英語学習の伸び悩みが辛い!今すぐ試したい伸びない時期の突破法5選
英語学習のプロの意見 : 5
- 英語学習をいくらやってもできない
- 伸びない時期に突入して辛い
- ブレイクスルーはいつくるのだろう
このような悩みはありませんか。
英語学習を始めたての頃と比べて、中級者や上級者になると英語力の伸び悩みを感じることがあります。
伸び悩む時期は多くの人が体験するものなので、「こんなに頑張っているのにどうして」「自分には才能がないのかもしれない」と自分を責めたりする必要はありません。
原因を考えて対策をし、伸び悩みの時期を突破することでさらなる成長が期待できるので、今が踏ん張り時!
この記事では、伸び悩みの原因や現状を突破するための方法を紹介しているので、自分にとっての解決策をぜひ見つけてみてくださいね。
まずは伸び悩みの原因からチェックしていきましょう。
この記事に登場する英語学習のプロ
ERI
大学卒業後、大手電子部品メーカーの営業職として勤務。英語の必要性を感じ社会人になってから英語学習をリスタート。仕事、子育てと両立しながらもTOEIC®︎400点から900点台へ独学でスコアアップ。英語講師を経て現在は英語コーチ5年目。得意分野は初心者さん向け、大人のやり直し英語とTOEIC®︎対策。10代から60代まで160人以上の幅広い学習者さんのサポート。TCS認定コーチとしてライフコーチングも提供中。公式HPブログでは、仕事や子育てなどで忙しい大人世代が、ご機嫌に英語学習を続けていくための気持ちの整え方、ちょっとしたコツを発信中。
Janickiコーチ
アメリカ在住。TESOL取得。日米で翻訳・通訳の経験あり。日本語教師としても活動。現地大学で多国籍なクラスメイトと共に英語の勉強中。
Yuuコーチ
日本生まれ。オーストラリア University of New South Wales 経済学専攻、卒業。英会話スクール勤務を経て、現在は英語公用語のグローバルなIT企業で働いています。子どもから大人まで英会話、文法、勉強方法などの指導経験あり。英検®1級、TOEIC®980点取得。猫を4匹飼っています。
英語学習コーチ 谷口恵子(タニケイ)
TOEIC®990点。通訳案内士。社会人になってから本格的に英語を学習し、実践的な英語力を身に付けて仕事で使ってきた。日本オラクル株式会社、ソニー株式会社に勤務後、2013年より英語学習コーチとして活動を始め、企業研修、ストアカ、Schoo、Udemyの講座などを通じて、累計1万人以上に、シャドーイング、速読トレーニング、発音トレーニングなど、楽しくて効果的な英語学習法を伝えてきた。主な著書は『TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング』『学校では教えてくれない!1ヶ月で洋書が読めるタニケイ式英語リーディング』『1日10分! 楽して伝わるタニケイ式英語発音トレーニング』『TOEIC L&Rテスト 絶対攻略リーディング』。
Shin
TOEIC®︎985、英検®︎1級、TOEFL®︎108。純日本人ながら、大人になってからの日本における自学自習で英語力を磨く。その後、大学受験予備校講師、英検®︎講師、TOEIC®︎講師、TOEFL®︎講師等、英語に関するあらゆる試験を指導する講師職に就く。
英語学習をいくらやってもできない!伸び悩みの原因
「今までは順調に英語力が身についている実感があったのに、最近は成長をしていない」と感じてしまう伸び悩みの時期。
英語を勉強したての頃は次のような理由で、達成感を得やすいです。
- 基本的な内容が多いので学習の負荷も少ない
- 簡単に問題が解ける
一方で、中級者や上級者になると内容が高度になったり、多くの専門分野の単語を覚えなければならなくなったりしますよね。
そのため、
- 学習に必要な時間が増える
- 今まで通りに学習しても成果が出ない
という理由で、伸び悩みを感じることが増えてしまいます。
英語の伸び悩みの基本的な原因として、次のことが考えられます。
- 目標が曖昧になっている
- インプット or アウトプット不足
- 自分に必要な学習ができていない
- 結果を急ぎすぎている
それぞれについて簡単に紹介していきますね。
①目標が曖昧になっている
英語学習で伸び悩みを感じる原因のひとつは、目標が曖昧になっているからです。
