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ビジネスシーンの英語挨拶フレーズ集!シチュエーション別に紹介

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クライアントや新しい同僚と初めて会う際は、誰でも緊張するものです。対面での挨拶は緊張してしまい、スムーズに言葉が出てこない人も多いでしょう。

しかし、難しく考える必要はありません。シチュエーション別の基本挨拶フレーズを繰り返し練習すれば、自信を持って挨拶ができるようになります。 

今回は、初対面の挨拶からメール、電話、会議、覚えておくと便利な挨拶フレーズまで、幅広いシチュエーションで使える表現をまとめました。ぜひ参考にしてください。

ビジネスシーンで英語の挨拶をするポイント3つ

ビジネスシーンで英語の挨拶をする際のポイントを3つ解説します。好印象を残すためにも、ポイントを押さえて自己紹介をマスターしましょう。

フォーマルな表現を心掛ける

ビジネスシーンでは、フォーマルな表現が好まれます。

同僚やクライアントと良好な関係を築き、仕事を円滑に進めるためにも、日常会話よりも丁寧な言い回しを意識してください初対面の印象は、後の関係構築に大きく影響します。日常会話で使う表現を、ビジネスシーンでの初対面の挨拶で使わないよう気を付けましょう。

たとえば、カジュアルなシチュエーションでよく使われる下記の表現は避けてください。

  • Hi.
  • How's it going?
  • What's up?

取引先や同僚と親しい仲になり、相手との信頼関係が構築できたらカジュアルな表現でも問題ありません。ただ、最初は丁寧な表現を使うのがおすすめです。

日常会話での挨拶は、こちらの記事で紹介していますのでお役立てください。

関連記事:「英語で自己紹介を簡単にするには?使えるフレーズ集と挨拶のコツ

対面の際は握手をする

挨拶の際、日本ではお辞儀をします。欧米では相手の目を見ながら握手を交わすのが一般的です。普段握手をする機会がなく、とっさに反応できない人もいるかもしれません。

握手は信頼関係を築くための大切な挨拶です。握手に慣れておらず、弱々しく相手の手を握ると不信感を与えてしまう可能性があります。しっかりと相手の手を握って挨拶しましょう。

握手をする際、注意点があります。相手がクライアントや自分よりも肩書が上の人の場合は、自分から手を差し伸べないほうがいいでしょう。

あなたが男性で相手が女性の場合も同様です。相手が手を差し伸べてきたら、握手するようにしてください。 

すぐに名刺を渡さない

日本では初対面の際、名刺交換をするのがマナーです。 

海外では、ビジネスシーンでの名刺交換に重きを置いていない人も少なくありません。名刺は連絡先を交換する手段のひとつであり、挨拶代わりに交換する習慣がないからです。

欧米では日本のように両手で名刺を受け渡すマナーはありません。片手で受け渡したり、名刺を相手側のテーブルの上に置いたりすることもあります。

海外出身でも日本でビジネス経験が長い人は、日本の習慣にならい自分から名刺交換を申し出る場合もあるでしょう。

好印象を残せる挨拶の仕方は相手によって異なります。相手や相手国の習慣に合わせ、柔軟に対応しましょう。

【シチュエーション別】ビジネスシーンで役立つ英語の挨拶フレーズ

ビジネスシーンでの挨拶は、話す内容や言い回しのパターンがある程度決まっています。

日常会話のほうが趣味や出身地、相手との共通点など、シチュエーションに合わせて話す内容が変化するため、より難易度が高めです

ビジネスシーンでスムーズに挨拶したい人のために、すぐに使える表現パターンを厳選しました。

  • 初対面の挨拶
  • 会議 
  • メール 
  • 電話 
  • ビジネスシーンで覚えておくと便利な挨拶フレーズ

幅広いシチュエーションでの挨拶表現をまとめたので、興味のあるところからご覧ください。

初対面の挨拶

初対面の挨拶表現を取り上げます。名前・部署/職種を伝えたあとに、会えた喜びを一言添えるのが一般的です

相手に好印象を残すためにも、自然に言えるよう何度も練習しましょう。

自己紹介をする

自己紹介で使えるフレーズです。

  • Nice to meet you, I'm Mika Suzuki.

