シャドーイングと音読の違いって?効果的な学習方法は?おすすめ教材・アプリも紹介



英語学習のプロの意見 : 3

「シャドーイングと音読って何が違うのかわからない」
「シャドーイングって意味ない?」
「音読の効果的なやり方が知りたい!」
シャドーイングと音読に興味がある方は、このような疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。
シャドーイングと音読は「英語を声に出す」という点においては同じですが、実はやり方や効果が全く異なる英語学習方法です。
今回はシャドーイングと音読の違いに焦点を当て、それぞれのやり方やメリット、デメリット、効果的に学習するためのコツまで詳しくご紹介します。
シャドーイングと音読の違いを知って、ご自身のニーズに合った学習方法をぜひ選んでみてください。
この記事に登場する英語学習のプロ

Shin
TOEIC®︎985、英検®︎1級、TOEFL®︎108。純日本人ながら、大人になってからの日本における自学自習で英語力を磨く。その後、大学受験予備校講師、英検®︎講師、TOEIC®︎講師、TOEFL®︎講師等、英語に関するあらゆる試験を指導する講師職に就く。

Norika
現役子ども英語講師。指導歴10年以上。地域の公立中学校でも学習サポーターとして活動。 中学校で始めてふれる英語の響きに魅了される。その後、学生の間に、NHKラジオ講座、アメリカの友人との文通、イギリス短期留学、ホストファミリーとして留学生受け入れなど、学校以外でも英語に親しんだ結果、19歳で英検®︎準1級合格。 卒業後は英語を使わない事務職に就くが、夢を諦めきれず40代で子ども英語講師に。現在、全国展開のスクールで幼児から高校生まで指導中。優秀講師賞受賞。より良いレッスンと英語力向上のためオンライン英会話に励む毎日。TOEIC®︎900点。 自身の運営する「英語の先生応援ブログ」では、これまでの指導経験をもとに講師向けアドバイスを発信中。