目標が不明確の場合、次のようなデメリットが考えられます。
- どのような学習をしたら良いかわからなくなる
- 自分の進歩を測れないので、成長が実感しにくい
- 挫折しやすくなる
何かを継続するうえで、しっかりとした目標設定は欠かせません。
②インプットorアウトプット不足
次に考えられる伸び悩みの原因は、インプットやアウトプット不足です。
覚えることや問題の難易度が上がると、必要な学習の時間や量も以前より増えていきます。
以前と同じやり方で、初心者の頃と同等の成長を期待すると伸び悩みを感じてしまうでしょう。
自分が身につけたい力に応じて、インプットやアウトプットの量・時間を増やせないか見直してみるのがおすすめです。
③自分に必要な学習ができていない
レベルアップをするために必要な学習ができていないことも、英語学習で伸び悩みを感じるひとつの原因です。
例えば、英語を話せるようになりたいのに、英文法の問題集を解くだけでは、なかなか必要な力は身についていきませんよね。
また、適切な学習内容を選べていても復習が足りていなかったりすると定着が難しく、伸び悩みを感じる原因に。
自分に必要な学習ができていない場合、継続しても労力ばかりがかかってしまうので早めに対処していきましょう。
④結果を急ぎすぎている
最後に紹介する英語力の伸び悩みを感じる原因は、結果を急ぎすぎていることです。
学習内容が難しくなると、知識やスキルを習得するまでに時間がかかるようになります。
問題を間違えてしまう頻度が増えることもあるでしょう。
早く成果を期待しすぎるあまりに成長を感じにくくなってしまうことも、伸び悩みの原因のひとつかもしれません。
ブレイクスルーは来る?!英語学習中に伸び悩む時期の心構え
「伸び悩みを感じている原因が予想できたから、すぐに解決策を知りたい」という方も多いはず。
しかし、まずは英語学習に伸び悩む時期の心構えを把握しておきましょう。
理由は学習などを続けていると、今後も壁にぶつかって伸び悩みを感じることが何度もあると予想されるからです。
心構えと対策を知っておけば、過度に落ち込まずに状況を変えるための行動ができ、ブレイクスルーが訪れるまで粘り強く取り組めますよ。
- 自分を責めない
- 工夫と改善を繰り返す
- すぐに結果を求めない
メンタル面のケアもとても大切!
それぞれの項目について簡単に紹介していきますね。
①自分を責めない
英語の伸び悩み時期は誰にでもあるものなので、過度に自分を責めるのはおすすめしません。
自分を責めても、ネガティブな気持ちが強くなるだけだからです。
例えば、問題集を目標通りに進められなかった場合は、「自分はなんてダメなんだろう」と考えるのではなく、
- 上手く進められなかった原因は何か
- どうやったら目標通りに進めるのか
などを考えることで、次の成長に繋げられます。
ネガティブな気持ちになり自分を責める言葉が浮かんできたら、次のステージに進むためのきっかけにしてしまいましょう。
②工夫と改善を繰り返す
英語力の伸び悩み時期にも重要な心構えの2つ目は、工夫と改善を繰り返すことです。
伸び悩んだり、大きな壁にぶつかったりしたら、「どうやったらこの状況を変えられるだろう」「どのような工夫が必要だろうか」と考えることが欠かせません。
解決策が出たら実践してみて、上手くいかなければ改善していくことを繰り返しましょう。
最初から上手くいかないこともあるかもしれませんが、実験だと思って継続しているうちに伸び悩みの現状を突破できたり、そのためのヒントが見つかりますよ。
③すぐに結果を求めない
最後に紹介する英語力の伸び悩みに陥った時の心構えは、すぐに結果を求めないことです。
伸び悩む原因でも紹介しましたが、中級・上級レベルの英語学習になると成果はすぐに出にくいことが多いため、伸び悩みを感じてしまう可能性が高いからです。
例えば、TOEICの点数を100点あげたいなら、200~300時間が必要だといわれています。
「言語を習得するには時間がかかる」ということを受け止め、どっしりと構えて学習を継続していけたら、伸び悩みで不安を感じることも減るかもしれません。
TOEICの点数アップについての詳細が知りたい方は、次の英語学習のプロの意見にも目を通してみてください。
ERI
辛い英語の伸び悩み時期を突破する5つの方法
