英語の独り言のやり方！実践的なフレーズ・無料アプリも紹介

独り言で英語力を鍛えたいけど、具体的なやり方がわからない人も多いでしょう。効果がいまいちわからず、独り言を始めるのに躊躇している人もいるかもしれません。この記事では、独り言の具体的なやり方と学習効果を解説します。初心者でも挑戦しやすいよう、練習に使える参考フレーズとおすすめのアプリも紹介します。

独り言のやり方を理解したら、練習のコツと注意点も押さえて、実際にトレーニングをしてみましょう。

記事を最後まで読めば今すぐ独り言にチャレンジできます。ぜひ参考にしてみてください。

独り言の英語学習とは

独り言の英語学習とは、さまざまなシチュエーションを想定し1人で会話フレーズをつぶやくことを指します。

英語に自信がなく、英会話レッスンはハードルが高いと感じる初心者でも気軽にチャレンジできる学習法です。時間や場所に制約されず、自分のペースで練習できるのが特長です。

英語の基礎力を高めるだけでなく、会話の瞬発力を鍛えるのにも独り言は効果的です。 

ただし、つぶやくだけでは英語を流暢に話せるようになりません。スピーキング力を向上させるには、リアルに英会話をする実践の場が必須です。

覚えたいフレーズを独り言で練習し、定期的に実践で成果を確かめてください。実践で得た気づきを活かして独り言で練習するサイクルを繰り返すと、上達が早まります。

英語の独り言で得られる3つの効果

英語の独り言で得られる3つの効果を解説します。 

①スピーキング力が向上する

②英語の語順が鍛えられる

③英会話に必要な単語・フレーズが覚えられる

独り言学習に興味はあるものの、本当に効果があるのかわからずこれまで挑戦できなかった人は、ぜひ参考にしてください。 

スピーキング力が向上する

英語を話せるようになるには、話す練習が不可欠です。

どれだけフレーズや単語を覚えても、話す練習が足りていないと、英会話を習得するまでにさらに時間がかかります。 

しかし、人前で英語を話すのが苦手な人もいるでしょう。「間違えたらどうしよう」と、話す自信がない初心者も少なくありません。

英会話スクールはハードルが高くても、独り言学習なら相手を気にせず1人でスピーキングを伸ばせます。

独り言を継続すると、英語を口にすることが習慣化します。自分が苦手な発音も集中的に練習できるため、実践でよりスムーズに話せるようになるでしょう。

練習を重ねることで、自然にフレーズが口から出てくるようになります。結果、会話の瞬発力を鍛えられるのもメリットです。

咄嗟に英語が出てこなくて言葉が詰まりやすい人は、ぜひ独り言でスピーキングを鍛えてみてください。発音の間違いを気にして話せなかった経験がある人にもおすすめです。

英語の語順が鍛えられる

独り言学習でフレーズを覚えると、英語の語順に馴染んでいきます。英語と日本語は語順が異なるため、初心者はまず、英語の語順に慣れるのが大切です。

独り言でさまざまなフレーズを覚えていくうちに、文法のルールや正確な語順への理解が深まっていきます。

さまざまなパターンがわかるようになると、応用力も身についていくでしょう。語順がわかれば単語を入れ替えるだけで、シチュエーションごとに的確な表現ができるようになります。