Mokoコーチ
留学経験なしに国内で英語を学習。英語講師/ホテル勤務、地球一周の船旅でボランティア通訳を経験。コーチ歴4年目、現在までに英会話やTOEIC®のコーチングで100名以上のラーナーさんの学習を支援しました。
シャドーイングと音読って?どう違うの?
シャドーイングと音読の違いをご存知でしょうか。まず最初に、シャドーイングと音読の特徴と違いをご紹介します。
- シャドーイングとは
- 音読とは
- シャドーイングと音読の効果の違い
それぞれの違いを知って、自分に合っているのはどちらの学習法なのかを確かめてみましょう。
シャドーイングとは
シャドーイングとは、スクリプトを見ずに音源を追いかけながら英語を真似してスピーキングする英語学習方法です。
耳で英語を聞きながら、聞こえてきた英語を真似することで、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えられます。
シャドーイングは、ネイティブスピーカーのような自然な発音やイントネーションを身につけたいと思っている方におすすめの英語学習方法です。
音読とは
音読は、スクリプトを見ながら英文を読んでいく英語学習方法です。
学校の英語の授業で、教科書を読んで音読したという方も多いのではないでしょうか。
音読は文章をしっかり目で見て理解しながら進めていくため、文章構造を理解したり、単語力を身に付けたりするのに向いている勉強法となっています。
シャドーイングと音読の効果の違い
シャドーイングと音読は、どちらも「英語を口に出して話す」学習方法ですが、効果がそれぞれ異なります。
シャドーイングは、リスニング力の向上に特に効果的で、ネイティブスピーカーの発音やイントネーションを真似ることで、より自然なスピーキングスキルを身につけられます。
それに対し、音読はリーディングスキルの向上に役立ちます。文法や語彙の理解をしっかり深めながら音読することで、リーディング力が上がっていくでしょう。
シャドーイングと音読は、自分の英語レベルやどのスキルを伸ばしたいかによってどちらが向いているかが変わってきます。
ここからは、シャドーイングと音読のメリットやデメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
違いを詳しく知った上で、どちらが自分に合っている学習方法か確認してみてください。
シャドーイングのやり方
それでは、シャドーイングの基本的なやり方をご紹介します。
- ①教材を選ぶ
- ②字幕やスクリプトを確認し単語やフレーズをチェック
- ③スクリプトを見ながら短い文に区切って練習
- ④スクリプトを見て音声を追いかける
- ⑤スクリプトを見ずにシャドーイング
シャドーイングの実践方法を知って、リスニング力やスピーキング力を伸ばしていきましょう。
①教材を選ぶ
まずはシャドーイングに使う教材を選びます。
自分の英語レベルに合っているものや、興味のあるジャンルのものを選ぶと継続しやすくなります。
初心者の方は簡単な会話や日常的な表現が中心のものから始め、徐々にニュースやポッドキャストなど、難しい内容へと少しずつレベルアップしていくのがおすすめです。
教材は、スクリプトやテキスト、字幕など、目でも英文が確認できるものを選ぶと次のステップが楽になり、シャドーイングが進めやすくなります。
②字幕やスクリプトを確認し単語やフレーズをチェック
次に、字幕やスクリプトを見ながら教材の音声を流し、内容を理解しましょう。
その後、英語のスクリプトの中にわからない単語やフレーズがないかチェックします。
単語の意味がわからないままシャドーイングしても効果があまりないため、わからない部分をなくしてからシャドーイングを始めましょう。
③スクリプトを見ながら短い文に区切って練習
音声を短い文に区切り、練習を行います。
最初の頃はスクリプトを見ながら練習しても大丈夫です。
口に出して話す中で、「ここの文章の意味がわからない」と思ったら先ほどの「単語やフレーズをチェック」の手順に戻り、意味を確認しましょう。
何度聞いても聞き取れない単語やフレーズが出てきたら、音声スピードを遅めに調整するのもおすすめです。
④スクリプトを見て音声を追いかける
短い文の練習に慣れてきたら、スクリプトを見ながら音声全体を追いかけます。
発音やイントネーションがうまくできないところは、音声を繰り返し聞いて練習しましょう。
口に出して発音すると、最初の頃は聞き取れなかった文章がだんだん聞き取れるようになっていることが実感できるはずです。
⑤スクリプトを見ずにシャドーイング
スクリプトを見ながらのシャドーイングに慣れたら、最後のステップとしてスクリプトを見ないシャドーイングに挑戦します。
スピードが早くてなかなか追いつけない、という場合はスクリプトを見直しましょう。
シャドーイングでは耳からの情報に集中してスピーキングを行うため、繰り返し練習する中でリスニング力が向上していきます。
最初はスクリプトなしで音声を追いかけるのが難しいかもしれませんが、慣れるとだんだん言えるフレーズが増えてくるので、根気よく続けてみてください。
シャドーイングのメリット
シャドーイングには、以下のメリットがあります。
自分の学びたい内容に合っているかどうか、確認してみてください。
- 発音とイントネーションが改善できる
- リスニング力が強化できる
- 自然な会話表現が身に付く
シャドーイングのメリットについて、一つずつ解説していきます。
発音とイントネーションが改善できる
シャドーイングは、発音とイントネーションの改善にとても効果的です。
ネイティブスピーカーの発音や話すスピードを真似ることで、自然で正確な発音が身につき、英語のリズムや抑揚を理解できるようになります。
伝わる英語を話せるようになるためには、英語ならではのリズムや発音を身につけることがとても大切です。シャドーイングを通して英語ならではの発音やリズム感を掴んでいきましょう。
ネイティブのスピードで話すことは、最初は大変かもしれませんが、継続していくうちに発音が自然になり、流暢な英語を話せるようになっていきます。
リスニング力が強化できる
シャドーイングでは、聞いた内容をすぐに反復するため、リスニング力が鍛えられます。
最初は英語のスピードが早くて聞き取れなかったとしても、シャドーイングを繰り返し練習していくうちに聞き取れる音が増え、リスニング力が向上していきます。
リスニングを鍛えたい方は、こちらのブログ記事もぜひ参考にしてみてください。
自然な会話表現が身に付く
シャドーイングを通じて、教科書にはない実際の会話で使われる自然な表現やフレーズを学べます。
教材の中で、ネイティブスピーカーが使用する日常的なイディオムや単語を聞くことで、そのフレーズがどのような文脈や場面で使われるかを具体的にイメージできるようになります。
日常的に使われる「生きた英語」を学ぶと、会話で使えるフレーズがぐっと増えていくでしょう。
シャドーイングのデメリット
シャドーイングには多くのメリットがありますが、初心者の方には難易度が高いといったデメリットも存在します。
- 話すスピードが早いため初心者には難易度が高め
- 適切な教材を選ばないと継続しにくい
- 言い直せないのでごまかしてしまう
シャドーイングで挫折しないために、デメリットについてあらかじめ知っておきましょう。
話すスピードが早いため初心者には難易度が高め
シャドーイングは、ネイティブスピーカーの話すスピードを追いかけながらスピーキングするため、「追いかけるのが難しい」、「スピードについていけない」と感じる方も多いでしょう。
特に初心者の場合、早口で話される英語を真似るのは難しいと感じるかもしれません。
続けていくことでリスニング力やスピーキング力が上がっていくことが実感できる学習法ですが、初心者の方にとってはスピードに追いつけないことがストレスになり、挫折の原因になってしまうこともあります。
適切な教材を選ばないと継続しにくい
シャドーイングは、使用する教材が継続のカギとなります。
自分のレベルに合っていない、難しすぎる教材を選んでしまうと、理解が追いつかずに挫折してしまう可能性があります。
また、自分のレベルや興味に合わない内容だと、継続するモチベーションを保つのが難しくなってしまうでしょう。
言い直せないのでごまかしてしまう
シャドーイングでは、聞いた内容をすぐに繰り返すため、間違えたときに言い直す余裕がありません。
そのため、間違ったままスピーキングしてしまったり、聞き取れなかった部分をなんとなくごまかしてしまったりするリスクがあります。
間違っている部分やわからない部分を放置すると、結局その部分は理解できていないことになるため、わからない部分をごまかさずに復習することが重要です。
シャドーイングを効果的に行うコツ
シャドーイングを効果的に行うためには、いくつかのコツがあります。
- 自分に合ったレベルの教材を選ぶ
- 復習をしっかり行う
- 隙間時間を活用してシャドーイングする
学習効果を最大限高めるためのコツをご紹介します。
自分に合ったレベルの教材を選ぶ
効果的なシャドーイングを行うために、まずは自分の英語レベルに合った教材を選びましょう。
難しい教材を選んでしまうと、理解できない単語やフレーズが多く、練習が続かなくなってしまいます。逆に、簡単すぎる教材だとすぐに飽きてしまうでしょう。
まずは音声を聞いて、ほとんどの内容を理解できるけれど少しわからない部分がある、というレベルの教材に挑戦しましょう。
初心者の方が教材を選ぶときのコツや、シャドーイングのやり方については下記のリンクでも詳しく解説しています。英語のプロのアドバイスをぜひ参考にしてみてください。

