元国連勤務。実践の場で使える英語力を育てるコーチ。アドラー心理学カウンセラー。
Summer
リーディングは得意だけれども、スピーキングは苦手、というのはよくあることです。なぜなら、日本の公教育では英語の発音「フォニックス」の教育をやってきていませんし、スピーキングの練習もたくさん積んできていないと思うので。
結論から言うと、独学で発音の矯正は容易ではないかもしれませんが、可能ではあると思います。
まず大前提として、英語と日本語を構成する音(音素)は大きく異なるので、英語の母音・子音の正しい発音の仕方をしっかり習得し、根気強く練習して舌や口の筋肉を慣らしていく必要があります。また英語で話すときは、「腹式呼吸」になるので、口元だけを意識するのではなく、姿勢を正してお腹から声を出すイメージで、しっかりと一音いちおん練習しましょう。
その際オススメなのは、「英語耳」というテキストです。母音と子音についての発音の仕方について、CDを聞きながら、毎日トレーニングを積んでいくことができます。
英語を話すときには、単語を一つずつ発音するのではなく、意味のまとまりごとにかたまりにして音声化していきますね。
その際、音の組み合わせによって、音が変化するものがでてきます。その基本的なパターンについても最初に学んでしまいましょう。
「リスニングハッカー」というアプリを使うと1週間くらいで、基本パターンについてマスターすることができます。
それができたら、シャドーイングトレーニングで、実際の文章をどのように抑揚をつけて、音声変化も取り入れながら音声化していくか練習していきましょう。ESL Fastというサイトを使うとLevel1~Level6まで、速度別に学習できるのでオススメです!
Summer
単語学習に使えるアプリはいろいろとありますが、移動時間などの隙間時間に使いやすいものとしては、mikanをお勧めします。
「英語勉強アプリmikan-TOEIC/英検®/英会話/英単語」をApp Storeで (apple.com)
TOEIC対策を選ぶことも、その中で500点以上なのか、600点以上なのか、目指すスコアで教材を選ぶことができます。
興味がある教材を選んだら、後は、1日に10語、30語・・・どれくらい頑張れそうか、何時ころに学習できそうか選びます。
朝、昼、夕くらいの時間帯で選べるので、通勤やお昼休憩などに合わせて習慣化しやすいですね。
それから、単語問題のページがでてきたら「設定」アイコンを押すと、「カードめくり」か「4択問題」かどちらかを選ぶことができます。
フラッシュカードでの学習をされたいとのことなので、ここで「カードめくり」を選ぶとよいでしょう。
さらに、「日→英」「英→日」も選べるので、最初は「日→英」で、負荷が軽いと感じてきたら「英→日」に変えるとよいと思います。
mikan の特徴としては、間違えた問題だけを集めて「苦手」対策ができます。後で「苦手」な問題だけに取り組むことで、結果的により多くの単語をマスターすることができます。もし、簡単な「対訳」だけでよくわからない場合は、単語リストの「詳細」というボタンをクリックすると、辞書に記載されているような詳細情報を見ることができます。単語の品詞や、いろいろな使い方、発音記号、例文なども載っているので、しっかりと各単語について知りたい時にはこちらを活用するのがオススメです。
最後に単語学習は音声もしっかり聞いて、「正しい発音」で「音からインプット」することも大事なので、電車など外にいる際は、イヤフォンをして音声を聞きながら取り組むことをお勧めします。
Summer
まず大前提として、日本語の発音は英語の発音とだいぶ異なります。自分の中にない音データは、認識できない仕組みになっているので、英語を構成している母音・子音それぞれの発音の特徴をしっかり学び、まずはデータを自分の中に取り込みましょう。その際、自分で発音できない音は、何度聞いても認識することができないので、正しく発音できるように鍛えていきましょう。
発音についてマスターできる本はいくつも出ていますし、ネット上でも動画付きでたくさん情報はあるので自分にとってやりやすいものを探して見ましょう。私も個人的には英語耳はオススメします。足りない部分をYumi’sEnglish Boot Campなどの動画で補うとよいでしょう。
構成要素について学んだら、今度はELSA Speakなどを使って、各単語の発音を正しく言えるか、どの単語の発音が得意で、どの単語の発音が苦手か洗い出しつつ毎日5分でも10分でもよいので、発音練習をしていきましょう。
個々の単語の練習になれてきたら、リスニングハッカーなどのアプリをつかって、文章の中で単語の音が変化する場合、どのような変化の仕方があるか学びましょう。can や can't がそれぞれ聞き取れるようになっても、また文章中でさらに他の単語と連結して聞き取りにくくなってしまう場合もあるので、変化するとしたらどのようなパターンがあるか研究してみてください。
