Fuji
リスニング力は文法などとは異なり、短期的に向させるのが難しいスキルであることを理解しながら取り組むことがとても大切です。誰が取り組んでも時間がかかるものなので、焦らず、着実に取り組んでいきましょう。
もちろん個人差はありますが、現在、初級レベル、1日30〜60分の学習時間、ということですと、ネイティブとの会話で問題なく聞き取れるようになるためには数年取り組むことが必要になるケースが多いかと思います。
そして、リスニングは毎日取り組んでいたとしても、自分でハッキリと認識できるほど改善していくわけではないことも理解していてほしいです。認識できないほど小さな進化を毎日積み重ね、数年経って初めてその積み重ねを認識できるようなイメージになります。一歩一歩進んでいるうちは到達できるかわからなかったけれど、山頂に到達して初めてその高さを認識できる山登りと似ています。
これらを理解していないと、「毎日取り組んでいるのに全然レベルアップできない。モチベーションが上がらない。」となってしまいがちになります。
上記を理解しながら、記載頂いているような字幕付き映画を聞き続けていくのはとても良いと思います。ただ、繰り返しになりますが、毎日聞き続けることで、徐々に少しずつ良くなっていくようなスキルなので、長い目で見て、焦らず取り組んでいくことが大切です。
英語を聞き続けることでリスニング力が下がるということがないことは理解頂けると思います。「どれほど良くなっているかはわからないけれど、少しずつは良くなっているんだろうな」というようなマインドで取り組めるととても良いと思います。
そして、記載頂いているオンライン英会話ですが、オンライン英会話を続けることでリスニング力ももちろん徐々に強化されていきますが、どちらかというスピーキングに重きを置いた練習になるため、リスニングのみを集中して取り組んでいく練習と比べると、リスニング改善のためにはより時間がかかってしまう可能性があることは理解して進めていただきたいと思います。
より時間がかかったとしても、数年単位でオンライン英会話を続けることで、リスニング力だけでなく、スピーキング力も同時に高めていく、という方針で進めていくのは問題ないと思います。スピーキングも同時に取り組んでいくということは、より長い時間がかかる、ということを理解していることが大切です。そうでないと、「ちょっと始めたけど、効果を感じず、すぐに止めてしまった」ということが起こりがちになってしまいます。
リスニングのみに集中しながら練習を続けるか、スピーキングも同時に取り組んでいくか、正解があるわけではないので、ノリコさんがしっかりと考えて、ノリコさんにとって学びやすい方を選んでほしいと思います。
Fuji
既にある回答とは別の視点から、少し厳しくなるかもしれないですが回答させて頂きます。
個人差はあるので、kaiさんはスピーキングの方が得意ということもあるかと思いますが、TOEIC500点ほどのレベルからスピーキングに取り組むのは、文法、単語だけでなく、リスニングも含めて難しく感じる場面が多いかと思います。
もしも単語、文法、リスニングについて苦手意識がある場合、スピーキングの練習をしていても上記の問題が常に発生してしまい、スピーキング練習に集中できないということがよく発生します。
具体的には、スピーキング練習をしている際にわからない文法、単語が出てきてしまうケースや、相手の英語が聞き取れないケースなどです。
この状態でスピーキングを練習するのは、スピーキング力も効率的に上がっていかないため、時間、費用が余計にかかってしまい、時間をかけているのにスピーキング力が思ったより上がらないことでモチベーションが下がってしまうことがよくあります。
そのため、現状としては、単語、文法、リスニングの強化のために、TOEICの点数を上げることを目標にするのもよいと思います。具体的には700点以上を達成してからスピーキングに移ることができるとよりスムーズに取り組めるかと思います。
試験が苦手なだけで、スピーキングの方が得意な方もいるので、その場合は今回頂いているようにオンライン英会話などでスピーキングに取り組んでいく形でもGoodだと思います。
Fuji
ディクテーションはリスニング力を高めていくために取り入れられることが多いですが、気をつけてほしい点が3つあります。
1つ目は、リスニングの何が弱点なのかを明確にしてから取り組むことです。
リスニングの成績が悪いため、強化する必要があるということですが、一口にリスニング力を強化と言っても、リスニングの学習方法はディクテーション以外にも多くあるため、リスニング力の中でも何が原因で成績が悪くなっているのかをより明確にした上で学習方法を決めていく必要があります。
例えば、そもそも知らない発音、単語が多くて聞き取れない、ということが原因でリスニングの成績が悪くなっているのであれば、ディクテーションよりも、語彙力をメインで強化していく必要があります。
