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英語のハノンの効果的な使い方!初心者からできる徹底勉強法

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英語勉強法のプロNaoki

海外経験なしで30代後半から英語をやり直し、TOEIC®︎980点、英検®︎1級を取得。外資系企業勤務経験あり。現在は英語講師、英語コーチ、英日翻訳者として活動中。ほぼ独学で英語を学習したため、様々な英語学習法に精通。得意分野は大学受験英語、TOEIC®︎、英検®︎、ビジネス英語等。「正しいやり方で学習を継続すれば、英語はできる」をモットーに現在も効果的な英語学習法を日々研究中。

英検1級、TOEIC990点を超えて英語を楽しむブログ

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英語の勉強では、どのような課題や挫折がありましたか?

中高の英語学習で文法は理解していました。結果としてTOEIC®︎、英検®︎等の試験ではそれなりのスコアは取れましたが、英語の4技能中ではスピーキングに一番苦手意識を持っていました。

加えてリスニングもネイティブに近い実践的なスピードで話されると上手く聞き取ることができないという課題がありました。ツイッターで英語のハノンの著者の横山雅彦先生をフォローしていて、英語のハノンという本を出されることを聞き、スピーキング力をアップさせるために英語のハノンのトレーニングを始めました。

英語のハノンの副題の「スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル」という謳い文句にも魅かれました。

この英語勉強法を試してみて、どのような効果がありましたか?

約1年半かけて英語のハノンの初級を16周しました。

英語のハノンをやって一番効果を感じたのは、考えてから発話するまでの時間が大幅に短くなったことです。今まで知識として知っていたけれど実際のスピーキングで上手く使えなかった分詞構文も自在に使えるようになりました。

加えてリスニングにも良い影響があり、英語のハノンの音声はスローとナチュラルスピードの2種類がありますが、ナチュラルスピードで練習を続けたことで、速いスピードで話されるリスニングも難なく聞き取れるようになりました。

Naokiが実践した
英語勉強法

  1. A yellow balloon.STEP
    01

    「英語のハノン初級 スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル」を用意する

    英語のハノンを教材として選んだ理由は、

    ・ハノンの構成は学校で習った英文法をベースに構成されているので中高で英語を学んだ人にとって取り組みやすい
    ・1つのUNITがいくつかのドリルで構成されている
    ・1つのドリルが5文なので取り組みやすい
    ・易しい内容から徐々に難しい内容に移行するので学習しやすい
    ・1つのドリルにスロースピード、ナチュラルスピード両方の音声があるので、初心者から上級者まで学習できる
    ・例文、音声のクオリティーが他書と比較して高い
    ・文法を概念的なものでなく、スピーキングに紐づけて実践的なものとして理解できる

    ためでした。

    実際に英語のハノンをやってみて感じたのが、文字で見れば簡単な英語がなかなかスムーズに口から出てこないということです。最初はドリルがスムーズにこなせませんでしたが、難しいところは1日1ドリルだけに絞って練習するようにしたらスムーズに学習することができました。

  2. A yellow balloon.STEP
    02

    英語の土台となる品詞と英音法を学ぶ

    全てのUNITの中で一番重要なのがUNIT0で記載されいている「品詞と英音法」でした。品詞に関しては2ページの説明ですが、品詞をしっかりと理解することでその後のUNITの文法の説明がスムーズに理解できますので、きちんと理解するようにしました。

    次に英音法について学びました。英音法は文法を使って作った文を音にする時の法則ですが、英音法を知らないといくら文法を学んでも英語を聴きとることも話すこともできませんので、まずは英音法をしっかりとマスターするよう心がけました。

    英語のハノンで学ぶ英音法は、

    ・リンキング(連結)
    ・アシミレーション(同化)
    ・フラッピング(弾音化)
    ・エリジョン(脱落)
    ・ウィークニング(弱音化)
    ・ネイザルリリース(鼻腔開放)

    です。

    それぞれの英音法については1ページから2ページの説明ですので、初心者の方でも理解しやすいと感じました。英音法のドリルは全部で15ありますので、音声と同じように発音できるまで繰り返し練習しました。英音法のドリルは1度だけやるのではなく、他のドリルと並行して何度も練習するのが良いと思います。