そこまでできたら、シャドーイングトレーニングなどを取り入れ、自然な文章の中での音声知覚を強化していきましょう。実際には単語単体として聞くよりも、文章中で出会う確率の方が高いと思うので。ESL Fast というウェブサイトであれば、速度レベル別になっているので、まずはゆっくりなところからはじめてみるとやりやすいですよ。
Summer
ご自身のことをとても丁寧に分析されていますし、目標も具体的にもたれているようなので方向性がはっきりしてスタート地点としてはとても良いと思います。
英語は話せなくとも外国人の方とは身振り手振りなどで話せるとのこと、そもそものコミュニケーション力が高くて素晴らしいですね。
ただ、社会人としてのスタートということもあり、これから年を重ねるごとに、相手のメッセージをより正しく受け取ること、そして自分のメッセージもより正確に、品よく伝えていくということが求められてくると思います。
せっかくの機会なので、基礎固めからしっかりしていきましょう。
お察しの通り4技能、全て大事ではあるのですが、優先順位としては、インプットのバランスを多めにスタートし、基礎が固まってきたらアウトプット重視のバランスにしていくのが良いと思います。
インプットとは、まずはデータベース(単語、文法)は、基礎から取り組みましょう。
単語レベルの確認をしていただいたとのこと、中学英語の単語帳を「知ってる」⇨「使える」レベルになるまで、音源を何度も聴き、発音記号をみながら発音し、例文も復唱して言えるようにしましょう。
また、中学英文法をマスターすれば、簡単な日常会話は話せるようになると言われています。
中学英文法を一冊でマスターできるような参考書がいくつも売っていますので、取り組みやすそうなものを一冊選んでマスターしましょう。
それから、リスニングはシャドーイングトレーニング(最初はゆっくりなものから)がオススメです。
ある程度、文法がマスターできてきたら、英作文を書く練習をしていきましょう。書けない文章は、話せないので、まずは文章を正しく書けるようになることが大切です。それと並行して、スピーキングの練習もしていくとよいと思います。
こうした学習を進度の管理やメニューの調整、達成度の確認などしながらサポートしてくれるのが「英語コーチング」です。まずは3か月間、英語コーチングで、Ruさんのレベルにあったメニューの提案をしてもらい、学習習慣をつけてから、さらに自走していく、というステップも急がば回れで効率的だと思います。
Summer
発音矯正ができて、簡単な文法、会話の練習もできる優れもののアプリです。
AI搭載の発音コーチが、あなたの発音を一つ一つチェックしてくれます。
(elsaspeak.com)
メニューが豊富で、「発音矯正」「文法」「テーマ別会話」など自分で取り組みたいものを選ぶことができます。
発音に関しては、かなり細かくチェックし毎回マッチ率を出してくれるので、自分の発音の改善度合いなども図りながら小さな達成感を積み上げていくことができます。
早くてどう発音すればよいかよくわからない場合は、再生スピードを遅くすることもできますし、なぜその発音が違うのか?ということを知りたければ、気になる発音記号をタップすれば詳細の説明をみることができます。
発音だけでなく、少し会話練習したい初級者の方には、取り組みたいコースを選べば、あとはAIがリードしてくれるでとてもやりやすい仕掛けになっています。無料会員であれば、1日5レッスン(10分前後)取り組むことができます。24時間あけないと翌日分ができないので、もっとたくさんレッスンをしたい、または24時間という縛りが気になる場合は、有料会員への切り替えもご検討されるとよいと思います。
Summer
日常会話ができるレベルであれば、基本的な単語やフレーズはしっかりとデータベースとしてお持ちのようですね。きっとリスニングの力も、相応におありだとお見受けします。
映画「アラジン」の登場人物が話すスピードはとても速いですが、これを瞬時に「音声知覚」し、「意味理解」することができるのであれば、さらにリスニング力をアップすることが可能です。また、シャドーイングトレーニングをする際に、途中で「単語」や「表現」について確認するステップがありますので、是非そこで新しいものをどんどん吸収して、使える表現の幅を広げていきましょう。最初は、字幕は見ないで、途中で確認作業の際に字幕が必要になります。
【簡単なステップ】1セットを30秒~1分くらいに区切ってやってみましょう。(集中することが大事なので)
①まずは字幕なしで音声を聞く。
②聞こえてきた音声をモゴモゴまねして言ってみる。(マンブリング)
③字幕の確認。ここで「単語」「表現」の意味も確認。
④スクリプトを見ながら一緒に言ってみる。(オーバーラッピング)
⑤スクリプトを見ずに、少し後から追いかけるように言ってみる。(シャドーイング)
この際、どうしてそういう音になるのか発音や、音声変化のパターンについてもしっかり「音声知覚」で確認しながら取り組むと、よりリスニング力、スピーキング力がアップします。
何度も同じスクリプトを練習することで、無意識のうちに、いろいろなセリフが口から出てくるようになることが理想です。
ビジネスと重複する場面もあると思いますので、是非、実際の会話の場面でも使ってみて、使える表現を増やしていきましょう!