2つ目は、ディクテーションは非常に時間がかかる練習であるということです。
数ある練習方法の中でもディクテーションはかなり時間がかかってしまい、スキマ時間などではなかなか進めていくことが難しいです。
今回、リスニングの成績が悪い、と頂いているため、おそらく何か試験のようなものを受けるのではないかと思いますが、ディクテーションは学習に時間がとてもかかるため、試験日間近で取り組むような練習ではありません。
3つ目は、ディクテーションのやり方を誤ってしまうと、時間だけを費やしてしまう。
ディクテーションはしているが、能力に効果的に繋がる形で取り組めていないケースをよく目にします。ただでさえ時間がかかる練習にも関わらず、能力に繋がらない形で実施してしまうのは非常にもったいないです。
この点は1つ目に戻りますが、リスニングの中でも何が苦手なのか、という点にフォーカスして取り組み方を決めていく必要があります。
ディクテーションはかなり時間を費やす練習になりますので、取り組むという際には、できれば、過去の試験結果、どの問題をどのように間違えているか、などの結果とともに、英語講師の方に直接相談してみてほしいと思います。
頑張ってください。応援しています。
Fuji
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学び方に絶対の正解はなく、それぞれの学習者の方にとって適した学び方がありますし、講師の方それぞれにとっての指導方法があるため、「こういう考え方もあるんだな」という程度に下記参考にして頂けると幸いです。
私の指導では単語帳は一切使いません。事前に単語帳で勉強をしている生徒様の場合は「もう使わなくていいです」と伝えます。もちろん私自身もTOEIC学習において単語帳を使ったことはありません。
単語帳を使う場合、下記のような勉強のステップになります。
・単語帳で単語を覚える→問題集を解く→わからなかった単語を覚える
単語帳を使わない場合は下記のようになります。
・問題集を解く→わからなかった単語を覚える
単語帳を使っても使わなくても、問題集を解いていく中でわからない単語を覚えることになります。その中で、なぜわざわざ単語帳で単語のみを覚えるという1ステップを余分に加えるのか、私としてはその1ステップを非効率に感じてしまいます。
単語テストを受けるなら単語帳で単語のみを覚える、という勉強法は効率的だと思いますが、もちろんTOEICは単語テストではありません。それ以上に勉強しなければならない大事なことはたくさんあります。
これらのことを踏まえて、単語帳で勉強する理由をご自身でしっかりと持って進められるのは全く問題ありません。
ただ、「とりあえず単語帳」という考え方で進めてしまう方も少なくないため、単語帳で学んでいくという際にも、単語帳がなぜ大事なのか、どれだけTOEICの点数を高めてくれそうなのか、これらを明確にした上で学習を進めてほしいと思います。
「単語帳は頑張ってやってきたが、点数はなかなか伸びない」という学習相談はとても多いため、気をつけてほしいと思います。
頑張ってください。応援しています。
Fuji
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オンライン英会話を続けている多くの方が同じような壁にぶつかっていると思います。
同じような相談を生徒様から受けることは多いですが、私はいつも下記のように回答しています。
「英語を話すことに慣れることができたら、オンライン英会話は止めて、次のステップに進んだほうがよい」
質問者様も感じている「これって英語力が上がっているのかな?」という点についてです。
多くのオンライン英会話では、講師は固定ではなく、毎回変わり、授業内容も毎回講師ごとに変わるため、生徒様の英語力を上げるために一貫した指導が提供される訳ではなく、バラバラの内容が30分ほど提供される形になります。
このような授業でできるのは、英語を話すことに慣れる、ということです。講師や授業がバラバラでも、ある程度継続することで、英語を話すことには慣れてくると思います。英語を話す機会があまりない日本で低コストで英語を話すことに慣れることができるというのは、これはこれで良いと思います。
ただ、そのあとにぶつかる壁が、「英語を話すことに慣れてはきたんだけど、今の自分の英語力って高くなってるのかな?ただ慣れてるだけなのかな?」という、まさに今回の質問内容になってきます。
全部が全部そうではないですが、多くのオンライン英会話では、1人1人の英語力をどう高めるかではなく、「ひとまず30分の授業の中でたくさん会話をしよう」「今日はこの熟語を使って話してみよう」というようなイメージで展開されます。どのように1人1人異なる英語力を伸ばしていくかということを考えて指導されている訳ではないため、英語力がどのように上がっているのかイメージができないというのは当然の悩みです。