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    品詞と英音法は全てのUNITの中で一番重要ですので、飛ばすことなくきちんと練習してみましょう。また他のUNITを学習している時に復習するとより身につきやすいです。

  3. A yellow balloon.STEP
    03

    英語の縦軸になる基本構造(5文型)を習得する

    Unit1からUnit5を通じて、英語の縦軸となる5文型について学習しました。学習の手順としては

    ①ドリルの最初の文法の解説を読む
    ②ドリルを解く

    という形で進めました。

    英語のハノンはスピーキングの本ですが、文法の解説も簡潔で分かりやすく書かれています。ドリルを始める前に文法の解説をしっかりと読むようにしました。

    ドリルは文に新たな語句を次々に代入するConsecutive Drill(連続ドリル)と指示にしたがって文を変換するOne-Step/Two-step/Three-step(1段階/2段階/3段階ドリル)の2種類があります。

    進める際には以下に気をつけて学習を行いました。

    ・最初は開本(テキストを見た状態)で練習して、慣れてきたら閉本(テキストを見ない状態)で練習しました。
    ・音声はスロースピードとナチュラルスピードの2種類があります。最初はスロースピードで練習し、慣れてきたらナチュラルスピードに移りました。(上級者の方は最初からナチュラルスピードでも大丈夫です。)
    ・ポーズの間に全ての文が変換できるまで繰り返し練習しました。

    閉本した状態かつナチュラルスピードで、ポーズの間に全ての文を変換できるようになったら次のステップに進みました。

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    ナチュラルスピードでのトレーニングが難しい場合は最初はスロースピードの音声のトレーニングだけでも良いと思います。2回目以降にナチュラルスピードで練習して下さい。

  4. A yellow balloon.STEP
    04

    全ての文型に共通する英語の横軸を学習する

    Unit6からUnit19までは英語の横軸となる文法項目(疑問詞、受動態、現在完了形、不定詞、分詞)について学習しました。

    学習の手順はSTEP-03と同じですが、扱われる文法項目が難しくなりますので、1ドリルずつ確実にこなすようにしました。

    Unit6,7の疑問詞はドリルの数も多いので特に時間をかけました。Unit13~Unit19の不定詞、動名詞、分詞は1文が長いので、リテンション(記憶保持)が大変だと思いますので、開本でしっかりと練習してから閉本のトレーニングに移りました。

    1度の練習ではスムーズにできないドリルが多くなってきますので、日を変えて何度も練習するようにしました。

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    著者の横山雅彦先生は「英語のハノンは速習する本ではありません。1日1ドリルで良いので時間をかけてトレーニングして下さい。」とおっしゃっています。早く先に進みたい気持ちを抑えて、1つ1つのドリルを確実にするようにしましょう。

  5. A yellow balloon.STEP
    05

    慌てて中級に進まず、英語のハノンの初級を繰り返し練習する

    英語のハノンは初級、中級、上級の3冊がありますが、私自身は初級を終えた後すぐに中級に進まず、初級を繰り返し練習しました。なぜなら中級、上級では

    ・初級はS,Vが1つしかない単文のトレーニングだけですが、中級、上級はS,Vが2つ以上含まれる複文のトレーニングになる
    ・ナレーターの読み上げスピードが初級よりかなり速い

    ので初級を1度やっただけで中級、上級に進むと挫折する確率がかなり高くなります。

    私自身は初級を5,6回繰り返し練習した後中級に進みましたが、それでも中級は大変でした。ちなみ初級を1周するのに7か月かかりました。

    かなり時間がかかっているように思われるかもしれませんが、1通り完璧にするにはこれくらいの時間はかかります。現在は15周しているので、初級の例文はほぼ覚えています。

    初級をきちんとマスターするだけでも実践的な英会話力がつきますので、じっくりと時間をかけてトレーニングして下さい。

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    英語のハノンは上級者(英検1級、TOEIC900点以上)でも初級から始めることをお勧めします。著者の横山雅彦先生も最初から中級ができるのは同時通訳者ぐらいだとおっしゃっていました。

    英語のハノン中級、上級で学習するのは接続詞、比較級、関係詞、仮定法等ですが、and,butで文章をつないだり、関係詞の文は2文に分ければ会話はできます。

    初級をきちんとマスターするだけでも実践的な英会話力は身につきますので、焦らず初級をしっかりと学習しましょう。

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