Summer
リスニング力をアップさせるために最も効率的な方法がシャドーイングトレーニングです。
色々な教材があると思いますが、速度がレベル別になっているもの、または自分で調整できるものがおススメです。
とはいっても、自分で調整するのは難しいので、レベル別になっていて、段階を追って取り組める無料サイトをご紹介します。
ESL Fast - English Teaching and Learning Resources
ここのLevel1~Level6となっているところを、開けていくとそれぞれ100個の短いスクリプトが入っています。
Level1は、WPM(Words per Minute:一分間あたりの語数)が100、Level2 は、WPM125, ... Level6の最後のほうはWPM220 となっています。
リスニングに対する苦手意識が強いようであれば、まずはLevel1からやってみましょう。
一言でいうと、とにかく「聞こえてきた音を一語一句モノマネして言えるようになる」ことがポイントです。
その際、記憶に頼らず、スクリプトを見ずに、「聞こえてくる音」に集中してください。
①それぞれの単語の発音
②抑揚
③単語と単語の音声変化の仕方
④息継ぎの場所
などに注目して、1日10回x3日間くらい同じスクリプトでやってみましょう。
3日目には、見ないでも音源と同じように一語一句スラスラいえたら合格です!
Summer
英語の文章、ゆっくりだったらなんとか読めるのだけど・・・、なんとなくなら意味わかるのだけど・・・よくある悩みだと思います。
色々な要因がありますが、主な原因は、英語を英語のまま捉えられておらず、日本語の思考で文章を和訳しようとしているからということがあげられます。
じゃあ、どうするか?ということですが、ステップを踏んで、英語を英語のまま処理していけるように訓練していくことでリーディング力をあげていきましょう。そのためによく使われる手法がスラッシュリーディングなのです。
大原則として、文章は前から読み進め、返り読みをしないよう意識していきます。
ただ目で文字を追っていくよりも、語句のかたまり毎にスラッシュを入れていくことで、それがしやすくなります。
①まずは、5文型を意識していきましょう。主語、述語、補語、目的語、それ以外は修飾語ということでそれぞれの間にスラッシュを入れます。
例)He / gives / me / the present / yesterday.
②そこまで細かくしなくても大丈夫という場合は、もう少し語句のかたまりを大きくしてスラッシュを入れてみましょう。
例) The man / running in the park / is / my English teacher / who is very popular in the school.
スラッシュを入れた後、一度前から読んで訳してみましょう。
その際、スラッシュの塊ごとに訳していくのがポイントです。
A.その男の人 / その公園で走っている / は、/ 私の英語の先生/ とっても人気のある/ 学校で ◎
B.その公園で走っているその男の人は、学校でとても人気のある私の英語の先生です。 △
スラッシュリーディングの観点からするとBの訳は、時間がかかるのでオススメしません。
Aのように頭の中で訳していく癖をつけていくことで、脳内での意味理解のスピードを速めることができます。
また慣れてきたら、このように日本語にする必要さえなくなり、英語を英語のまま訳していくことが可能となります。
スラッシュリーディングのスラッシュの場所は、絶対ここでなければダメというのは、厳密にはありません。
もし、答え合わせをしたいときには、音源のあるサイトやテキストを使って、音源を聞いてみてください。
基本的には、スピーカーが息継ぎをしている場所であればスラッシュを入れてOKです!