そのため、現状のまま受け続けても、その悩みは解決されないどころか、より悩んでしまうことに繋がってしまうかと思います。
より英語力に繋がる形で自身で工夫してオンライン英会話を続ける、という方法を取ることもできますが、自分自身で工夫するというのは簡単なことではないため、慣れることができたあとは、しっかりと自身の英語力の成長に向き合ってくれる1人の講師の方に指導を受けるという次のステップに進んだ方が良いと私は思っています。
ただ、1人の講師から指導を受けるというのは費用が高くなるというデメリットがあります。あまり費用をかけることはできないということであれば、better than nothingという程度になりますが、リーズナブルなオンライン英会話を続けたほうがいいと思います。オンライン英会話を続けるという際には、英語力に繋がるようにどのように学ぶべきなのかという点を自分自身で工夫して取り組む必要があります。
オンライン英会話を続けることが目標ではなく、英語力を高めることが目標のはずです。それに繋がっていないと思うものを止める勇気も必要だと思います。
頑張ってください。応援しています。
Fuji
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TOEIC800点のレベル感としては、基本的な英文法を理解しており、ある程度の英文をざっくりと理解でき、早くなければ大体の内容のリスニングは理解できる、「そこまで難しい英語でなければ、大体は聞いたり、読んだりはできる」と言えるレベル感になります。
そのため、英語を使う仕事への転職、部署異動の際にも最低限のボーダーとして設けられている事が多いです。
多くの企業がTOEIC800点以上などのボーダーを設けているので、その点数を超えないことには部署異動や転職も進まないため、多くの方がひとまずの目標にしている点数でもあります。
それではTOEIC800点を超えることで実際に英語を使ってどれだけ仕事をできるかという点ですが、もちろん試験が苦手なだけで、実践的なスピーキングは得意という方もいるので一概には言えませんが、一般的には英語で仕事をスムーズに進めていくことはTOEIC800点を取ってもかなり難しいと感じるかと思います。
私の前職はTOEICのボーダーがあったので、同僚は基本的に全員TOEIC800点を超えていましたが、実際にTOEIC800点を超えることで英語を使いながら仕事を進めていけるかというと、大半の人が「そんなことはない、むしろそこからが始まり」という考えでした。これは900点を超えてもあまり変わりません。
そのため、私も指導の際には「できるだけ最短でTOEIC800点などの目標点数は達成し、仕事で英語を使うことができるように、実践的な英語に進んでいきましょう」と伝えています。
長い道のりですが、ひとまずはTOEIC800点を超えることを目標として取り組めればGoodだと思います。
Nice questionでした!目標点数を達成できるよう応援しております。
Fuji
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まず、800点までご自身で取れているというのは素晴らしいです。
そこから900点を超えるためにどのような勉強法をすべきかというご質問ですが、本来は点数だけでなく、どのような問題をどのように間違えているのか、という個別の状況に合わせて勉強方法は決めていく必要があり、絶対的にこう学ぶべき、という正解があるわけではないので、参考程度に見て頂けると幸いです。
基礎力が足りていない場合はもちろん取り組む必要はあるのですが、800点を超えている人と900点を超えている人を比べた時に、英語力の差はそこまでないことが多いです。900点を超える人の多くは、英語力が十分にあるだけでなく、TOEICの解き方、考え方を理解できていることが多いです。
例えば、Multipleのトリプルパッセージ1トピック5設問でも、なぜこの5問はこのような順序で並んでいるのか、3パッセージの英文量はそれぞれどの程度で、どのパッセージに絡む設問が多いのか、それはどのように判断できるのか、時間をかけさせようとしてくる設問をどのように判断し飛ばすことができるのか、などのような考え方です。
問題集をただ解いていくだけでなく、問題作成者側の意図を理解しながら解いていくことができると、答えはどのあたりに、どのようなキーワードで表現されるはず、ということがわかってくるはずです。英語力だけでなく、そのようなTOEICという試験に対する考え方は、いま感じている壁を超えていくための大きな武器になるはずです。
頑張ってください。応援しています。
Nice questionでした!