英会話に必要な単語・フレーズが覚えられる

独り言学習では、日常や仕事でよく使う単語やフレーズに絞って練習します。自分のレベルや学習目的に合わせて、使える表現を重点的に鍛えられるのが魅力です。

単語やフレーズを暗記したと思っても、いざ口にしようとしたらパッと出てこなかった経験をした人もいるのではないでしょうか。

独り言では単語やフレーズを口に出しながら覚えます。言葉の意味や使い方を確認をしながら、身体で覚えられるのが大きな特長です。

身体がフレーズを覚えていれば、対人で話すときに言葉が出てきやすいでしょう。

英会話力を上げる！独り言英語のやり方

独り言では、自分が将来使いたいフレーズを重点的に練習するのが大切です。

海外旅行のために英語力を鍛えたい人は、ビジネスシーンや日常会話のフレーズは避け、旅行に必要なフレーズを覚えることに徹しましょう。

以下、独り言のやり方を紹介します。

1. 練習したいシチュエーションを決める。
2. 練習したいフレーズを紙に書く。またはスマートフォンに打ち込む。
3. 独り言で繰り返しつぶやく。

シチュエーションを決める際、初級レベルの人は自己紹介から始めてください。慣れてきたら、他の場面にも挑戦していきましょう。

以下、3つのシチュエーションに分けてフレーズを紹介します。

1. 自己紹介
2. 日常会話
3. ビジネスシーン

学習目的にあわせてフレーズを練習してみましょう。

独り言での練習シチュエーション①自己紹介

パーティ、旅先、職場などさまざまな場面で自己紹介をする機会があります。緊張せず、いつでもスムーズに自己紹介ができるようになるために、独り言で練習しましょう。

長文に苦手意識がある人は、短いフレーズから練習してください。慣れたら長めの自己紹介にもチャレンジしましょう。

自己紹介で使えるフレーズ・表現

自己紹介に使えるフレーズを紹介します。名前や出身地だけでなく、仕事や趣味のことも話せるよう練習しておくと、自分のことを伝えやすくなります。 

• Hi, My name is Kentaro.Nice to meet you.「私の名前はKentaroです。はじめまして」
• Please call me Ken.「Kenと呼んでください」
• I grew up in Nagoya.「名古屋で育ちました」
• I work at an electronics company in Tokyo.「東京の電機メーカーで働いています」
• In my free time, I like playing soccer.「時間がある時はサッカーをするのが好きです」
• I'm learning English because I want to work abroad in the future.「将来、海外で働きたいので英語を勉強しています」

関連記事：英語で自己紹介を簡単にするには？使えるフレーズ集と挨拶のコツ

独り言での練習シチュエーション②日常会話

日常で起きた出来事や予定を独り言で言ってみましょう。最初は簡単なフレーズからで構いません。

ポイントはどこで、誰が、何をしたのか（何をする予定なのか）がわかる文章にすることです。いくつかのパターンか覚えておくと、実践で応用フレーズを瞬時に作れるようになります。どのフレーズを練習しようか迷う人は、自分の趣味や週末の予定をテーマに、関連するフレーズを使って練習してみてください。

日常会話で使えるフレーズ・表現

日常会話で使えるフレーズを紹介します。例として、週末旅行の予定を伝えるシチュエーションを想定します。

• I'm going to Tokyo this weekend for a short trip. 「今週中は小旅行で東京に行く予定です」
• I'll go there by train.「電車で行くつもりです」
• I'm not sure where I should visit in Tokyo yet.「東京のどこに行くべきか決まっていません」 

「I'm going to～」「I'll go～」「 I'm not sure」の表現をパターンとして覚えます。

後に続く文章は応用です。自分の情報に置き換え、週末の予定を伝えるフレーズを作ってみてください。どこで何をするのかが、具体的に伝わるフレーズにするのが大切です。 

独り言での練習シチュエーション③ビジネスシーン

ビジネスレベルの英語力を目指す人や、すでに仕事で英語を使っている人はビジネスシーンで使えるフレーズを練習してみましょう。 

ビジネスシーンでは、日常会話よりフォーマルな表現が使われます。仕事仲間に良い印象を残すためにも、オフィスや取引先での会話や商談に適切な表現を独り言で練習しましょう。

ビジネスシーンで使えるフレーズ・表現 

ビジネスシーンでの自己紹介や雑談でも使える、丁寧表現のフレーズを紹介します。

• It's a pleasure to meet you.「お会いできて光栄です」 
• How long have you been working here?「あなたはどのくらいここで働いているのですか」
• Shall we begin the meeting now?「会議を始めましょうか」
• Do you mind if I ask you why?「理由を聞いても構いませんか」

「Do you mind～？」は「～をしてもいいですか？」「～していただけますか？」を意味する丁寧な表現です。ビジネスシーンで役立つ表現のため、覚えておきましょう。

やり方が間違っている？独り言で英語学習をする3つのコツ

Q.独り言で英語のスピーキング力は伸びますか？

竹村 和浩

音読暗記のステップは以下の3ステップです。  1. 英文を「口が自動的に言えるまで」繰り返し音読する  2. 英文が使われている「場面をイメージしながら」繰り返し音読する 3. 英文を、まるで日本語で言っているかのように「感情とリンク」しながら繰り返し音読する

続きを読む

上記ステップで、まずは自分が話したい正確な英文・例文・会話表現などを、「インストール」していきます。

独り言で英語力を鍛える際に押さえておきたい3つのコツを紹介します。コツを押さえて成果につながる練習をしましょう。 

何度も練習する

一度フレーズを口にしただけでは、フレーズは覚えられません。何度も口に出し、自動的に言えるまで練習を繰り返してください。

最初はフレーズを読みながらでも構いません。最終的には何も読まずにスラスラ言えることをゴールにして、トレーニングします。

一度覚えたと思っても時間が経つと忘れてしまう可能性もあります。1ヶ月以上経った後も覚えているか、定期的にチェックしましょう。フレーズを素早く口に出せるようになっていれば、そのフレーズは記憶に定着したと判断できます。