教材は音源があり、自分のレベルに合ったものをおすすめします。
例えば、短いニュースサイトなどは非常にやりやすいのでオススメです。
English news and easy articles for students of English (newsinlevels.com)
Summer
「ズートピア」楽しいですよね。せっかく何度も見聞きされているようなので、是非教材としても活用していきたいところですよね!
内容は、日常会話が主なので使われている単語や構文はそれほど難しいものはありません。ただ、登場人物によって、ものすごい早口なキャラクターもいれば、ゆっくり話すキャラクターもいますね。そういう意味で、総合的に「中級」と判断します。
活用の仕方としては、まず英語字幕なしで再生し、聞き取れる音をまねしていってみましょう。ゆっくりな方は、聞き取りやすいと思いますが、早口な方は、再生速度を落として何度も何度も聞き取ってみる練習をしてみましょう。
シャドーイング教材として活用する場合は、一度に取り組む範囲を30秒から1分くらいの範囲に絞り、まずは字幕を見ずに、3回から5回くらい頑張って聞き取ってみましょう。一語一句丁寧に聞き取り、一語でも多く聞き取れるよう意識を集中します。
それから、字幕(またはスクリプト)を出して、何と言っていたのか答え合わせをしましょう。どうしてもよくわからなかったところは、字幕をみて、どうしてその音に聞こえないのか、リンケージについて分析してみましょう。単語と単語が連結しているのか、音が脱落しているのか、同化されているのか?
わからない単語やフレーズも、ここで確認します。
一通り、リンケージの確認、意味理解の確認ができたら、またあらためて3回~5回くらい、字幕なしで聞き取り、一語一句聞き取れて、同じように再現できるようになるまで練習してみましょう。これを少しずつ進めていくことで、より、ズートピアででてくるようなセリフが聞き取れ、そしてご自身でも使えるようになっていきます!
楽しみながら学習できるのが一番ですよね。応援しています!
元国連勤務。実践の場で使える英語力を育てるコーチ。アドラー心理学カウンセラー。
Summer
リーディングは得意だけれども、スピーキングは苦手、というのはよくあることです。なぜなら、日本の公教育では英語の発音「フォニックス」の教育をやってきていませんし、スピーキングの練習もたくさん積んできていないと思うので。
結論から言うと、独学で発音の矯正は容易ではないかもしれませんが、可能ではあると思います。
まず大前提として、英語と日本語を構成する音(音素)は大きく異なるので、英語の母音・子音の正しい発音の仕方をしっかり習得し、根気強く練習して舌や口の筋肉を慣らしていく必要があります。また英語で話すときは、「腹式呼吸」になるので、口元だけを意識するのではなく、姿勢を正してお腹から声を出すイメージで、しっかりと一音いちおん練習しましょう。
その際オススメなのは、「英語耳」というテキストです。母音と子音についての発音の仕方について、CDを聞きながら、毎日トレーニングを積んでいくことができます。
英語を話すときには、単語を一つずつ発音するのではなく、意味のまとまりごとにかたまりにして音声化していきますね。
その際、音の組み合わせによって、音が変化するものがでてきます。その基本的なパターンについても最初に学んでしまいましょう。
「リスニングハッカー」というアプリを使うと1週間くらいで、基本パターンについてマスターすることができます。
それができたら、シャドーイングトレーニングで、実際の文章をどのように抑揚をつけて、音声変化も取り入れながら音声化していくか練習していきましょう。ESL Fastというサイトを使うとLevel1~Level6まで、速度別に学習できるのでオススメです!
