですが、普段から英語学習以外でもスマホ・タブレット端末を使っているため、子供のスマホ・タブレット端末依存も心配です。 スマホ・タブレット端末を使わずにできる英語学習はありますか？

林 智代乃 · Accepted Answer

端末等を使わずの英語学習ですが、可能ではあります。
可能ではあるのですが、その際の取り組み方についてはお子さんの現在の英語状況等によって変わってくるところがありますので、「これです！」という形でお伝えする事が難しかったりします。

英語学習の方法は一通りではなく、お子さんの数だけあるのが実際のところです。

お子さんの現在の状況や普段の過ごし方、そしてお子さんが持ち合わせているタイプ・特性によってもアプローチが変わってきますからね！

ですので今回は、「こんなのがあるよ！」という角度ではなく『端末依存』という角度からお話をさせて頂こうかと思います。

スクリーンなどの端末に向かう時間は確かに短い方が良いです。
良いですが、実は『端末など画面に向かっている時間（スクリーンタイム）自体が悪なのではない』のです。
画面に向かっている時間が多い事で様々な体験ができなくなると、『脳のケーブル』のような役割をしている大脳の白質部分の成長が遅れるという報告があります。

要は、動画視聴などのスクリーンに向かう時間が多い事で画面に向かっている時間（スクリーンタイム）がこどもたちの脳のネットワークを強化できる様々な実体験を奪ってしまうという事が1番の懸念事項という訳です。

また、スマホ・タブレット利用は、『受け身』の利用か『主体的な利用』かでも効果が変わってくるものになり、一概にスマホやタブレット利用だからNGとは言い難いものでもあったりします。
主体的に向かっている時は記憶力があがる…など端末に向かう姿勢が主体的か否かで、やはり脳の構造作りにも変化が起きてきたりします。

『スクリーンタイム』という言葉がありますが、上記のような事を踏まえていった時、個人的にはどのように端末を利用するのか…の『スクリーンバランス』という言葉が適切かなと感じていたりします＾＾

余談ですが、大脳の白質の成長が欠けてしまうと脳の処理スピードが遅くなってしまうのですが、この部分は『適度な運動』をする事で活性化されるという報告もこどもを対象としたイリノイ大学の研究で報告をされています。
適度な運動を挟みながら、端末と付き合っていくのも1つの方法かも知れませんね！

竹村 和浩 · Answer

公文式英語は、個人別・能力別であり、かつ今も、「紙」を使ったプリント学習に特化している点で、お勧めです。E-Pencilというリスニング専用のデバイスがありますが、教材の学習箇所に触れるだけでプリントに書かれた単語や文章をネイティブが読み上げてくれるもので、スマホ・タブレットとは無縁です。

また、毎日、プリントでの「宿題」が出ますので、毎日学習しなければならない英語学習には最適、かつ毎日学習する「学習習慣」がつく点でも優れた学習法です。

公文が以前は「読み書き」中心というイメージでしたが、（学習目標は今も「原書がスラスラ読めること」を目標にはしています）音声器具の開発により、英文をしっかりイメージして音読・暗記すれば自然と話せるようにも工夫されてきています。

実際に覚えた英語を使うのは、学校での英語活動や、ALTとの授業で試せますので、まずは正確な英語の音と英文をインプットしていく毎日学習の公文が、スマホ・タブレットの心配もなく、学力として中学で使える英語力の基礎にもなると思います。

Janickiコーチ · Answer

スマホ・タブレット端末依存をご心配なさる気持ち、よくわかります。

私にはアメリカの現地学校に通う幼い子がいますが、コロナ以降、学校からタブレットが支給され、オンライン授業を受けていた頃なんかは１日に６時間以上画面を見ることなり・・・仕方が無いとはいえ健康面での被害がとても心配でした。

そこでスマホ・タブレット端末を使わない英語学習としてオススメしたいのは「英語の絵本を読むこと」です。実際に学校の先生からも、画面から離れつつも勉強するためにオススメされた方法です。

天気が良い日などは、日光浴がてら外で読んでみてもいいですね。

ただ目で読んでいくのではなく、是非正しい発音を覚えた上で、音読をしてみてください。英語ならではの独特なリズムを楽しみながら、英語学習をすることができますよ。

Harue · Answer

お子さんの現在の学年、お子さんご自身がどのように英語力を身に付けたいかによってアプローチの仕方は変わってくると思いますが、海外のワークブックも楽しいものがたくさんありますよ。

絵のタッチや頻繁に登場する絵の種類から日本とは違う文化を感じたり、問題文の表現の仕方そのものも勉強になります。

海外の問題集を買うことにハードルを感じるのでしたら、無料でダウンロードできる教材もありますので、そこから試す方法も。

検索ワードは「free printable worksheet for (   )」
※（　）にはgrade1や、grade3などの学年を入れます。

また「free printable alphabet worksheet」などと具体的に学習したい分野の単語を盛り込むといいですよ。他にも、英語で質問し答えるといったカードゲーム、英語の発音と文字の関係性を知るためのphonicsの学習ができるゲームやワーク、音源つきの絵本もあります。

また、絵本やカテゴリー別の図鑑からお子さんが興味のある分野をチョイスするのもいいですね。こちらも音源がセットになっているものを使えば言葉と状況がリンクしやすいのでおすすめです。

いずれの場合もあまり英語”学習”とせずに、お子さんが楽しいと思えるあたりからスタートしてくださいね。

また、スマホ・タブレット端末依存もご心配とのことですね。デジタル端末と、よく対局に置かれるものは紙媒体ですので、こちらのメリットも挙げておきますね。

紙媒体を使っての学習の良さは脳への刺激が多いことだと思います。ページをめくる、書き込むことで指先からの信号が脳に伝わり刺激を受け、ペンを止めてどのくらいの大きさでメモを取ろうなどと考えたりすることでも思考力が働きますし、あのページのあのあたりに書かれていた気がするなどと思い出すことは英語学習（だけではありませんが）にも役立つ記憶力や想起力が養われたりもします。
対してデジタル端末は使い勝手の良さや短時間で情報を収集できるなどのメリットがあります。また端末を使いこなす能力も自然に身に付きます（子どもは覚えが早いので！）

今後ますますデジタル端末を使用しない学習をすることは難しいと考えます。学習目的や内容に合わせて、ぜひお子さんがどのようなスタイルで学習をしたいのか、デジタル・紙のそれぞれの良さを意識しながらバランスよく取り入れてくださいね。

カテゴリ一覧

スマホやタブレット端末を使わない英語学習方法は？

英語のプロからの回答

スマホやタブレット端末を使わない英語学習方法は？

英語のプロからの回答