「場面をイメージしながら」繰り返し音読する

独り言でフレーズを練習する際、実際の場面をイメージしながら練習してください。

「このシチュエーションでこのフレーズを使う」と覚えておくと、実践時にすぐに思い出しやすくなります。

最初はシチュエーションのイメージに近い写真や関連イラストを見ながら練習するのがおすすめです。

たとえば、会議で使うフレーズを覚える際は、会議室の写真を見ながら練習してみましょう。視覚情報も活用してフレーズを覚えると、思い出す時に記憶を辿りやすくなります。

また、写真やイラストを活用しながら覚えることで、フレーズがどのような時に使われるのかをより理解できます。微妙なニュアンスがわかり、実践でも状況に応じた正確な表現をできるようになるでしょう。 

「感情とリンク」しながら繰り返し音読する

独り言を口に出す際は、相手がいる想定で感情を入れて口に出すのが大切です。リアルな会話をイメージしながら感情を乗せて発声することで、記憶に残りやすくなります。 

日常生活で強い感情を伴う出来事は、長く記憶に残るのではないでしょうか。心理学の研究では、過去の出来事を思い出したい際、その時の感情が記憶を呼び起こす手がかりになると考えられています。 

（参考：感情の心理学, 高橋惠子; 河合優年; 仲真紀子編著, ISBN: 9784595307065, pp.71-84│北海道大学 ）

さらに、感情を込めて練習すると英語のリズムや抑揚の習得にも有効です。喜びや驚き、怒りなどの感情に応じて声のトーンや速さを変化させることで、音の表現であるプロソディーが身につきます。

プロソディとは、言語のリズムやイントネーション、アクセントなどの要素のことです。具体的には以下の要素が含まれています。

• 音の高低
• 音の強弱　
• 音の長さ
• ポーズの取り方
• アクセントの位置

正しいプロソディを身につけて、英語をより自然に話せるように練習しましょう。

独り言で英語を勉強する3つのメリット

独り言で英語を勉強する3つのメリットを解説します。

「独り言を学習に取り入れるべきか迷っている」「他の学習法とメリットを比べたい」人はぜひ参考にしてください。

人目を気にせず練習できる

Q.英語で独り言を言いながらの勉強って意味あるの？

Harue

英語での独り言はとても有効です。これは、相手がいない分、言えない表現があっても、ご自分のペースでじっくり学習そのものに向き合える理由もあります

続きを読む

英会話スクールに通っていたものの、周りの人の目が気になり思うように話せなかった人も多いでしょう。

独り言は1人で練習できるため、周りを気にする必要がありません。苦手な発音や覚えたいフレーズを、自分のペースで好きなだけ練習できるのもメリットです。人の目が気になる人は、まず独り言学習を通じて自信を持って言えるフレーズを増やしましょう。

日常生活の好きな時間に練習できる

独り言は好きな時間に練習できるのがメリットです。

空いた時間にすぐに始められ、忙しい人でも学習に取り入れやすいのが魅力です。好きな時間に練習し、自分のペースで学習に取り組めます。

英語を書き起こしたり読んだりする必要がありません。家事をしながらの練習もできます。ただし、一つ注意点があります。いつでも好きな時にできるため、最初のうちは練習するのを忘れる可能性があることです。

習慣化するまでは、朝の身支度中や夜ごはんを食べた後のリラックスタイムなど、独り言を練習する時間を決めておきましょう。英語力を向上させるには、継続的に学習ができる仕組みづくりを工夫してください。

会話の瞬時を鍛えられる

Q.独り言で英語のスピーキング力は伸びますか？

Monicoコーチ

英語で物事を考えられるようになると、英語を話すときにも、日本語を介さずにダイレクトに英語が口から出るようになります。となると、英語を話すいわば「瞬発力」があがります。

続きを読む

独り言を続けると、会話の瞬発力が鍛えられます。練習を重ねると英語で物事を考えられる英語脳が育つためです。 

英語で物事を考えられると日本語を介さずに英語が口から出てくるため、結果的に会話の瞬発力が向上します。

英語でスムーズに会話を続けるには、日本語から翻訳することなく英語で考えて表現する力が欠かせません。独り言を続けることで、英語で考えるクセがつき、言葉を選ぶスピードや正確性も高まっていきます。瞬時に正確な英語を話す力を養う効果が、独り言には見込めます。

独り言の英語トレーニングにおすすめの無料アプリ

独り言学習が続くか不安な人は、ぜひアプリを活用してみてください。

アプリには、トレーニングに使えるフレーズや、独り言に便利な機能が備わっています。使いやすい仕様になっているため、ボキャブラリーに自信がない人も学習を続けやすいでしょう。