Fuji
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Fuji
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リスニング力は文法などとは異なり、短期的に向させるのが難しいスキルであることを理解しながら取り組むことがとても大切です。誰が取り組んでも時間がかかるものなので、焦らず、着実に取り組んでいきましょう。
もちろん個人差はありますが、現在、初級レベル、1日30〜60分の学習時間、ということですと、ネイティブとの会話で問題なく聞き取れるようになるためには数年取り組むことが必要になるケースが多いかと思います。
そして、リスニングは毎日取り組んでいたとしても、自分でハッキリと認識できるほど改善していくわけではないことも理解していてほしいです。認識できないほど小さな進化を毎日積み重ね、数年経って初めてその積み重ねを認識できるようなイメージになります。一歩一歩進んでいるうちは到達できるかわからなかったけれど、山頂に到達して初めてその高さを認識できる山登りと似ています。
これらを理解していないと、「毎日取り組んでいるのに全然レベルアップできない。モチベーションが上がらない。」となってしまいがちになります。
上記を理解しながら、記載頂いているような字幕付き映画を聞き続けていくのはとても良いと思います。ただ、繰り返しになりますが、毎日聞き続けることで、徐々に少しずつ良くなっていくようなスキルなので、長い目で見て、焦らず取り組んでいくことが大切です。
英語を聞き続けることでリスニング力が下がるということがないことは理解頂けると思います。「どれほど良くなっているかはわからないけれど、少しずつは良くなっているんだろうな」というようなマインドで取り組めるととても良いと思います。
そして、記載頂いているオンライン英会話ですが、オンライン英会話を続けることでリスニング力ももちろん徐々に強化されていきますが、どちらかというスピーキングに重きを置いた練習になるため、リスニングのみを集中して取り組んでいく練習と比べると、リスニング改善のためにはより時間がかかってしまう可能性があることは理解して進めていただきたいと思います。
より時間がかかったとしても、数年単位でオンライン英会話を続けることで、リスニング力だけでなく、スピーキング力も同時に高めていく、という方針で進めていくのは問題ないと思います。スピーキングも同時に取り組んでいくということは、より長い時間がかかる、ということを理解していることが大切です。そうでないと、「ちょっと始めたけど、効果を感じず、すぐに止めてしまった」ということが起こりがちになってしまいます。
リスニングのみに集中しながら練習を続けるか、スピーキングも同時に取り組んでいくか、正解があるわけではないので、ノリコさんがしっかりと考えて、ノリコさんにとって学びやすい方を選んでほしいと思います。
Fuji
既にある回答とは別の視点から、少し厳しくなるかもしれないですが回答させて頂きます。
個人差はあるので、kaiさんはスピーキングの方が得意ということもあるかと思いますが、TOEIC500点ほどのレベルからスピーキングに取り組むのは、文法、単語だけでなく、リスニングも含めて難しく感じる場面が多いかと思います。
もしも単語、文法、リスニングについて苦手意識がある場合、スピーキングの練習をしていても上記の問題が常に発生してしまい、スピーキング練習に集中できないということがよく発生します。
具体的には、スピーキング練習をしている際にわからない文法、単語が出てきてしまうケースや、相手の英語が聞き取れないケースなどです。
この状態でスピーキングを練習するのは、スピーキング力も効率的に上がっていかないため、時間、費用が余計にかかってしまい、時間をかけているのにスピーキング力が思ったより上がらないことでモチベーションが下がってしまうことがよくあります。
そのため、現状としては、単語、文法、リスニングの強化のために、TOEICの点数を上げることを目標にするのもよいと思います。具体的には700点以上を達成してからスピーキングに移ることができるとよりスムーズに取り組めるかと思います。
試験が苦手なだけで、スピーキングの方が得意な方もいるので、その場合は今回頂いているようにオンライン英会話などでスピーキングに取り組んでいく形でもGoodだと思います。
Fuji
ディクテーションはリスニング力を高めていくために取り入れられることが多いですが、気をつけてほしい点が3つあります。
1つ目は、リスニングの何が弱点なのかを明確にしてから取り組むことです。
リスニングの成績が悪いため、強化する必要があるということですが、一口にリスニング力を強化と言っても、リスニングの学習方法はディクテーション以外にも多くあるため、リスニング力の中でも何が原因で成績が悪くなっているのかをより明確にした上で学習方法を決めていく必要があります。
