英単語はもちろんのこと、英会話において「英熟語」（句動詞）も学ぶことは、極めて重要です。

英単語は目的に合わせて学ぶ必要があり、例えばビジネス目的であれば「revenue」（収益）、「assets」（資産）「liability」（負債）などの単語は、財務報告やビジネス会議で頻繁に使用されるため、これらの単語を集中的に覚える必要があります。

また、動詞と前置詞または副詞が組み合わさって新たな意味を持つ「英熟語」も合わせて習得する必要があります。

英熟語の一例として、例えば「look up」が「調べる」という意味になります。

英単語や英熟語を知らずに意味を推測することは非常に困難な場合もあり、これらの英単語・英熟語を理解しておくことで、会話の流れをスムーズに追いやすくなり、正確な理解と適切な反応が可能になります。

コロケーションとは、よく使われる英単語の組み合わせや、ネイティブスピーカーにとって自然に聞こえる単語のつながりです。

以下は、動詞と目的語を組み合わせたコロケーションの一例です。

1. 1. take a shower : シャワーを浴びる
2. 2. make up one's decision : 決断をする
3. 3. catch a cold : 風邪をひく

また、以下のように形容詞と名詞の組み合わせもあります。

1. 1. strong coffee : 濃いコーヒー
2. 2. heavy rain : 強い雨
3. 3. clear sky : 晴れた空

コロケーションを理解すると、文脈から次にどのような単語が来るかを予想したり、聞き取れない単語を補完したりすることができます。

例えば、'I need to ___ my mind' という文が聞こえた場合、'make up' を使うことで、「決断をする」という意味を持つコロケーションだと推測できます。

イディオムは慣用句とも呼ばれ、複数の単語が組み合わさることで、もともとの意味とは異なり、比喩的な意味を持つフレーズのことです。

たとえば以下のような例があります。

1. 1. break the ice : 社交的な場で緊張をほぐす
2. 2. hit the nail on the head : 正確に言う、的を射る
3. 3. cost an arm and a leg : 非常に高価である

とりわけ、英語のイディオムは文化や歴史的な由来を持つため、初めて聞くと意味が想像しづらいものもあります。そのため、意味だけでなく、由来も一緒に学ぶと覚えやすいでしょう。

イディオムの理解を深めることで、よりネイティブの自然な言葉遣いを理解し、話す力が上達します。