英語学習の伸び悩み時期の心構えを踏まえたうえで、ここからは辛い時期を突破する5つの方法を紹介していきます。
ご自身が伸び悩みに直面している原因を考えながら、最適だと感じる方法から試してみてくださいね。
- 目標を再確認する
- スモールゴールを設定する
- 学習方法を見直す
- アウトプットの量を増やす
- 客観的なフィードバックを活用する
それぞれの項目について紹介していきます。
①目標を再確認する
「最近、目標を忘れていたかもしれない」と感じたら、まずは自分が英語学習をする理由を再確認するところから始めましょう。
明確な目標があると、次のようなメリットがあります。
- 学習のモチベーションを保ちやすい
- 成長を感じられる
- 挫折しにくくなる
- 具体的な学習プランが立てられるようになる
「将来こうなりたい」という具体的なイメージがあると、やる気がない時や挫折をしてしまいそうな時に、自分を奮い立たせる原動力になってくれます。
目標を立てる際はできるだけ具体的で、達成できたかの測定がしやすいものを設定することで進歩を感じられますよ。
例えば、「次の1ヶ月で毎日TOEICのリーディング問題を3つ解く」などです。
具体的なゴールが思い浮かばない場合は試験の点数などを目標にする方法もあるので、気になる方は次のプロの意見も参考にしてみてくださいね。
Janickiコーチ
②スモールゴールを設定する
長期的な目標が明確になったら、次はゴールに到達するためにすべきことを小さなステップに分けて、スモールゴールを設定しましょう。
目標の期限などにも合わせて計画を立てていきます。
例えば、「3年でビジネス英語を使えるようになりたい」という場合は、次のようになります。
- 1ヶ月目:毎日30分の単語学習(ビジネス関連の単語100語を覚える)
- 2ヶ月目:本1冊分の基本的なビジネスフレーズを覚える
- 3ヶ月目:簡単なビジネス会話を練習(同僚や友人とロールプレイをする)
この後も少しずつ英語レベルが向上していくような目標を設定していきます。
長期的な目標の達成に向けて、月ごとなどに小さなタスクを設定することで、達成具合もわかりやすくモチベーションの維持もしやすくなるでしょう。
③学習方法を見直す
英語学習中に伸び悩みを感じるなら、学習方法を見直すタイミングかもしれません。
- 自分が求める力が身に付く学習はできているのか
- インプットやアウトプットの量は適切か
- 他に効果的な学習方法はあるか
- 復習の時間はしっかり確保できているか
などのポイントを振り返り、より今の自分に必要な勉強方法を選択しましょう。
「自分ではどの方法を使ったら良いかわからない」という場合は、英語学習の専門家やコーチなどからアドバイスをもらうのも効果的ですよ。
④アウトプットの量を増やす
学習したことがなかなか定着しなかったり、できるようになっている実感がなかったりする場合は、学んだ表現を実際に使えるアウトプットの場を増やしましょう。
新しく覚えたいフレーズなどは実際に使った時の方が定着率が高いからです。
現在は英会話アプリや言語交換アプリ、オンライン英会話などを使って、自宅でも簡単に英語を話す練習ができます。
覚えたいフレーズをスムーズに使えると達成感も得られて、学習意欲もアップするかもしれません。
「アプリを使ってスピーキングの練習がしたい」という方は、次の記事にも目を通してみてくださいね。
英語が話せるようになりたい人におすすめ無料アプリ15選!初心者が効率的に使うコツも紹介
⑤客観的なフィードバックを活用する
最後に紹介する英語の伸び悩みの時期を突破する方法は、客観的なフィードバックを活用することです。
理由は自分では弱点がわかりにくかったり、効果的な学習方法が選べていなかったりする場合があるから。
例えば、次のような方法でフィードバックを受けることができます。
- 英語力チェックテストを受ける
- 英語学習の専門家やネイティブスピーカーの先生からアドバイスをもらう
自ら学習経験があったり、多くの生徒に教えていたりする専門家はさまざまな学習方法の中から、今の自分に必要な方法を提案してくれます。
伸び悩みの時期は一人きりで悩まずに、プロの力を借りるのもひとつの方法ですよ。
無料で学習方法の見直し&アドバイスが受けられる「AIカウンセラーの英語力診断」も要チェック!