「はじめまして、鈴木美香と申します」  

相手が先に’Nice to meet you’と言った場合は、‘Nice to meet you too’と返事をします

クライアントや目上の人には、下記の丁寧な表現がおすすめです。

  • It's a pleasure to meet you.

「あなたにお会いできて嬉しいです」

自己紹介で使うフレーズは中学レベルの英語ばかりです。何度か練習したら、すぐに挨拶表現をマスターできるでしょう。

部署名・職種を伝える 

名前の次に、部署名または職種を伝えましょう。自分の所属部署を伝えるフレーズです。

  • I belong to the accounting department.

「経理部に所属しています」

  •  I'm in charge of Marketing. 

「マーケティングを担当します」

職種を伝える場合は、次のフレーズが使えます。

  • I'm a product designer.

「私はプロダクトデザイナーです」 

  • I’m a marketer. 

「私はマーケターです」

社外の人に挨拶する際は、会社名も一緒に伝えましょう。 

  • I'm in charge of the Sales department at XXX company.

「XXX社で営業を担当しています」

新しい職場での挨拶表現は「英語で自己紹介を簡単にするには?使えるフレーズ集と挨拶のコツ」を参考にしてください。

会えた喜びを伝える

名前と所属を伝えたら、会えた喜びを伝えます

「お会いできて嬉しいです」にあたるフレーズを添えると良いでしょう。

  • It was great to meet you.
  • It was nice meeting you.  

普段は会えない目上の人や取引先の社長に挨拶する際は、次のフレーズがおすすめです。

  •  It is an honor to meet you. 

「お会いできて光栄です」

相手とまたすぐに顔を合わせる可能性があれば、下記のフレーズを添えてください。

  • I'm looking forward to talking to you again.

「またお話できるのを楽しみにしています」 

  • I'm looking forward to working with you.

「一緒に働けるのを楽しみにしています」 

会議での挨拶

会議の始まりと終わりの挨拶に使えるフレーズをまとめました。司会進行やファシリテーターを任されたら、ぜひご活用ください。

会議を始める

会議を始める際に使えるフレーズを紹介します。

冒頭では、時間を取ってくれた参加者へ感謝の言葉を伝えましょう。その後に、会議開始の旨を伝えると、丁寧さや誠実さが伝わり、会議を円滑に進められます。

  • Thank you all for taking your time today.

「皆さま、本日はお時間をいただきありがとうございます」  

  • Shall we begin the meeting now?

「会議をはじめましょうか?」

初対面の人が多い場合は、自己紹介の時間を取ることもあるでしょう。参加者に自己紹介を促すなら、次のフレーズが有効です。

  • Let’s take a moment and introduce ourselves.

「自己紹介の時間を取りましょう」

会議を終える

会議を終える際のフレーズです。

  • Let's wrap up this meeting.

「この会議をまとめましょう」 

  • It’s time to close the meeting. 

「ミーティングを終わらせる時間です」

定期的な会議ではない場合、最後にもう一度参加者へお礼を伝えるとより良い印象を残せるでしょう

  • Again, I want to thank you all for taking time out of your busy schedules today.

「繰り返しとなりますが、本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございました」

メールでの挨拶

相手との初コンタクトがメールの時もあるでしょう。新しい取引先に連絡する際や、取引先の担当者が変更になった場合などはメールで挨拶をします。

英語で挨拶メールを書くのが苦手な人に向け、すぐに使えるメール例文を挙げます。

自己紹介をする

「お世話になります」に近い英語の挨拶表現を2つ挙げます。

  • Hope this email finds you well. 
  • I hope everything is well with you. 

続いて会社と名前を伝えましょう。

  • Nice to e-meet you. My name is Mika Suzuki from ABC. 

「はじめまして。ABC社の鈴木美香と申します」 

‘Nice to e-meet you’は、対面では会ったことがない相手にメールで初めて挨拶する際に使う表現です。

’e-meet you’のeは、’electronic’「電子の」の略です。

用件を伝える

次に、用件を伝えましょう。

用件を伝える際に使えるフレーズです。

  •  I am contacting you to inform you about the progress of the project. 