Shin
復習をしっかり行う
シャドーイング中にわからない単語や表現が出てきたら、そのままにせずに意味を調べるようにしましょう。
わからない部分をスキップしてしまうと、発音は真似できてもどのような意味なのかを理解できず、そのフレーズを実際の英会話で使えません。
わからなかったり聞き取れなかった単語やフレーズを復習することは、リスニング力や語彙力を上げるだけでなく、どのような文脈でその単語を使うのか理解するのにも役立ちます。
隙間時間を活用してシャドーイングする
シャドーイングは、忙しい方にもおすすめの学習方法です。
通勤中や、家事の途中、ジョギングをするときなど、隙間時間を利用してシャドーイングを行いましょう。
声が出せない状況の時は、脳内でシャドーイングを行うだけでもリスニング力の向上につながります。
シャドーイングは口に出すのが一番効果的ではありますが、外出中や通勤電車といった時間を活用したい場合は、ぜひ脳内でシャドーイングしてみてください。
日常生活にシャドーイングを取り入れると、忙しいスケジュールの中でも英語学習を続けることができます。
最初は集中して取り組む必要がありますが、慣れてくると多少雑音があっても練習できるようになってくるので、忙しい方はぜひ隙間時間を使ってシャドーイングを行ってみてください。
シャドーイングにおすすめの教材・アプリ2選
シャドーイング学習に特におすすめの教材とアプリを2つご紹介します。
- シャドテン
- TED
どちらもシャドーイングに向いている教材なので、ぜひチェックしてみてください。
シャドテン

・画像引用:株式会社プログリット
シャドテンはシャドーイングに特化した英語サービスです。
シャドーイングを録音すると、英語のプロがチェックして、フィードバックを送ってくれます。ビジネス英語のプロがフィードバックしてくれるので、ビジネス英会話のスキル向上を目指す人にとてもおすすめです。
24時間いつでも音声を送付できるため、忙しい方でも自分のスケジュールに合わせて英語学習を進められます。
シャドテンの効果については、下記のアドバイスもぜひ参考にしてみてください。