「客観的なフィードバックや学習に対するアドバイスがほしいけれど、どのサービスを使ったら良いかわからない」という方は、「AIカウンセラーの英語力診断」を活用してみてはいかがでしょうか。
AIカウンセラーの英語力診断では、英語学習についてのアンケートに答えたり、英語のレベルチェックを受けたりすることで、無料で自分の弱点を分析してもらえます。
対面ではないので、「人と英語で話すのは緊張してしまう」という方でも安心です。
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- 過去の英語学習体験のAIによる深堀り
- 第二言語習得論
結果はこれらに基づいて導き出されるので、客観的に自分の英語力や課題を把握できますよ。
どのような学習をすべきかも教えてもらえるため、伸び悩んでいる時期を突破するためのヒントになること間違いなしです。
また、無料で英語学習のプロから学習カリキュラムを受け取ることも可能なので、積極的に活用してみてくださいね。
- 弱点解決に必要な英語スキル
- 最も効果的な英会話教材
- 教材の具体的な使い方
【悩み別】英語の伸び悩み時期を乗り越えるコツ
ここからは、英語学習で伸び悩みを感じることが多いスピーキングやリスニング、TOEICなどについて、現状を突破するためのコツを紹介していきます。
悩んでいる状況や現在の英語レベルなどはそれぞれ異なるので、紹介する内容が全ての方に当てはまるとは限りませんが、学習方法を見直すためのヒントになるかもしれません。
同じ悩みを抱えている方はぜひ目を通してみてくださいね。
今回紹介する伸び悩み時期を乗り越えるコツは次の学習についてです。
- スピーキング
- リスニング
- TOEIC
- 上級者の学習
英語のスピーキングで伸び悩みを感じる場合
最初に紹介するのは、スピーキングで伸び悩みを感じる場合の対処法です。
例えば、オンライン英会話でスピーキング練習をしても、伸び悩みを感じることもあるでしょう。
考えられる原因のひとつは、いつも使う表現が限られてしまっているから。
新しい分野の単語やフレーズを学習して、実践練習を重ねることで話せる話題も広がっていきます。
普段とは違う表現が多い英語の記事を読んだり、ラジオなどを聴いたりすることも、新しい発見があるのでおすすめです。
覚えたい表現をうまく使えない場合などは、そのフレーズを使って独り言を言ってみるなど、使う回数を増やしていくことで定着しやすくなりますよ。
スピーキングの学習方法については、次のQ&Aも参考になるかもしれません。
Yuuコーチ
リスニングの伸び悩みが辛い時
次に紹介するのは、リスニングの伸び悩みが辛い時の対策です。
リスニングで伸び悩みを感じる原因は多くあるので、現在の自分に当てはまるものから対策をしていきましょう。
- 知らない単語やフレーズが多い
- 英語の発音やアクセントに慣れていない
- 文法の理解不足
なかなか成果がでないと焦りを感じてしまいますが、リスニング力を上げるためには聞くだけではなく単語を覚えたり、文法を理解したりすることも大切です。
また自分で正しい発音ができ、アクセントを使えるようになると、聞き取れることも増えていきますよ。
もし「リスニングの内容が頭に残らない」という悩みがあるなら、次のプロの回答が参考になるかもしれません。
ERI
TOEICの点数が伸び悩んでいる時
TOEICの点数アップを目指している時に伸び悩みを感じるなら、自分の苦手な分野を分析して、必要な対策をとっていきましょう。
例えば、次の質問に答えてみると苦手な部分が見つかるかもしれません。
- 文法は説明できるまで理解できているか
- リスニングはなんとなくではなく、内容をしっかりと理解できているか
- リーディングに苦手意識があったり、読むのに時間がかかったりしていないか
- 問題に時々知らない単語は出てこないか
当てはまるものがあれば、その部分を強化するための学習をしていきます。
学習方法の詳細については、次のQ&Aで詳しく回答しています。
英語学習コーチ 谷口恵子(タニケイ)
英語上級者になって伸び悩みを感じた時
英語の上級者になってから伸び悩みを感じている場合は、次の工夫をすることが有効かもしれません。
- 実践的でよりレベルが高いテストや検定を受ける
- 実践練習を増やす