「プロジェクトの進捗報告についてご連絡いたしました」  

  • I am writing to you regarding the next meeting.

「次回のミーティングについてご連絡いたしました」

会社の周年祭やお客様感謝祭などに取引先を招待したい場合は、次のフレーズを使ってみましょう。

  • I am pleased to invite you to our upcoming company event, which will take place in September. 

「9月に開催される弊社のイベントにご招待いたします」

依頼・感謝を伝える

メールでは一度に十分な情報を伝えきれない場合もあります。メールの最後に、質問がないかを相手に聞いてみましょう。

  • Should you have any questions, please do not hesitate to contact me.

「質問がありましたら、遠慮なくご連絡ください」

’should’は「もし〜」を意味する仮定法として使われています。

返信が必要な場合は、返信して欲しい旨を伝えましょう。

  •  I look forward to hearing from you.

「ご連絡をお待ちしております」 

相手に何かお願いをした場合は、最後に感謝のフレーズを添えましょう。依頼した物事がまだ完了していない場合でも、先に感謝の言葉を伝えると丁寧です。

  • Thank you for your cooperation in advance.

「ご協力に対し、あらかじめお礼を申し上げます」 

結びの言葉

英語には「よろしくお願いいたします」の直訳表現がありません。メールでの結辞は、以下の表現が一般的です。

上から丁寧な表現になります。初めて連絡する人には、‘Sincerely’または‘Best regards’を使うのがおすすめです

  • Sincerely, 
  • Best regards, 
  • Kind regards,

末尾にカンマを付けるのが原則です。中級者・上級者でも付け忘れることがあるため注意しましょう。一段下に自分の名前を書き、メールを締めくくります。書き方の例はこちらです。

  • Sincerely, 

Mika Suzuki

電話での挨拶

対面よりも相手の顔が見えない電話のほうが緊張する人も多いでしょう。

電話での挨拶にも決まった言い回しがあります。基礎的なフレーズを覚え、焦らず対応できるようになりましょう。

電話をかける

電話をかける際のフレーズです。最初に自分の名前と会社名を名乗りましょう。 

  • Hello, this is Mika Suzuki from the Investment Banking Division speaking.

「もしもし、投資銀行部門の鈴木美香です」  

担当者につないでもらいたい際は、下記のフレーズを参考にしてください。

  • May I speak to John from the sales department, please?

「営業部のジョンさんはいらっしゃいますか?」 

会社に同じ名前の人がいる可能性もあります。フルネームがわかる場合は、フルネームを伝えましょう

  •  I’d like to speak to John Smith from the sales department, please. 

「ジョン スミスさんとお話ししたいのですが」

電話で使えるフレーズをより詳しく学ぶなら「ビジネスでの英語の電話対応!今すぐ使えるフレーズ集を紹介」もあわせてご覧ください。 

相手から電話を受ける

相手から電話を受ける際のフレーズを紹介します。 

「もしもし」に該当する英語は、‘Hello’です。電話をかける際も受ける際も、ひと言目は’Hello’と言うのが一般的です。

  • Hello, this is ABC company. How may I help you?

「こんにちは、ABC社です。どのようなご用件でしょうか?」

知らない相手からかかってきた場合は、名前を聞きましょう。

  •  May I have your name, please?

「名前をお伺いできますか?」

電話を保留にする

電話を担当者につなぐ、または相手からの質問について社内で確認する際など、電話を保留にする時もあるでしょう。保留する場合は、次のように「少々お待ちください」と英語で伝えます。

  • Please wait for a moment, thank you. 
  • Could you wait for a moment, please? 

目上の人やクライアントには、より丁寧な表現を使ったほうが好印象を残せます

  • May I ask you to hold briefly, please?

’briefly’には短時間の意味があり、「少々お待ち頂けますでしょうか」と畏まった言い回しができます。

ビジネスシーンで覚えておくと便利な挨拶フレーズ

再会した時や季節ごとの挨拶など、ビジネスシーンで覚えておくと便利な挨拶フレーズを紹介します。

再会した時

久しぶりに再会した相手との挨拶で使えるフレーズです。

It's been a long time.