Shin
TED

・画像引用:TED
TEDは、世界の著名人が行ったプレゼンを視聴できる無料の英語教材です。
字幕があり、スピード調整もできるのでシャドーイングにぴったりの教材となっています。
TEDは内容がエンタメから科学、心理学など多岐に渡るので、興味のある内容を見つけやすい教材です。
新しいアイデアや知識に触れることで、学習のモチベーションを維持しやすくなるというメリットもあります。
シャドーイングにおすすめのTED動画の選び方については、下記もぜひ参考にしてみてください。

Norika
シャドーイングにおすすめのYouTube動画が知りたい方は、こちらのブログもぜひご参照ください。
シャドーイングにおすすめのYouTube動画12選【レベル・目的別】
音読のやり方
では次に、音読のやり方を見ていきましょう。音読の基本的な手順は以下の通りです。
- ①スクリプトの単語やフレーズを確認する
- ②一文ずつ音読する
- ③英文全体を音読する
それぞれのやり方について、詳しく見ていきます。
①スクリプトの単語やフレーズを確認する
音読を始める前に、まずは音読する予定のスクリプトに含まれる単語やフレーズをしっかりと確認しましょう。
知らない単語や表現があったら、事前に意味と発音をチェックします。これは音読をスムーズに進めるための大切な準備作業です。
この段階で文章の意味を理解しておくことで、単語やフレーズの使い方やニュアンスをより深く理解することができるようになります。
②一文ずつ音読する
次に、文章を一文ずつ区切って音読していきます。音源がついている教材の場合は、音源を聞いてから音読するようにしましょう。
一文ずつ音読することで、文章の意味や英文の構造を理解しながら読むことができます。
ここでは、文の構造や意味を把握しながら読むことが大切です。わからない部分があったらそのままにせずに調べながら進めていきましょう。
文章の状況を頭の中にイメージしながら音読すると、定着しやすくなります。
③英文全体を音読する
一文ずつの音読に慣れてきたら、英文全体の音読に挑戦しましょう。
全体を通して音読することで、文章の流れを把握できるようになり、読解力が向上します。
全体を音読する中で引っかかる部分や理解できない箇所が出てきたら、前のステップに戻って単語や文章構造を再確認します。
最初はゆっくりのスピードでも大丈夫ですが、慣れてきたら徐々にスピードアップしていくことを意識しましょう。
音読のメリット
音読には、自分のペースで学習を進められるなど、以下のメリットがあります。
- 自分のペースで音読できるので初心者におすすめ
- 一文ずつ理解しながら進められる
- ボキャブラリーが増えリーディング力が上がる
音読のメリットについて解説していきます。
自分のペースで音読できるので初心者におすすめ
音読は、自分のペースで進められるため、英語を話すことに慣れていない初心者の方におすすめです。
シャドーイングはネイティブの話すスピードについていかなければならないので、ハードルが高いと感じてしまう方も多いでしょう。
そんな方には、まずは自分のペースで進められる音読がおすすめです。音読なら自分の理解度に応じて、無理なく学習を進めることができます。
一文ずつ理解しながら進められる
音読では一文ずつしっかりと文章を読むため、文の意味や構造を深く理解できます。
最初はゆっくりとしたペースでしか話せないかもしれませんが、音読練習を進めるうちに徐々に読むスピードが上がっていくことが実感できるでしょう。
一文ごとにきちんと理解を深めることで、より複雑な文章構造や表現にも対応できるようになるというメリットもあります。
ボキャブラリーが増えリーディング力が上がる
音読を繰り返すことで、さまざまな単語やフレーズに触れる機会が増え、ボキャブラリーが増えていきます。
音読は、文章をしっかりと読みながら進めていく学習法です。
そのため、新しい単語が出てきたときにその意味を学ぶだけでなく、その単語を文脈の中でどのように使うのかについても理解できるようになるメリットがあります。
音読のデメリット
リーディング力を上げるのに効果的な音読ですが、いくつかのデメリットもあります。
- 発音やイントネーションを改善しにくい
- しっかり読む必要があるので継続が難しい
- 実践的な会話力の向上にはつながりにくい
それぞれのデメリットについて見ていきましょう。
発音やイントネーションを改善しにくい
音読のデメリットのひとつは、発音やイントネーションの改善が難しい点です。
音読では自分の声しか聞こえないため、正しくない発音やイントネーションが修正しにくいというデメリットがあります。
ネイティブスピーカーの正確な発音を聞く機会が少ないと、自分の発音の誤りに気づきにくく、改善が難しくなります。
しっかり読む必要があるので継続が難しい
音読を効果的に行うためには、文章の意味をしっかりと理解しながら読む必要があります。
音読は英文を読みながら進めるため「ながら勉強」ができない勉強法です。そのため時間と集中力が必要になり、継続することが難しい場合もあるでしょう。
特に忙しい日々を送る方にとっては、音読に割く時間を見つけることができず挫折してしまう、というケースもあるかもしれません。
実践的な会話力の向上にはつながりにくい
音読はリーディングや単語力の向上には効果的ですが、実践的な会話スキルを身につけるという点では限界があるといえます。
実践的な会話では、リスニング力や瞬発力、文章を作る力といったスキルも必要になります。
会話に必要なスキルは音読だけでは習得が難しく、会話練習を通じて身につける必要があります。
音読練習をしながらスピーキングスキルも上げたいという方は、英会話ができるアプリやサービスを活用して、アウトプットの機会を作るのもおすすめです。
音読を効果的に行うコツ
以下のコツを踏まえて音読を行うことで、効率的に学習できます。
- 音源のある教材を使って音読をする
- 内容を理解しながら進める
コツを念頭に置いて、音読の効果を最大限に引き出していきましょう。
音源のある教材を使って音読をする
音読をする際には、音源がついている教材を選ぶのがおすすめです。
音源があれば、ネイティブスピーカーの読み上げる音源を聞きながら、そのスピード、発音、イントネーションを確認し、真似して音読できます。
音読した自分の音声を録音して、ネイティブの音声と比べるのも効果的です。
音読には自分の発音が改善しにくいというデメリットがありますが、録音した音声をチェックして改善していくことで、このデメリットを補うことができます。
内容を理解しながら進める
音読をする際には、ただ文章を声に出して読むだけではなく、その内容をきちんと理解することが重要です。
読んでいる内容が何を意味しているのか、どのような文脈で英単語が使われているのかを考えながら音読することで、読んだ英文が「使える英語」として身についていきます。
反対に、意味を理解しないまま進めてしまうと、苦手な文法や知らない単語を学べず克服できないままになってしまいます。
音読におすすめの教材・アプリ2選
以下の教材・アプリは、音読におすすめです。
- NHK World Japan
- StudyNow
どちらも音源が活用できる教材なので、発音をチェックしながら音読を進めたい方はぜひチェックしてみてください。
NHK World Japan