- 学習方法や内容を変更する
- 将来必要になる分野の学習に力をいれる
目標に合わせて、進歩具合の図り方や学習内容を変えてみるのがおすすめです。
伸び悩みの原因がわからない場合は、先ほども紹介した「AIカウンセラーの英語相談」を利用して、AIと一緒にお悩みを言語化してみるのもひとつの方法ですよ。
より詳細な英語学習のプロの意見が知りたい方は、次のQ&Aにも目を通してみてくださいね。
Shin
伸び悩み時期を脱出するまで英語学習を継続するためにしたいこと6選
英語の伸び悩みの時期を乗り切るためには、学習方法などの工夫と改善を繰り返しながら、学び続けることが大切です。
しかし、継続することはなかなか難しいもの。
継続するためのポイントを知っておけば、「やりたくない」「もうだめかもしれない」という感情に苦しむ頻度も減っていくはずです。
ここからは、伸び悩みの状態を脱出するまで学習を継続するためにしたいことを紹介していきます。
- 学習環境を整える
- 記録をつける
- できたことや頑張ったことを振り返る
- 習慣化する
- 伸び悩みの原因を特定する
- お休みの日をあらかじめ設定する
継続に苦しんでいる方は、取り入れやすいものから試してみてくださいね。
①学習環境を整える
1つ目に紹介する方法は、学習環境を整えることです。
学習をする場所は固定するのがおすすめです。
理由はいつも同じ場所で勉強をすることで、脳や体が「ここは勉強をする場所だ」と認識し、学習モードに入りやすくなるから。
机の上や周辺は整頓し、目に入ると気が散ってしまうものは置かないようにしましょう。
アプリなどで学習をする場合を除いては、スマートフォンは目に入らない場所に置いておくことで集中しやすくなりますよ。
②記録をつける
英語の伸び悩み時期を突破するまでの継続に大切なことの2つ目は、学習の記録をつけることです。
記録をつけることで、学習時間が増加したり、効率が上がったりしたというデータもあります。
すぐに記録が確認できる状態にしておくと、学習方法や量を見直す際にも便利ですよね。
手帳でもスマートフォンでも、自分が使いやすいものを使って学習後に記録をつけてみてはいかがでしょうか。
③できたことや頑張ったことを振り返る
3つ目に紹介するのは、英語学習においてできたことや頑張ったことを振り返る方法です。
自分ができたことや頑張ったことを1日の終わりに振り返ることで、達成感を得られてネガティブな感情を遠ざけることができます。
なかなか成長を感じられない伸び悩みの時期は、マイナス思考になってしまうことが多くあります。
負の感情に飲み込まれないためにも、自分で自分の頑張りを振り返ることで対策をしていくのがおすすめですよ。
④習慣化をする
最後に紹介する伸び悩み期を乗り越える継続のコツは、学習を習慣化してしまうことです。
英語学習を習慣にしてしまえば、例えば毎日歯磨きをするのと同じように「サボりたい」「面倒くさい」などと思わずに取り組めるようになります。
習慣化するためのポイントは次のとおり。
- 時間帯を固定する
- トリガーを作る
- 週4回以上は行う
- お休みの日はあらかじめ設定しておく
それぞれについて簡単に紹介していきます。
1. 時間帯を固定する
1つ目に習慣化を助けてくれるのは、時間帯を固定することです。
学習時間をバラバラにしてしまうと、他の予定が入ってしまって時間が確保できなくなったり、面倒に感じてしまったりと、継続が途切れてしまう可能性が高いからです。
自分の1日のスケジュールを振り返って、無理なく長く続けられそうな時間帯を選びましょう。
人は疲れていると正しい判断をするのが難しくなると言われています。
「夜だと継続が難しそう」と感じる場合は、朝に学習の時間をつくることも検討してみてくださいね。
2. トリガーを作る
「この行動の後に英語学習をする」という、勉強に取り組むためのトリガーを作っておくのもおすすめです。
毎日必ず行う習慣と英語学習の時間をくっつけると、自然に机に向かえるようになるので、習慣化のハードルも下がりますよ。
例えば、次のようなタイミングが考えられます。
- 朝のシャワーの後に学習をする
- 晩御飯を作る前に机に向かう
自分の性格やライフスタイルも考えながら、ベストなタイミングに学習を取り入れてみましょう。
3. 週4回以上は行う