Summer
単語学習に使えるアプリはいろいろとありますが、移動時間などの隙間時間に使いやすいものとしては、mikanをお勧めします。
「英語勉強アプリmikan-TOEIC/英検®/英会話/英単語」をApp Storeで (apple.com)
TOEIC対策を選ぶことも、その中で500点以上なのか、600点以上なのか、目指すスコアで教材を選ぶことができます。
興味がある教材を選んだら、後は、1日に10語、30語・・・どれくらい頑張れそうか、何時ころに学習できそうか選びます。
朝、昼、夕くらいの時間帯で選べるので、通勤やお昼休憩などに合わせて習慣化しやすいですね。
それから、単語問題のページがでてきたら「設定」アイコンを押すと、「カードめくり」か「4択問題」かどちらかを選ぶことができます。
フラッシュカードでの学習をされたいとのことなので、ここで「カードめくり」を選ぶとよいでしょう。
さらに、「日→英」「英→日」も選べるので、最初は「日→英」で、負荷が軽いと感じてきたら「英→日」に変えるとよいと思います。
mikan の特徴としては、間違えた問題だけを集めて「苦手」対策ができます。後で「苦手」な問題だけに取り組むことで、結果的により多くの単語をマスターすることができます。もし、簡単な「対訳」だけでよくわからない場合は、単語リストの「詳細」というボタンをクリックすると、辞書に記載されているような詳細情報を見ることができます。単語の品詞や、いろいろな使い方、発音記号、例文なども載っているので、しっかりと各単語について知りたい時にはこちらを活用するのがオススメです。
最後に単語学習は音声もしっかり聞いて、「正しい発音」で「音からインプット」することも大事なので、電車など外にいる際は、イヤフォンをして音声を聞きながら取り組むことをお勧めします。
Summer
まず大前提として、日本語の発音は英語の発音とだいぶ異なります。自分の中にない音データは、認識できない仕組みになっているので、英語を構成している母音・子音それぞれの発音の特徴をしっかり学び、まずはデータを自分の中に取り込みましょう。その際、自分で発音できない音は、何度聞いても認識することができないので、正しく発音できるように鍛えていきましょう。
発音についてマスターできる本はいくつも出ていますし、ネット上でも動画付きでたくさん情報はあるので自分にとってやりやすいものを探して見ましょう。私も個人的には英語耳はオススメします。足りない部分をYumi’sEnglish Boot Campなどの動画で補うとよいでしょう。
構成要素について学んだら、今度はELSA Speakなどを使って、各単語の発音を正しく言えるか、どの単語の発音が得意で、どの単語の発音が苦手か洗い出しつつ毎日5分でも10分でもよいので、発音練習をしていきましょう。
個々の単語の練習になれてきたら、リスニングハッカーなどのアプリをつかって、文章の中で単語の音が変化する場合、どのような変化の仕方があるか学びましょう。can や can't がそれぞれ聞き取れるようになっても、また文章中でさらに他の単語と連結して聞き取りにくくなってしまう場合もあるので、変化するとしたらどのようなパターンがあるか研究してみてください。
そこまでできたら、シャドーイングトレーニングなどを取り入れ、自然な文章の中での音声知覚を強化していきましょう。実際には単語単体として聞くよりも、文章中で出会う確率の方が高いと思うので。ESL Fast というウェブサイトであれば、速度レベル別になっているので、まずはゆっくりなところからはじめてみるとやりやすいですよ。
Summer
ご自身のことをとても丁寧に分析されていますし、目標も具体的にもたれているようなので方向性がはっきりしてスタート地点としてはとても良いと思います。
英語は話せなくとも外国人の方とは身振り手振りなどで話せるとのこと、そもそものコミュニケーション力が高くて素晴らしいですね。
ただ、社会人としてのスタートということもあり、これから年を重ねるごとに、相手のメッセージをより正しく受け取ること、そして自分のメッセージもより正確に、品よく伝えていくということが求められてくると思います。
せっかくの機会なので、基礎固めからしっかりしていきましょう。
お察しの通り4技能、全て大事ではあるのですが、優先順位としては、インプットのバランスを多めにスタートし、基礎が固まってきたらアウトプット重視のバランスにしていくのが良いと思います。
インプットとは、まずはデータベース(単語、文法)は、基礎から取り組みましょう。
単語レベルの確認をしていただいたとのこと、中学英語の単語帳を「知ってる」⇨「使える」レベルになるまで、音源を何度も聴き、発音記号をみながら発音し、例文も復唱して言えるようにしましょう。
また、中学英文法をマスターすれば、簡単な日常会話は話せるようになると言われています。
中学英文法を一冊でマスターできるような参考書がいくつも売っていますので、取り組みやすそうなものを一冊選んでマスターしましょう。
