14歳時、英公的機関ブリティッシュ・カウンシルの奨学金により、英ゴスフィールドにあるボーディング・スクールへ1か月間、人生初の留学。翌年中学校卒業後またすぐ渡英し、別のボーディング・スクールを経て、ロンドン大学クイーン・メアリー校へ進学・卒業。同校卒業直前にCELTA (Certificate in Teaching English to Speakers of Other Languages) を取得し、帰国後はIELTS™をメインに指導。その他にも、英検®1級、TOEFL® iBT120点、ETS公式TOEFL® iBT Propellワークショップ修了、IDP公式IELTS™教員研修修了(日本第一号)。旅行・写真・読書などが趣味です。
IELTSのスピーキングは、「正解」を試験官は求めている訳ではないため、ご質問のような空想・仮定の話をしても全く問題ありません。空白になって何も答えなかったり、「あー」「うー」と言った答えにつまる時間をなるべく少なくすることが最優先です。「実際には行っていないところについて(行ったことがあるという設定で)話す」というような空想の話で空白を埋める弱点があるとすれば、空想であるが故、必然的に話の一貫性を保つことや、話をふくらまし続けるのが困難になってしまう可能性がある点です。
よって、「なぜ答えられないのか」を正直に答える、というのも有効です。例えば「あなたの国ではどのような人が有名になりますか?」といった質問だった場合、大半の受験者は、その実際の答えを知る由もないはずです。「スポーツ選手であろうか…または芸能人だろうか…いや、そもそも芸能人って英語でなんて言うんだろう…」などと悩んで答えに詰まるような事態を最も避けたいですし、逆に'I'm not entirely sure, but entrepreneurs, maybe?'(「完全な確信はありませんが、実業家ですかね?」)というような出だしではじめ、その後は「少なくとも昔と比べれば有名な実業家が増えたように思います。理由は不明ですが、起業が法的により簡単になったのかもしれないですね。」とか、「でも実際のところは私は有名人にあまり関心がないので、わからないです。テレビも持っていませんし、自分の興味のある記事しかスマートフォンで読まないので、社会の他の人が何に興味があるのか、あまり知りません。」でも構いません。実際に調べてみて、例えばそのような起業をしやすくする法改正などがなかった、という理由で減点になる、というようなことはあり得ませんので、その辺りは心配する必要はありません。
もう1つご質問にあったフィラーももちろん有効ですが、それよりもこのように、正直に「本当の正解が分からない理由」を答えている方が自然ですし、他の受験者と被る可能性も低いので、おすすめです。逆にフィラーはどうしても(IELTSの嫌う)「暗記感」がでてしまう場合も少なくないため、使いすぎには注意が必要です。
14歳時、英公的機関ブリティッシュ・カウンシルの奨学金により、英ゴスフィールドにあるボーディング・スクールへ1か月間、人生初の留学。翌年中学校卒業後またすぐ渡英し、別のボーディング・スクールを経て、ロンドン大学クイーン・メアリー校へ進学・卒業。同校卒業直前にCELTA (Certificate in Teaching English to Speakers of Other Languages) を取得し、帰国後はIELTS™をメインに指導。その他にも、英検®1級、TOEFL® iBT120点、ETS公式TOEFL® iBT Propellワークショップ修了、IDP公式IELTS™教員研修修了(日本第一号)。旅行・写真・読書などが趣味です。
IELTSのスピーキングは、「正解」を試験官は求めている訳ではないため、ご質問のような空想・仮定の話をしても全く問題ありません。空白になって何も答えなかったり、「あー」「うー」と言った答えにつまる時間をなるべく少なくすることが最優先です。「実際には行っていないところについて(行ったことがあるという設定で)話す」というような空想の話で空白を埋める弱点があるとすれば、空想であるが故、必然的に話の一貫性を保つことや、話をふくらまし続けるのが困難になってしまう可能性がある点です。
よって、「なぜ答えられないのか」を正直に答える、というのも有効です。例えば「あなたの国ではどのような人が有名になりますか?」といった質問だった場合、大半の受験者は、その実際の答えを知る由もないはずです。「スポーツ選手であろうか…または芸能人だろうか…いや、そもそも芸能人って英語でなんて言うんだろう…」などと悩んで答えに詰まるような事態を最も避けたいですし、逆に'I'm not entirely sure, but entrepreneurs, maybe?'(「完全な確信はありませんが、実業家ですかね?」)というような出だしではじめ、その後は「少なくとも昔と比べれば有名な実業家が増えたように思います。理由は不明ですが、起業が法的により簡単になったのかもしれないですね。」とか、「でも実際のところは私は有名人にあまり関心がないので、わからないです。テレビも持っていませんし、自分の興味のある記事しかスマートフォンで読まないので、社会の他の人が何に興味があるのか、あまり知りません。」でも構いません。実際に調べてみて、例えばそのような起業をしやすくする法改正などがなかった、という理由で減点になる、というようなことはあり得ませんので、その辺りは心配する必要はありません。
もう1つご質問にあったフィラーももちろん有効ですが、それよりもこのように、正直に「本当の正解が分からない理由」を答えている方が自然ですし、他の受験者と被る可能性も低いので、おすすめです。逆にフィラーはどうしても(IELTSの嫌う)「暗記感」がでてしまう場合も少なくないため、使いすぎには注意が必要です。