発音チェックができるアプリもあります。独学が不安な人や発音に自信がない人は、以下より自分にぴったりなアプリをぜひ見つけてください。 

英会話フレーズ1600 リスニング＆聞き流し対応の英語アプリ

「英会話フレーズ1600 リスニング＆聞き流し対応の英語アプリ」は、旅行、日常会話、ビジネスシーンで使える1600のフレーズが収録されているアプリです。

パッと言えると便利な定番フレーズから、知って得するお役立ちフレーズまで幅広く収録されています。

お手本の音声が聞けるため、発音に自信がない人も学習しやすいのが特長です。お手本を真似してフレーズを発音すると、発音の自動採点もしてくれます。

このアプリには聞き流し機能も搭載されています。1つのアプリでリスニングとスピーキングを鍛えたい人におすすめです。

5000フレーズ - アメリカ英語を無料で学習 - 会話表現集から

「5000フレーズ - アメリカ英語を無料で学習 - 会話表現集から」は、5000ものアメリカ英語フレーズが学べるアプリです。

20トピックから145のサブトピックまで分割されており、学びたいフレーズを細かく選べるのがポイントです。 

レベルは初級・中級・上級・専門の4つに分かれています。ネイティブスピーカーによるお手本音声も収録されています。オフライン再生ができるため、移動や旅行中でも気軽に学習できるのが魅力です。

復習に便利なフレーズ保存機能を搭載しています。

ビジネス英会話

「ビジネス英会話」は、ビジネスシーンで使える930フレーズが収録されているアプリです。電話、会議、出張などの細かいシチュエーションごとにフレーズが紹介されています。営業・企画・技術などの職種別、製造・サービス・情報通信などの業界別に役立つフレーズを学べるのが特長です。

テスト機能が備わっているためフレーズを覚えられているか確認をしながら学習を進められます。

発音採点と聞き流し機能も搭載されています。ビジネスシーンで使えるフレーズを効率良く学習したい人におすすめのアプリです。

関連記事：無料の英語スピーキングアプリ！おすすめの6選を紹介

英語の独り言をする際の注意点

気軽に始められる英語の独り言ですが、注意しておきたい点もあります。以下、2つの注意点を解説します。

話が途切れて続かない

知っている単語やフレーズが少ない場合、独り言が続かない可能性があります。継続的にフレーズを考え、口に出すことが難しく感じる人もいるでしょう。

話を続けるためには、普段から使えそうなフレーズや単語をインプットするクセをつけておくことが有効です。独り言に使えそうな単語やフレーズをストックするメモ帳を作るのもおすすめです。

初心者のうちは、短く簡単なフレーズを繋げて練習してみましょう。継続していくとフレーズのバリエーションが広がり、より長く話せるようになります。

正しい発音を身につけるのは難しい

独り言で自分が正しく発音できているのか判断するのは、多くの人にとって難しいものです。

発音の基本ルールを深く理解できていないと、発音をチェックするのはハードルが高いでしょう。

間違った発音でトレーニングを重ねても実践では通じない可能性も考えられます。一度覚えた発音を矯正するのには、より多くの時間が必要です。

そのため、発音に自信のない人は、お手本の音声を確認できるアプリを活用しましょう。正しい発音を真似しながら口に出すと、より自然な発音を習得できます。

発音の採点機能があるアプリもおすすめです。TOEICや英検はできても、発音になると不安を感じる人は、自分の発音が正しいのかをチェックしながら学習しましょう。 

独り言で鍛えた後の英会話の実践練習なら「スピークバディ」

この記事では、独り言で英語力を鍛える方法を紹介しました。

注意点とコツを理解すれば、いつでもどこでも自分のペースで英語力を伸ばせられるのが独り言の魅力です。 

独り言は「独学でスピーキング力を伸ばしたいけど、学習法がわからない」「英会話スクールはハードルが高い」人におすすめの学習法です。 

しかし、独り言を継続するだけでは高い英語力は身につきません。大切なのは独り言で練習したフレーズを、実践で使うことです。

独り言で基礎力を高めたら、単発の英会話レッスンや英会話イベントでの実践練習を習慣にしてください。

人前で英語を話すのが恥ずかしい人は、AIキャラクター相手に実践練習ができる「スピークバディ」がおすすめです。アプリでは、臨場感あるストーリーをもとにAIキャラクターと会話しながら800以上の頻出フレーズが学べます。

実践力をより高めたい人向けに、AIキャラクターとフリートーク機能も搭載されています。自分でフレーズを考えながら話すため、会話の瞬発力も鍛えられるのが魅力です。 

また、アプリでは独自の音声認識が発音を発音記号レベルで分析してくれます。発音の改善点がピンポイントでわかると上達が早まるでしょう。

さらに、自分のレベルと学習目的に合わせて会話練習ができます。トークに自信がない初心者でもチャレンジしやすい内容です。

気になる人はぜひこちらより「スピークバディ」のアプリをダウンロードしてください。

AI英会話スピークバディ

利用者300万人突破

AIがあなたの英会話レベルをチェック！

今すぐ無料レベルチェックテストを受ける