このカリキュラムの作成者
Summer
TOEFL®iBT 100点。英語講師歴10年。青年海外協力隊参加後、英国大学院に留学。国際教育学修士を取得し、UNESCO(国連教育科学文化機構)にてエジプトの教育事業、JICAでスリランカの開発事業に従事。ドイツで出産、子育て。アドラー心理学を学び、英語を使って仕事や生活をする人たちを応援したく英語コーチングに従事。
ぽにょこさんのカリキュラム
このカリキュラムの作成者
Summer
TOEFL®iBT 100点。英語講師歴10年。青年海外協力隊参加後、英国大学院に留学。国際教育学修士を取得し、UNESCO(国連教育科学文化機構)にてエジプトの教育事業、JICAでスリランカの開発事業に従事。ドイツで出産、子育て。アドラー心理学を学び、英語を使って仕事や生活をする人たちを応援したく英語コーチングに従事。
弱点を詳しく説明すると・・・
ぽにょこさん、カリキュラムのお申し込みありがとうございます。 診断内のテストを確認させて頂くと、単語単位での聞き取りがしっかりと行えているのは素晴らしいですね。英語の文章をたくさん読んだり、聴いたりするご経験をたくさん積まれてきたぽにょこさんなので、今回のテストでもいくつかの語彙の聞き取りや、意味の理解ができていたのだと思います。 単語レベルでは聞き取れている一方で、英語の文章になると正しく聞き取れないことがあるようです。書かれた文を読むとわかるけど、リスニングになると聞き取れないことがあるのではないでしょうか? 日本人が英語を学ぶような母語とは異なる第二の言語を学ぶ上での理論となる「第二言語習得論」においては、リスニングは「聞こえてきた音を認識する音声知覚」をまず行い、その上で「言語の内容を理解する意味理解」のステップに移ります。 英語の文章は、音声化されると、単語同士の音がつながったり、一部の音が消えたりするため、単語の羅列として頭の中で読んでいる時とは違う音になってしまうのです。日本語も話すときに、「わたし の なまえ は サマー です」というように、一語一語、ぶつぶつ切りながら話したりしないですよね。それと同じように英語も、My name is Summer. という文でも 「マイネーミズ」までは一息で、そしてSummerという名前のところで、ほんの少し間をあけて名前を強調して話します。 そのため、単語単体で発音と意味を覚えていても、音声変化があるために知っている単語も聞き取れない、ネイティブが話すような自然な英語で話せないという事が発生するのです。 ぽにょこさんの場合、文章として音声化されるときの音声変化の理解が足りず、英会話の上達を邪魔してしまっているようです。
「今」身につけるべきスキルとは?
まずは、音声変化のパターンを身につけましょう。診断結果でも出ていたように、以下のような基本的なパターンを習得しましょう。 1. 連結 : 音同士が繋がる。(例) keep out, half of it 2. 同化 : 音同士が繋がり音が変化する。(例) could you, miss you 3. 脱落 : 一部の音が発音されなくなる。(例) sit down, take care 4. ら行化 : TやDが「ら行」の音に変化する。(例) water, check it out 5. 弱形 : 代名詞や冠詞などの単語が弱く、短く発音される。(例) look at her, things like that 実は、英語は「自分の発音できる音」しか「聞き取ることができない」という性質を持っています。逆を言うと、ぽにょこさんが、これらのパターンで英語の文章を音声化することができるようになれば、聞き取れるようになるということです。
音声知覚を体系的に鍛えることができるからです。母音、子音の発音、音声変化のルールを徹底的に学んだ上で、たくさんのシャドーイング教材が入っているので練習量も積むことができます。
この教材を使ったカリキュラム
カリキュラム期間
3か月
1日の勉強時間
30分/日
STEP
01
主要な発音の違いをマスターする
英語には、似ている音、紛らわしい音がたくさんあります。それぞれの発音の仕方の詳細を習得し、細かい音の違いも聞き分けられるようにしましょう。
STEP
02
音声変化のパターンを習得する
音声変化のパターンの特徴を理解し、音源をよく聞いて真似して同じように言えるように何度も練習しましょう。
STEP
03
シャドーイング教材をよく聞きながら、小さな声でまねして言う
以降は、「英語シャドーイング100本ノック」Step3の音声教材を使っていきます。まずはモデル音声を聞きながら、もごもご小さな声で真似して言ってみましょう(マンブリング)。
STEP
04
右ページの音声変化のつけ方、抑揚についての解説を熟読する
マンブリングをしながら、テキスト右側の解説ページをよく読んで、どのように音が変化するのか、上下の抑揚をつけるのかを理解しましょう。
STEP
05
語彙・フレーズを確認する
理解があいまいな単語やフレーズについてはここでじっくり確認しましょう。
STEP
06
シャドーイングする
モデル音声を聴きながら、テキストを見ずに少し後から追いかけるように一語一句言ってみましょう。
STEP
07
オーバーラッピングする
今度はモデル音声とぴったり合うように言えるまで何度も練習してみましょう。
STEP
08
音読する
モデル音声を再生せず、ここまで学んだ音声化の特徴を最大限生かして、音読してみましょう。モデル音声のように言えるようになったら完成です。
STEP
09
3-8を繰り返す
1つのスクリプト(話)につき、2-3日かけてじっくり完成させるというペースでよいと思います。1日たつと忘れてしまうことも多いので、知覚を鍛えるために2-3日かけて定着させていくことがおすすめです。
STEP
010
要約を英語で言ってみる
もし余力があれば、学んだスクリプトについて、自分の言葉も交えて要約してみましょう。シンプルでよいので英語で説明することができたら、意味理解がしっかりと深まっている証拠です。
ぽにょこさん、ここまで読んでいただきどうもありがとうございます。 ぽにょこさんはすでにシャドーイングのご経験もおありのようなので、今までのご経験も生かしながら、是非一度体系的に英会話力を鍛えていきませんか? ご存じの通り、リスニングを中心とした英会話力強化にはシャドーイングが一番有効で、また毎日コツコツと積み重ねることで一番結果が出やすい、かつ実感しやすい分野です。 一方でリスニングをある程度上げていくまでは、トレーニングをやめてしまうと簡単に下がっていってしまう分野でもあるので、「知覚」の筋トレと思って取り組んでいくとやりやすいかもしれないですね。 ぽにょこさんの学習を心から応援しています!