それから、リスニングはシャドーイングトレーニング(最初はゆっくりなものから)がオススメです。
ある程度、文法がマスターできてきたら、英作文を書く練習をしていきましょう。書けない文章は、話せないので、まずは文章を正しく書けるようになることが大切です。それと並行して、スピーキングの練習もしていくとよいと思います。
こうした学習を進度の管理やメニューの調整、達成度の確認などしながらサポートしてくれるのが「英語コーチング」です。まずは3か月間、英語コーチングで、Ruさんのレベルにあったメニューの提案をしてもらい、学習習慣をつけてから、さらに自走していく、というステップも急がば回れで効率的だと思います。
Summer
発音矯正ができて、簡単な文法、会話の練習もできる優れもののアプリです。
AI搭載の発音コーチが、あなたの発音を一つ一つチェックしてくれます。
(elsaspeak.com)
メニューが豊富で、「発音矯正」「文法」「テーマ別会話」など自分で取り組みたいものを選ぶことができます。
発音に関しては、かなり細かくチェックし毎回マッチ率を出してくれるので、自分の発音の改善度合いなども図りながら小さな達成感を積み上げていくことができます。
早くてどう発音すればよいかよくわからない場合は、再生スピードを遅くすることもできますし、なぜその発音が違うのか?ということを知りたければ、気になる発音記号をタップすれば詳細の説明をみることができます。
発音だけでなく、少し会話練習したい初級者の方には、取り組みたいコースを選べば、あとはAIがリードしてくれるでとてもやりやすい仕掛けになっています。無料会員であれば、1日5レッスン(10分前後)取り組むことができます。24時間あけないと翌日分ができないので、もっとたくさんレッスンをしたい、または24時間という縛りが気になる場合は、有料会員への切り替えもご検討されるとよいと思います。
Summer
日常会話ができるレベルであれば、基本的な単語やフレーズはしっかりとデータベースとしてお持ちのようですね。きっとリスニングの力も、相応におありだとお見受けします。
映画「アラジン」の登場人物が話すスピードはとても速いですが、これを瞬時に「音声知覚」し、「意味理解」することができるのであれば、さらにリスニング力をアップすることが可能です。また、シャドーイングトレーニングをする際に、途中で「単語」や「表現」について確認するステップがありますので、是非そこで新しいものをどんどん吸収して、使える表現の幅を広げていきましょう。最初は、字幕は見ないで、途中で確認作業の際に字幕が必要になります。
【簡単なステップ】1セットを30秒~1分くらいに区切ってやってみましょう。(集中することが大事なので)
①まずは字幕なしで音声を聞く。
②聞こえてきた音声をモゴモゴまねして言ってみる。(マンブリング)
③字幕の確認。ここで「単語」「表現」の意味も確認。
④スクリプトを見ながら一緒に言ってみる。(オーバーラッピング)
⑤スクリプトを見ずに、少し後から追いかけるように言ってみる。(シャドーイング)
この際、どうしてそういう音になるのか発音や、音声変化のパターンについてもしっかり「音声知覚」で確認しながら取り組むと、よりリスニング力、スピーキング力がアップします。
何度も同じスクリプトを練習することで、無意識のうちに、いろいろなセリフが口から出てくるようになることが理想です。
ビジネスと重複する場面もあると思いますので、是非、実際の会話の場面でも使ってみて、使える表現を増やしていきましょう!
Summer
リスニング力をアップさせるために最も効率的な方法がシャドーイングトレーニングです。
色々な教材があると思いますが、速度がレベル別になっているもの、または自分で調整できるものがおススメです。
とはいっても、自分で調整するのは難しいので、レベル別になっていて、段階を追って取り組める無料サイトをご紹介します。
ESL Fast - English Teaching and Learning Resources
ここのLevel1~Level6となっているところを、開けていくとそれぞれ100個の短いスクリプトが入っています。
Level1は、WPM(Words per Minute:一分間あたりの語数)が100、Level2 は、WPM125, ... Level6の最後のほうはWPM220 となっています。
リスニングに対する苦手意識が強いようであれば、まずはLevel1からやってみましょう。
一言でいうと、とにかく「聞こえてきた音を一語一句モノマネして言えるようになる」ことがポイントです。
その際、記憶に頼らず、スクリプトを見ずに、「聞こえてくる音」に集中してください。
①それぞれの単語の発音
②抑揚
③単語と単語の音声変化の仕方
④息継ぎの場所
などに注目して、1日10回x3日間くらい同じスクリプトでやってみましょう。
3日目には、見ないでも音源と同じように一語一句スラスラいえたら合格です!