3つ目に紹介する伸び悩み時期を乗り切るための継続のコツは、週4回以上は英語学習を行うことです。
2014年に行われたビクトリア大学の実験によると、週4日以上の高頻度で継続することで習慣化に成功しやすくなるということが明らかになっています。
週4日の学習を6週間継続すればその後も継続できるという結果も出ているので、まずは6週間を目標に試してみてはいかがでしょうか。
⑤伸び悩みの原因を特定する
伸び悩みの原因を特定することも、自分に必要な学習を継続するうえで欠かせません。
「成長できていない」と感じたら、定期的に診断等を活用して原因を分析しましょう。
例えば、次のようなことが考えられます。
- 単語や語彙力が不足している
- 発音への理解が足りない
- 英語脳になりきっていない
先ほども紹介した「AIカウンセラーの英語力診断」を活用すれば、伸び悩みの原因が分析できるのに加えて、「今学習すべきこと」も理解できます。
「文型」「英単語の強弱・アクセント」「上級英単語・語彙」など、AIカウンセラーが必要な学習内容を具体的に教えてくれますよ。
それぞれの原因の詳細については次のとおりです。
単語・語彙力の不足が原因
単語や語彙力が原因で英語力の伸び悩みを感じているなら、次のことに力を入れて学習する必要があります。
- 単語
- 英熟語
- イディオム(慣用句)
- コロケーション
単語だけではなく、複数の英単語で構成される英熟語やイディオム、コロケーションを覚えることも、英会話をするうえで重要です。
語彙力が足りないとコミュニケーションが難しくなる場合もあるので、しっかりと対策していきましょう。
発音への理解が足りないことが原因
発音が原因で伸び悩みを感じているなら、音素の理解や音声変化、イントネーションなどを理解する必要があります。
スピーキングやリスニングの伸び悩みを感じる時は、発音についての知識が不足している場合も多いです。
モデル音声を聞いたり、音読練習を積極的に取り入れたりして、発音を強化していくのがおすすめです。
英語脳になりきっていないことが原因
英語力の伸び悩みを感じる原因のひとつとして、英語脳になりきっていないことも挙げられます。
英語脳になると頭の中で日本語にする必要がなく、要約をしたり、短期記憶をしたりすることも容易になります。
一方で英語脳になっていない場合、英語を理解したり、伝えたりする際にも難しさを感じることがあります。
自然に理解し、使えるようになるための脳の状態にするには、自分に合った学習を必要な分だけ継続することが重要です。
どのような勉強法が最適化かを把握し、英語脳になるための対策をしていきたいですね。
⑥お休みの日はあらかじめ設定しておく
最後に紹介する英語学習の習慣化のためのポイントは、休みの日をあらかじめ設定しておくことです。
理由は、学習を休める日が決まっていると、「今日はとても疲れているけれど、明日は休みだから頑張ろう」と自分を奮い立たせられるからです。
休みの日が決まっておらず、その日の気分でサボったりしてしまったら、週4日の学習時間を確保することはなかなか難しくなることをイメージできる方も多いのではないでしょうか。
学習を休む日はあらかじめ設定しておいて、その日を目指して毎日の学習をこなしていくのがおすすめです。
英語の伸び悩み時期は現状を見直し、英語力をアップさせるチャンス!
今回は、「英語力の伸び悩みを感じている」という方に向けて、伸び悩みの原因や対処法、辛い時期を乗り越えるためのコツなどを紹介しました。
- 目標を再確認する
- スモールゴールを設定する
- 学習方法を見直す
- アウトプットの量を増やす
- 客観的なフィードバックを活用する
英語力の伸び悩みを感じている時は、工夫と改善を繰り返しながら、現状が変わるまで継続していくのがベストです。
目標などが曖昧になっている場合はあらためて見直し、小さなゴールを設定しながら進めていくことで達成感も得られるため、モチベーションの維持にもつながりますよ。
「どこから見直したら良いかわからない」「英語学習のプロから客観的なアドバイスをもらいたい」という場合は、無料で自分のお悩みを言語化できる「AIカウンセラーの英語相談」も活用してみてくださいね。
現状をブレイクスルーすることを目指して、コツコツと前に進んでいきましょう!
執筆者=ゆりな