例えば、そもそも知らない発音、単語が多くて聞き取れない、ということが原因でリスニングの成績が悪くなっているのであれば、ディクテーションよりも、語彙力をメインで強化していく必要があります。
2つ目は、ディクテーションは非常に時間がかかる練習であるということです。
数ある練習方法の中でもディクテーションはかなり時間がかかってしまい、スキマ時間などではなかなか進めていくことが難しいです。
今回、リスニングの成績が悪い、と頂いているため、おそらく何か試験のようなものを受けるのではないかと思いますが、ディクテーションは学習に時間がとてもかかるため、試験日間近で取り組むような練習ではありません。
3つ目は、ディクテーションのやり方を誤ってしまうと、時間だけを費やしてしまう。
ディクテーションはしているが、能力に効果的に繋がる形で取り組めていないケースをよく目にします。ただでさえ時間がかかる練習にも関わらず、能力に繋がらない形で実施してしまうのは非常にもったいないです。
この点は1つ目に戻りますが、リスニングの中でも何が苦手なのか、という点にフォーカスして取り組み方を決めていく必要があります。
ディクテーションはかなり時間を費やす練習になりますので、取り組むという際には、できれば、過去の試験結果、どの問題をどのように間違えているか、などの結果とともに、英語講師の方に直接相談してみてほしいと思います。
頑張ってください。応援しています。
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学び方に絶対の正解はなく、それぞれの学習者の方にとって適した学び方がありますし、講師の方それぞれにとっての指導方法があるため、「こういう考え方もあるんだな」という程度に下記参考にして頂けると幸いです。
私の指導では単語帳は一切使いません。事前に単語帳で勉強をしている生徒様の場合は「もう使わなくていいです」と伝えます。もちろん私自身もTOEIC学習において単語帳を使ったことはありません。
単語帳を使う場合、下記のような勉強のステップになります。
・単語帳で単語を覚える→問題集を解く→わからなかった単語を覚える
単語帳を使わない場合は下記のようになります。
・問題集を解く→わからなかった単語を覚える
単語帳を使っても使わなくても、問題集を解いていく中でわからない単語を覚えることになります。その中で、なぜわざわざ単語帳で単語のみを覚えるという1ステップを余分に加えるのか、私としてはその1ステップを非効率に感じてしまいます。
単語テストを受けるなら単語帳で単語のみを覚える、という勉強法は効率的だと思いますが、もちろんTOEICは単語テストではありません。それ以上に勉強しなければならない大事なことはたくさんあります。
これらのことを踏まえて、単語帳で勉強する理由をご自身でしっかりと持って進められるのは全く問題ありません。
ただ、「とりあえず単語帳」という考え方で進めてしまう方も少なくないため、単語帳で学んでいくという際にも、単語帳がなぜ大事なのか、どれだけTOEICの点数を高めてくれそうなのか、これらを明確にした上で学習を進めてほしいと思います。
「単語帳は頑張ってやってきたが、点数はなかなか伸びない」という学習相談はとても多いため、気をつけてほしいと思います。
頑張ってください。応援しています。
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オンライン英会話を続けている多くの方が同じような壁にぶつかっていると思います。
同じような相談を生徒様から受けることは多いですが、私はいつも下記のように回答しています。
「英語を話すことに慣れることができたら、オンライン英会話は止めて、次のステップに進んだほうがよい」
質問者様も感じている「これって英語力が上がっているのかな?」という点についてです。
多くのオンライン英会話では、講師は固定ではなく、毎回変わり、授業内容も毎回講師ごとに変わるため、生徒様の英語力を上げるために一貫した指導が提供される訳ではなく、バラバラの内容が30分ほど提供される形になります。
このような授業でできるのは、英語を話すことに慣れる、ということです。講師や授業がバラバラでも、ある程度継続することで、英語を話すことには慣れてくると思います。英語を話す機会があまりない日本で低コストで英語を話すことに慣れることができるというのは、これはこれで良いと思います。
ただ、そのあとにぶつかる壁が、「英語を話すことに慣れてはきたんだけど、今の自分の英語力って高くなってるのかな?ただ慣れてるだけなのかな?」という、まさに今回の質問内容になってきます。
全部が全部そうではないですが、多くのオンライン英会話では、1人1人の英語力をどう高めるかではなく、「ひとまず30分の授業の中でたくさん会話をしよう」「今日はこの熟語を使って話してみよう」というようなイメージで展開されます。どのように1人1人異なる英語力を伸ばしていくかということを考えて指導されている訳ではないため、英語力がどのように上がっているのかイメージができないというのは当然の悩みです。