・画像引用:NHK
NHK World Japanは、日本国内の出来事を英語で読める英語ニュース教材です。
いきなり海外のニュース記事を音読するのはハードルが高い、と感じる方におすすめです。
日本に関するニュースを配信しているので、馴染みのある内容を英語で読むことができます。身近なトピックなので、文脈を理解しやすく、新しい英語表現や時事英語に触れる良い機会となります。
音声がついている動画もあるので、音声をチェックしてから音読したい方は、音声付きの動画を選んでみてください。
StudyNow

・画像引用:株式会社イオテックインターナショナル
StudyNowは、国内外の短い英文ニュースを読める英語アプリです。
記事はネイティブが書いているので、自然な英語表現を学びたい方にとてもおすすめです。
各記事には解説と和訳が付いているので、初心者の方でも内容をしっかり理解しながら進められます。
新しいニュースが毎日配信されるため、飽きることなく継続的に英語に触れることが可能です。
さらに、全ての記事にナレーションが付いているため、ネイティブの音声を確認しながら音読の練習をしたい方にもぴったりのアプリとなっています。
音読におすすめの他の教材については、下記もぜひ参考にしてみてください。

Mokoコーチ
まとめ:伸ばしたい英語スキルに合わせてシャドーイングと音読を使い分けよう
今回は、シャドーイングと音読の違いや効果的な学習方法についてご紹介しました。
シャドーイングはリスニングやスピーキングの強化におすすめの学習法です。難易度が高い学習法ですが、続けていけば効果が実感できる学習法となっています。
音読は英語初心者の方やリーディングを鍛えたい方におすすめです。
ただし、音読だけではスピーキングやリスニングは伸びにくいので、他の英会話サービスやスピーキングを強化できるサービスを並行して使いながらアウトプットしていくと、総合的に英語力が伸びていくでしょう。
「英会話をしてシャドーイングや音読の効果を確かめたい」、「英会話に挑戦してみたいけど人と話すのは恥ずかしい」、「手軽にできるアウトプットのサービスを探している」という方におすすめなのが、AI英会話スピークバディです。
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執筆者=mayuri