Summer
英語の文章、ゆっくりだったらなんとか読めるのだけど・・・、なんとなくなら意味わかるのだけど・・・よくある悩みだと思います。
色々な要因がありますが、主な原因は、英語を英語のまま捉えられておらず、日本語の思考で文章を和訳しようとしているからということがあげられます。
じゃあ、どうするか?ということですが、ステップを踏んで、英語を英語のまま処理していけるように訓練していくことでリーディング力をあげていきましょう。そのためによく使われる手法がスラッシュリーディングなのです。
大原則として、文章は前から読み進め、返り読みをしないよう意識していきます。
ただ目で文字を追っていくよりも、語句のかたまり毎にスラッシュを入れていくことで、それがしやすくなります。
①まずは、5文型を意識していきましょう。主語、述語、補語、目的語、それ以外は修飾語ということでそれぞれの間にスラッシュを入れます。
例)He / gives / me / the present / yesterday.
②そこまで細かくしなくても大丈夫という場合は、もう少し語句のかたまりを大きくしてスラッシュを入れてみましょう。
例) The man / running in the park / is / my English teacher / who is very popular in the school.
スラッシュを入れた後、一度前から読んで訳してみましょう。
その際、スラッシュの塊ごとに訳していくのがポイントです。
A.その男の人 / その公園で走っている / は、/ 私の英語の先生/ とっても人気のある/ 学校で ◎
B.その公園で走っているその男の人は、学校でとても人気のある私の英語の先生です。 △
スラッシュリーディングの観点からするとBの訳は、時間がかかるのでオススメしません。
Aのように頭の中で訳していく癖をつけていくことで、脳内での意味理解のスピードを速めることができます。
また慣れてきたら、このように日本語にする必要さえなくなり、英語を英語のまま訳していくことが可能となります。
スラッシュリーディングのスラッシュの場所は、絶対ここでなければダメというのは、厳密にはありません。
もし、答え合わせをしたいときには、音源のあるサイトやテキストを使って、音源を聞いてみてください。
基本的には、スピーカーが息継ぎをしている場所であればスラッシュを入れてOKです!
教材は音源があり、自分のレベルに合ったものをおすすめします。
例えば、短いニュースサイトなどは非常にやりやすいのでオススメです。
English news and easy articles for students of English (newsinlevels.com)
Summer
「ズートピア」楽しいですよね。せっかく何度も見聞きされているようなので、是非教材としても活用していきたいところですよね!
内容は、日常会話が主なので使われている単語や構文はそれほど難しいものはありません。ただ、登場人物によって、ものすごい早口なキャラクターもいれば、ゆっくり話すキャラクターもいますね。そういう意味で、総合的に「中級」と判断します。
活用の仕方としては、まず英語字幕なしで再生し、聞き取れる音をまねしていってみましょう。ゆっくりな方は、聞き取りやすいと思いますが、早口な方は、再生速度を落として何度も何度も聞き取ってみる練習をしてみましょう。
シャドーイング教材として活用する場合は、一度に取り組む範囲を30秒から1分くらいの範囲に絞り、まずは字幕を見ずに、3回から5回くらい頑張って聞き取ってみましょう。一語一句丁寧に聞き取り、一語でも多く聞き取れるよう意識を集中します。
それから、字幕(またはスクリプト)を出して、何と言っていたのか答え合わせをしましょう。どうしてもよくわからなかったところは、字幕をみて、どうしてその音に聞こえないのか、リンケージについて分析してみましょう。単語と単語が連結しているのか、音が脱落しているのか、同化されているのか?
わからない単語やフレーズも、ここで確認します。
一通り、リンケージの確認、意味理解の確認ができたら、またあらためて3回~5回くらい、字幕なしで聞き取り、一語一句聞き取れて、同じように再現できるようになるまで練習してみましょう。これを少しずつ進めていくことで、より、ズートピアででてくるようなセリフが聞き取れ、そしてご自身でも使えるようになっていきます!
楽しみながら学習できるのが一番ですよね。応援しています!