そのため、現状のまま受け続けても、その悩みは解決されないどころか、より悩んでしまうことに繋がってしまうかと思います。
より英語力に繋がる形で自身で工夫してオンライン英会話を続ける、という方法を取ることもできますが、自分自身で工夫するというのは簡単なことではないため、慣れることができたあとは、しっかりと自身の英語力の成長に向き合ってくれる1人の講師の方に指導を受けるという次のステップに進んだ方が良いと私は思っています。
ただ、1人の講師から指導を受けるというのは費用が高くなるというデメリットがあります。あまり費用をかけることはできないということであれば、better than nothingという程度になりますが、リーズナブルなオンライン英会話を続けたほうがいいと思います。オンライン英会話を続けるという際には、英語力に繋がるようにどのように学ぶべきなのかという点を自分自身で工夫して取り組む必要があります。
オンライン英会話を続けることが目標ではなく、英語力を高めることが目標のはずです。それに繋がっていないと思うものを止める勇気も必要だと思います。
頑張ってください。応援しています。
Fuji
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TOEIC800点のレベル感としては、基本的な英文法を理解しており、ある程度の英文をざっくりと理解でき、早くなければ大体の内容のリスニングは理解できる、「そこまで難しい英語でなければ、大体は聞いたり、読んだりはできる」と言えるレベル感になります。
そのため、英語を使う仕事への転職、部署異動の際にも最低限のボーダーとして設けられている事が多いです。
多くの企業がTOEIC800点以上などのボーダーを設けているので、その点数を超えないことには部署異動や転職も進まないため、多くの方がひとまずの目標にしている点数でもあります。
それではTOEIC800点を超えることで実際に英語を使ってどれだけ仕事をできるかという点ですが、もちろん試験が苦手なだけで、実践的なスピーキングは得意という方もいるので一概には言えませんが、一般的には英語で仕事をスムーズに進めていくことはTOEIC800点を取ってもかなり難しいと感じるかと思います。
私の前職はTOEICのボーダーがあったので、同僚は基本的に全員TOEIC800点を超えていましたが、実際にTOEIC800点を超えることで英語を使いながら仕事を進めていけるかというと、大半の人が「そんなことはない、むしろそこからが始まり」という考えでした。これは900点を超えてもあまり変わりません。
そのため、私も指導の際には「できるだけ最短でTOEIC800点などの目標点数は達成し、仕事で英語を使うことができるように、実践的な英語に進んでいきましょう」と伝えています。
長い道のりですが、ひとまずはTOEIC800点を超えることを目標として取り組めればGoodだと思います。
Nice questionでした!目標点数を達成できるよう応援しております。
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まず、800点までご自身で取れているというのは素晴らしいです。
そこから900点を超えるためにどのような勉強法をすべきかというご質問ですが、本来は点数だけでなく、どのような問題をどのように間違えているのか、という個別の状況に合わせて勉強方法は決めていく必要があり、絶対的にこう学ぶべき、という正解があるわけではないので、参考程度に見て頂けると幸いです。
基礎力が足りていない場合はもちろん取り組む必要はあるのですが、800点を超えている人と900点を超えている人を比べた時に、英語力の差はそこまでないことが多いです。900点を超える人の多くは、英語力が十分にあるだけでなく、TOEICの解き方、考え方を理解できていることが多いです。
例えば、Multipleのトリプルパッセージ1トピック5設問でも、なぜこの5問はこのような順序で並んでいるのか、3パッセージの英文量はそれぞれどの程度で、どのパッセージに絡む設問が多いのか、それはどのように判断できるのか、時間をかけさせようとしてくる設問をどのように判断し飛ばすことができるのか、などのような考え方です。
問題集をただ解いていくだけでなく、問題作成者側の意図を理解しながら解いていくことができると、答えはどのあたりに、どのようなキーワードで表現されるはず、ということがわかってくるはずです。英語力だけでなく、そのようなTOEICという試験に対する考え方は、いま感じている壁を超えていくための大きな武器になるはずです。
頑張ってください。応援しています。
Nice questionでした!
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