「ご無沙汰しております」 

It's great to see you again.「またお会いできてうれしいです」  How have you been?「お元気でしたか?」

‘How have you been?’は、会っていなかった期間「ずっとお元気でしたか?」「いかがお過ごしでしたか?」などのニュアンスが含まれています

再会した相手との別れ際には、下記の表現を使ってみましょう。

It was great to see you again. 「またお会いできて良かったです」

季節の挨拶

欧米で一番大切な休暇はクリスマスです。ビジネスシーンでも、クリスマスにメールやカードなどで取引先や同僚に挨拶をする習慣があります。

季節の挨拶は、同僚や取引先、顧客へ社交性や気配りを示すのに有効です。必要な時にすぐに使えるよう、メモしておきましょう。 

クリスマス

クリスマスの挨拶に使える表現です。

I hope you have a wonderful Christmas.「素敵なクリスマスをお過ごしください」

宗教上、クリスマスを祝わない人もいます。相手の宗教を推測し、クリスマスのメッセージを送るのは失礼にあたる可能性もあります。

相手の宗教がわからない場合は、 ‘holiday season’を使った表現がおすすめです。不特定多数の人へ一斉に季節の挨拶を送る際も同様です。 

 Wishing you a wonderful holiday season. 「すばらしい休暇シーズンをお過ごしください」

アメリカでは一般的に、11月下旬の感謝祭から休暇シーズンが始まり、年明けの1月初旬まで続きます。 

有給休暇を取り長めの休暇を取る人が多くいます。相手から休暇に入る連絡がきたタイミングで季節の挨拶を送るのがいいでしょう。

年末の挨拶

年末年始の休暇に入る前に、同僚やお世話になった人に対面またはメールで挨拶する際、使える表現を紹介します。

I wish you a happy new year.「良い新年をお迎えください」 

Wishing you a happy and prosperous new year ahead.「新年のご多幸とご繁栄をお祈り申し上げます」

休暇シーズンと年始の挨拶を一緒にする際は、下記のフレーズを参考にしてください

Wishing you and your family a great holiday and a Happy New Year! 「ご家族と共に、素晴らしい休暇と新年をお過ごしください」

丁寧な挨拶をする時の英語フレーズ

丁寧な挨拶表現を紹介します。

初対面のクライアントや目上の人に、「お会いできて光栄です」と伝えるフレーズです。 

It’s an honor to meet you. 

I'm pleased to meet you. 

短いフレーズのため、何度か練習すればすぐに覚えられるでしょう。 

ビジネスシーンで、丁寧な挨拶は良好なコミュニケーションを築くための鍵です。実績でスムーズに言えるよう、定番の挨拶表現に加え、習得しておきましょう。

カジュアルな場面で使える英語フレーズ 

親しい取引先や同僚と雑談することもあるでしょう

相手に質問したり自分の趣味を伝えたりすると、親睦を深められるきっかけになります。

雑談で使えるフレーズを4つ挙げます。 

Where is your hometown?「あなたの故郷はどこですか」 

What do you usually do on weekends? 「週末は何をして過ごしていますか?」 

What sports do you like?「どういったスポーツが好きですか?」  

How long does it take you to get to work?「職場に着くのにどれくらいかかりますか?」

ビジネス英語での挨拶を実践練習したいなら「スピークバディ」

ビジネスシーンで使える、英語の挨拶フレーズを紹介しました。対面での挨拶は緊張することも多いでしょう。 

どのようなシチュエーションでも決まった挨拶の言い回しがあるため、基礎フレーズを練習しておけば、焦らず挨拶ができるようになります。

すべての挨拶表現を1人で練習するのはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。ビジネスで使える英語をアウトプットするなら、AI英会話アプリ「スピークバディ」を活用してみてください。

スピークバディでは、幅広いビジネスシチュエーションの会話練習が可能です。シチュエーションは、大分類6つと小分類約180つに分かれています

たとえば、シチュエーションのひとつは「新しい職場」です。同僚へ自己紹介するシーンや社員証をもらうシーンなどの、実践的なフレーズを学べるのが特長です。

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